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サマータイムとはなんだったのか。東京五輪に向けた導入断念へ!ママたちの賛成・反対の声とは

夏イメージ

2020年に東京で開催されることが決定しているオリンピックに向けて検討されていた「サマータイム」の導入を断念する見通しであることが2018年9月27日に報道されました。「システムの問題や世論の反応から導入が難しい(遠藤利明元五輪相)」と判断されたのだそうです。

今回は、サマータイムとは何か、サマータイムのメリットとデメリットとは何かについて解説し、サマータイムに関するママたちの声を紹介していきます。

サマータイムとは何か

一般社団法人 日本睡眠学会「サマータイム制度に関する特別委員会」によると、サマータイムとは

『夏の間、 太陽の出ている時間帯を有効に利用することを目的とし、ある地域全体で一定期間時刻を変更する制度』

のことを言います。夏が近くなると朝日が昇る時間が早くなりますね。つまり、「朝早くから活動できる」という理由づけができるわけです。サマータイムを導入した場合、導入した地域あるいは国全体の時計が早められることになります。例えば、日本において標準時間から2時間早めるサマータイムが導入された場合、通常であれば9時が始業時間の会社は7時始業となります。それに倣えば、スーパーマーケットの開店時間も、始発電車が発車する時間も2時間早められることになるわけです。会社員の旦那さんの場合は、2時間早く出社した分、定時も2時間早められることになります。

サマータイム導入によって考えられるメリットとデメリット

サマータイムのメリット

サマータイムを導入することによるメリットは、ひとつに、省エネルギー効果があることが挙げられます。公益財団法人日本生産性本部が平成15年に公表した資料によると、日が高くなる時間が早い季節に早起きして活動することによって、電気代が軽減されるとのこと。しかし、近年は省エネ家電が増えてきたため、家庭単位でみればそれほどの節電効果は望めないのではないか、との声もあります。

サマータイムのデメリット

一般社団法人 日本睡眠学会「サマータイム制度に関する特別委員会」が睡眠という角度から考えたサマータイムのデメリットは、生体リズムへの影響、眠りの質への影響、眠りの量への影響の3つがありました。生体リズムへの影響とは、いわゆる体内時計が狂うことを指しています。海外旅行をされた方なら想像がつくでしょうが、時差によって睡眠のリズムが崩れることがありますね。サマータイム実施においても似たような懸念があるようです。さらに、起きる時間や寝る時間のリズムが崩れることにより、深く眠ることができなくなったり、なかなか寝付けなくなったりすることも懸念されているようです。

また個人的には、特に日本においてサマータイム導入以前には定時で帰っていなかった会社員の方々が、サマータイムが導入されたことによって、早く出勤したのに早く帰ることができない、長時間労働を誘発しかねない危険性があるのではないかと感じることもあります。

サマータイムへのママたちの考えとは

『サマータイム、みんなは賛成? 反対?』

というアンケートに対して、ママたちはどのように回答したのでしょうか?

賛成派のママたち

『専業主婦には関係ない話だよね』

専業主婦には関係ないから賛成、と考えたママがいました。いえいえ、決して専業主婦には関係ないとはいいきれませんよ! サマータイムが導入される地域や国に住むすべての人々に関係してくるはずです。

反対派のママたち

『オリンピック期間中の為だけなら競技時間を早めればいいだけのこと』

オリンピックのためだけにサマータイムを導入するのなら、競技の開始時間を調整すればよい、と考えるママがいました。確かに! 国民全体の時間を早めるよりもオリンピックの協議開始時間を早めるほうがコストも手間もかからなさそうです。

『早く出社しても、帰る時間はいつも通りでしょ。ただ、残業代の出ない残業時間が増えるだけだわ』

こちらのママは筆者と同じ懸念を抱いておられました。年俸でお仕事をされている方にとってはサマータイムが導入されたら仕事をする時間が増えるだけになってしまいそうです。

『東京オリンピックなんだから、東京だけサマータイムにしたら』

何も日本を挙げてサマータイムを導入する必要はないのでは? というコメントがありました。まさにその通りかもしれません。

『たった数週間の開催期間のために国民を混乱させないでほしい』

オリンピックは2週間ほど、期間を空けてパラリンピックも2週間ほどで終了しますね。生活リズムを整えられずに混乱したままオリンピック・パラリンピックが終わってしまう人が続出しそうです。

『朝早く起きて寝る時間は変わらず、睡眠時間を減らすだけじゃない?』

睡眠、という観点からサマータイムの導入に反対しているママがいました。睡眠は健康の基本ともいえる大切な時間です。いったん睡眠のリズムが乱れてしまうと、健康に良くない影響が出てくるのではないでしょうか。健康を損なうことを甘んじて受け入れなくてはいけないほどのメリットが果たしてサマータイムにはあるのか、大きな疑問が残ります。

”低炭素社会を作る”ことがサマータイムの理念。国民の健康を損ねない方法を探って

ママたちのコメントを見る限りでは、”オリンピックに向けてサマータイムを導入する”という印象が独り歩きしてしまったからなのか、サマータイムを導入する際の理念のひとつである”温室効果ガスの削減による低炭素社会を作る”という目指すところの意味が薄れてしまったように見受けられました。

しかし生活する時間がある日突然変化することは、人間の健康に良い影響を与えるものではないでしょう。個人的には体調管理の理由からサマータイムの導入を断念したことは歓迎したいことです。”低炭素社会を作る”こともそれを目指すことも決してあきらめることではないでしょう。少なくとも国民の健康にネガティブな影響が出ない方法を探っていってほしいと願っています。

文・しのむ 編集・しらたまよ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
東京五輪、サマータイム断念へ
サマータイム、みんなは賛成?反対?