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子どもが手放さない”安心毛布”。洗濯したいママの必殺技は?

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「ライナスの毛布」という言葉をご存知ですか? 人が特定のモノに執着していることを表したもので、スヌーピーでおなじみのマンガ『ピーナッツ』に登場する男の子・ライナスがいつも同じ毛布を握りしめていることが由来なのだそう。ほかに「安心毛布」や「ブランケット症候群」などの名前で語られることもあります。
ママスタコミュニティにも「ライナスの毛布」を手放さない我が子についての悩みが寄せられました。毛布への執着心もそうですが、衛生面や歯並びへの影響が気になっているようです。

「洗濯すると泣く」子が続々!思い切ってカットしてみては?

『1歳4ヶ月の息子には大好きなブランケットがあり、寝るときも起きているときも口の中に詰め込んでかじっています。週一で洗濯はしているのですが、やはり衛生面が気になります。昼間はつねにかじっているわけではないのですが、洗濯していることがバレると泣きます。半分に切って2枚にして交互に洗濯しようかと思いましたが、毛布を切ると端からほつれてきますよね?
いっそのこと、捨ててしまおうかと悩んでいます。それともほおっておくべきでしょうか? このままにしておくと歯並びなどにも影響が出ないか不安です』

洗濯をするとお気に入りの匂いが消えるために嫌がる子もいると聞きますが、息子さんは匂いについては平気なよう。ただ洗濯をすると、乾くまでの手元にない時間が耐えられないようです。交換用に同じブランケットを探したももの、すでに売っていなかったとのことでした。
執着心の強さに差はあるかもしれませんが、小さいころにお気に入りだったモノがある人も少なくないでしょう。タオルだったりぬいぐるみだったりと、とくに小さな子どもにとっては「あることで安心感を得られる、お守りがわり」のようです。

「我が子もまったく同じだった」という家庭は意外とあるようで、ほかのママたちからも体験談が寄せられました。

『うちもお気に入りの毛布があって手放さず、半分に切って洗濯していたよ。幼稚園に通い出したら困ると思ってその半分を→さらに半分→さらに半分とちょっとずつ小さくして、幼稚園入園前には名刺サイズに。そこから「もうなくてもだいじょうぶ」と卒業した』

『うちも赤ちゃんのころからお気に入りのブランケットが手放せず、今2歳を過ぎました。以前は「これさえあれば寝つきもいいし、助かる」と思っていたのですが、同じように洗って干しているところを見ると大泣きされるのでなかなか洗えず。今は朝に洗濯をしてお昼寝の時間までに乾くように、娘に見えないようタオルで目隠しして干しています。洗濯機に入れるときもタオルにくるみ、娘の気がテレビなどにそれた瞬間を見計らっています』

『出産祝いにもらって以来使っている、ブランケット。手放せなくなったまま、今7歳です。ないと騒ぐので洗濯が大変だけど、見つからないようにサッとしています。同じのを見つけて買ったけど、手触りで違うものだとすぐバレちゃってダメだった』

『同じく! 口に入れて寝ていた! 今は5歳。私は半分に切って、端を縫いました。これで洗濯できると思ったら、片方しか気に入らなくて(笑)。洗濯したときは気がそれるように外出したり、「今お洗濯中だからね」とお気に入りじゃないほうを渡してた』

「なかなか洗濯できない」という悩みは、どの家庭も共通するようですね。同じものを購入しても気に入ってくれるとはかぎらないようなので、やはり同じものを複数枚にカットしてしまうことが子どもにとっても受け入れやすいのかもしれません。

我が子に安心感を与えてくれる”お守り”。大事にしてあげて

さて投稿主のママさんのもうひとつの心配ごとが、「歯並び」です。

『今4歳の娘がお気に入りの毛布を噛み噛みしながら寝るようになったので、3歳児検診で相談したよ。ちょっと出っ歯気味だったこともあって、「出っ歯になるから、なるべく早くやめさせたほうがいい」と言われたけど「無理にやめさせるとチックなど、ほかに影響が出るかもしれない。なるべく自然に」とも』

『歯医者さんで「少し前に出ているね」と言われたときに、毛布の話をしました。でも先生には「あまり関係ないよ」って言われました。今は普通の噛み合わせです』

ほかにも「虫歯はできたけど、歯並びは異常なしです」「歯並びは、全然だいじょうぶだったよ」などの声が。それほど心配しなくてもよいようですが、念のため歯科検診などに行った際に歯医者さんに聞いてみるとよいかもしれませんね。

子どもが毛布などに執着する理由を以前は「愛情不足」とする意見もあったようです。しかし次第に「子どもの成長過程のひとつ」とされるようになったとか。無理に取り上げるのは子どもを不安にさせるだけ、とも。ほかに興味が移ることで、しぜんとモノから離れられることもあるそうです。お洗濯をするママにはご苦労があるでしょう。でも我が子にとっての”お守り”と考えて、無理やり引き離すのではなく子どもが自然に卒業できるまで見守ってあげてはいかがでしょうか?

文・鈴木麻子 編集・しのむ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
お気に入りの毛布