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「専業主婦は楽でいいなー」と言った旦那に、主婦業を変わってもらった末路とは?

専業主婦をしている小学2年生と年中の子どもを持つママは、日々浴びせられる旦那さんからの言葉に憤りを感じていたのだそう。

『専業主婦って楽だよな。朝テキトーにやって、子どもたちいなくなって洗濯掃除したら帰ってくるまで昼寝出来るし、帰ってきてからも寝てられるだろ(笑)。それは俺様が仕事して養ってやってるからだぞ、あぁ? 俺も主婦やりてーな、女に生まれたかったわー』


家のことをまったく手伝わない旦那さんは、「すべて自分のおかげ」で家が回っていると豪語していたといいます。もちろん外で一生懸命働いてきてくれることについては感謝していた投稿者のママでしたが、この旦那さんの「常に上から目線」の発言に、毎回喧嘩をしていたそうです。そんなある喧嘩のあと、旦那さんの三連休が平日にあることに目をつけた投稿者のママ。

『来週の三連休、私は一切やらずに空気になる。そこで主婦と同じ事できたら何言われてもムカつかないし、私「ごめんなさい」するよ』

と言い放ったのだそう。すると旦那さんは

『いいねー! 楽勝!』

おぉー! 旦那さん、余裕ですね。ストライキを起こしたママと「ママ業」を請け負う旦那さん。この壮大な「夫婦喧嘩」の結末とは……?

※事前に子どもたちの了承を得て行っていたとのことです。

旦那は意外と知らない? 主婦の「細かい仕事」

まず、1日目の朝を迎えた主夫の旦那さんは、炊飯器にご飯がセットされていないことに気づきます(寝る前にセットしていないのだから当たり前)。ご飯もパンもない以上、朝ごはんを準備することができず、子どもたちの「お腹空いたー!」の大合唱を背にキッチンを物色しますが、何がどこにあるのかも分かりません。ようやく見つけたクッキーを子どもたちに食べさせ、何とか朝ごはん(?)を終了させます。

登園、登校に差し当たっての「朝の身支度」も、ドタバタ劇です。「何」が「どこ」にしまってあるのか全く分からずバタバタと慌てている旦那さんをよそに、たんたんと準備を進める子どもたち。朝は何時までに支度をさせるという、時間制限のかかった戦いが毎朝繰り広げられるのですよ、旦那さん。

『小2登校、幼稚園はバス停へ。すると「……バス停はどこなんだ?」と子どもに聞いて「え、知らないの? パパ知らないの?」と玄関でやりとり後、幼稚園児に連れてってもらう』

……まぁ、ここまでは普段やりなれている子どもの方がしっかりしていたりしますから、旦那さんができなくてもしょうがないの……かな?

バスを見送り帰宅した旦那さん。「どうするんだ……?」とブツブツ言いながら洗濯機の前で格闘していたそうですが、結局洗剤の場所が分からず洗濯放棄。掃除はルンバが大活躍してくれたそうですよ! 良かったですね。

『ゴミがあったから出しに行ってたけど、その日はそのゴミの回収日じゃない。お隣のおばさんに見られ「今日は出す日じゃないですよーご主人がやるの珍しいですね、奥さん具合悪いんですか?」って言われ(リビングの窓から声聞こえる)「いや~ちょっと頭痛が酷いみたいで~ありがとうございます~」と言って、ゴミ持ち帰り』

ゴミの日は、ゴミ出ししていなければ分からないのもしょうがありません。ドンマイ!

自分の朝ごはんがないことに気づいた旦那さんは、気分転換もかねて外出したのだそう。頭スッキリさせてきてね~。

『その後数時間帰宅せず。慌ててバタンっと玄関入ってきたと思ったら「何だよ! 知らねーし!」で急いで車乗ってどっか行った。おそらく幼稚園のお迎えバスの時間を忘れ(知らなくて)、幼稚園に迎えに行った(親がバス停にいなかったら子どもは幼稚園に戻される為)。

帰ってきたら小2が半べそで玄関に。旦那鍵閉めて行ったから入れず泣いてた』

……おぉ。子どもは「行く」だけじゃなくて「帰って」くるんですよ、旦那さん。

ぐったりした顔で旦那さんが子ども連れて帰宅。「何でバス停にいなかったのー!」と連呼する下の子と、泣いて「開けてよ! 入れないじゃん!」と文句を言いまくりの上の子に挟まれる旦那さん。「おやつー!」と大合唱する子どもに何とかおやつを与え、「疲れたから少し寝る……」と寝ようとしたのもつかの間、習い事に連れていく時間になってしまいます。

『ヘトヘトな感じで車で行き、終わって帰宅。「お風呂の時間だぁ」の声でお風呂の準備に気づく。「待て! 沸かしてない!」と言いながら、お風呂沸いて入れる。出てきてから夕飯……。「!?」となってコンビニ行って弁当買ってきてた』

夕飯もお風呂もすっかり抜け落ちていたのですね。夕方に習い事がある日は、子どもがいない間に買い物や諸々の準備をしておいた方が効率が良いですよ。

夕飯を食べてテレビを観て、そのまま子どもと一緒に寝てしまった旦那さん。……アレ? 明日の朝食の準備は大丈夫……?

『2日目の朝、「あ……!」1日目リピート。幼稚園バス送った後に帰宅してきてからはひたすら寝てた。
玄関ドンドンする音と電話の合唱で目を覚ます。小2の「また鍵しめてたー!」と文句言ってるのを入れながら電話に出ると、幼稚園のお迎えバスまた忘れ「すみません!」で迎えに行く』

専業主婦に昼寝の時間……ありますかね?

『夕方に「ごめんなさい!」と、旦那は私に土下座』


三連休とはいかず、1日半で終わった旦那さんの「主夫業」。自分がいかに大口をたたいていたか……身をもって知ることができたのではないでしょうか。

「主婦の仕事」を知った旦那さん。どう変わった?

さぁ、ここで記事の冒頭に戻ってみましょう。旦那さんが、投稿者のママに言い放った言葉。

『専業主婦って楽だよな。朝テキトーにやって、子どもたちいなくなって洗濯掃除したら帰ってくるまで昼寝出来るし、帰ってきてからも寝てられるだろ(笑)。それは俺様が仕事して養ってやってるからだぞ、あぁ? 俺も主婦やりてーな、女に生まれたかったわー』

別に投稿者のママは、専業主婦の大変さをアピールしたかったわけではありません。ただ、あまりにもバカにされ続けることに腹を立て、見返してやりたかったのです。そして旦那さんも思い知ったことでしょう。「家庭」とはどちらか片方が担っているだけでは成り立たないと……。

『結果、それからは洗濯覚えてくれたり、休みの日は子どもたちいない間に一緒に買い物行ってくれるようになった。「そうか、この時間にはもう夕飯の事考えるんだ」と、買い物のとき言ってた。習い事に進んで連れてってくれたり、全く別人のパパになった』

今までは、どんなに手伝って欲しいと言っても「家の事は全て女の仕事! 子どもの世話も母親の役目! 出来ないってどういう事だ、それでも妻か母親か!」という人だった旦那さんの、ものすごい変化に驚きですね。それくらい、たった1日半の主夫業が身に応えたのでしょう。

家族である以上、お互いに思いやることが大切になってきます。もちろん、旦那さんが日々頑張っている仕事を、いきなりママがやれ! と言われてもできません。お互いにできることとできないことがある、という面ではお互い様。だからこそお互いに見えない部分を蔑んではいけないのです。子どもたちには少し迷惑かけてしまいましたが、そのことに気づくことができた投稿者の家族は、きっとこれからも夫婦で思い合って歩んでいくことでしょう。

『当時小2だった上の子は現在中3。「あの時は面白かった! またやろうよ」とたまに言っては、旦那が「勘弁してくれ~(笑)」って笑い話になってるよ』

どうか、これからも末永く仲良く暮らしてくださいね。

 

文・渡辺多絵 編集・しのむ イラスト・きたがわなつみ

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