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SNSの間違った医療情報に惑わされないで!「#インスタ医療団」とは

doctor pointing at smartphone
子どもの突然の体調不良やアレルギーなどの慢性的な病気のこと、ワクチンについてなど不安に思って、SNSで調べたりすることもあるのではないでしょうか。でもそれは本当に正しい情報なのか、不安になったことはありませんか?

それって本当?SNSには間違った医療情報も

SNSは誰でも簡単に発信できるという利点もありますが、投稿者やその投稿が信頼できるかどうかわからないという欠点もあります。しかし、子どもの病気などで不安な気持ちのときに、信頼性の低い情報や間違った情報を見ても、正しい情報かどうか判断できないかもしれません。
子どもが病気になった原因や病気が治らない理由を探して検索していると、たとえ間違っていても答えを見つけたと思って信じてしまうこともあるでしょう。

SNSの投稿の中には偏った情報もあり、過剰なステロイド嫌悪や行き過ぎた自然派育児による「ワクチン不要」などといった、医療関係者ではない方の科学的根拠のない考え方なども見られます。

間違った医療情報はママや子どもの生死に関わることもある

日本でも間違った医療情報をもとに行った医療行為で赤ちゃんが亡くなるという事件も起きています。

日本では09年に生まれた女児に、山口市の助産師が必要なビタミンKを与えずホメオパシーで使う錠剤を投与し、ビタミン欠乏性出血症で死亡させたとして、母親が助産師に損害賠償訴訟を起こした。

K2シロップとは赤ちゃんに不足しがちなビタミンKを補い、ビタミンK欠乏性出血症を防ぐことを目的に投与されるものです。ビタミンKが不足すると、出血しやすくなり、血便が出たり、頭の中で出血して重い障害が残ったりすることもあります。日本ではビタミンK2シロップを3回投与することが推奨されています

SNSでは他にも副反応や添加物を理由にワクチン反対の書き込みが多数あります。
細菌性髄膜炎や肺炎球菌感染症などの重い感染症などでは、ワクチンで重篤化や感染自体を防ぐことができます

また、風疹は予防接種を受けていない30~50代の男性を中心に流行しています。風疹の抗体がない妊娠初期の女性が感染した場合、お腹の赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症する可能性があります。妊婦さんの周りにいる人々が風疹のワクチンを打っていると、お腹の赤ちゃんを守ることができるのです。

SNSの一部には、こういった正しい知識や科学的根拠のある情報でないものも数多く投稿されているのです。

「#インスタ医療団」が正しい医療情報を発信している

そんなSNSの偏った医療情報に危機感を覚えた医師などの医療関係者が、科学的な根拠に基づいた治療やワクチンの重要性についての情報を発信してくれています。
InstagramやTwitterで「#インスタ医療団」というハッシュタグで検索できます。
「#インスタ医療団」では子どもが病気になったときの対処療法なども画像付きで紹介されているので、わかりやすいですね。

自分自身や子どもを守るためには、情報を見極める力が必要!

ハッシュタグはさまざまな人が自由につけることができるものですので、SNSに投稿されている情報が科学的根拠のない間違った情報である可能性もあります。
また、同じ症状、同じ病気でも年齢や体質などの違いから、人によって対処方法や治療が異なる場合もあります。
SNSの情報を鵜呑みにせず、正しい情報、より自分や子どもにあった情報を見極める力が必要です。医師や特定の医療を批判して、別の治療へ誘導するような情報は危険です。医療情報については科学的根拠があるものや信頼できる発信者を見つけるようにしましょう。

文・kuro81 編集・山内ウェンディ

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