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【ケース6】結婚・出産で幸せなはずなのに、子どもの頃の寂しい気持ちが消えない #毒親日記

子どもの頃の私は、いつも寂しい気持ちと不安でいっぱいでした。

父はいつも家にいませんでした。母は専業主婦でしたが、いつも高齢の実父母、義父母のお世話に行っていました。今でいう介護と育児のダブルケアです。大変だったのかもしれないけど、母はいつも私たちに対してヒステリックでした。

お誕生日を皆でお祝いした記憶はありません。「おめでとう」と家族で言葉をかけ合ったことすらありません。クリスマスも家族で揃ったことはないしプレゼントを貰ったこともない。友達が羨ましかったです。

こんな調子だったので、私は思春期には家に帰らなかったり、タバコを吸ったりしてしまいました。

母を悲しませていたので自業自得ですが、高校生になってからはずっと監視されていました。友達といる時も電話がきたり、勉強してるのか確認するために突然部屋に来たり、隠していたタバコがベッドに粉々にばら撒かれていたり。

私が悪いとわかっていても、頭が狂いそうでした。

子どもたちは中学生になり、だんだん私の手を離れるようになりました。

いつも良い子でいようと必死だった。
寂しくても言えないし、不安な気持ちも一人で我慢していた。
寝る時も一人ですごく寂しかった。

まさかこの寂しい気持ちがまだ私にあったなんて。

折に触れて実母へすがりたくなる私の心。この気持ちが消えてなくなる日は来るのでしょうか?

 

脚本・しらたまよ イラスト・水戸さゆこ

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