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「ちょこくんとの出会い」#うちの猫ちょこくんシリーズ<第1話>


我が家には、13歳の♂の猫がいます。名前は「ちょこ」。

元々夫が飼っていたちょこくん、彼女だった私に威嚇(いかく)しまくりました。当時私が猫の扱いに慣れていないこともありましたが、会うたびに威嚇されるとさすがに落ち込みます。どうしたらちょこくんと仲良くなれるのか、会うたびに真剣に悩んでいました。
それから結婚が決まり、新居に引っ越し。しかし夫は激務なので不在がちです。だんだんと私の方が、ちょこくんと過ごす時間が長くなっていきました。ちょこくんにごはんをあげて、トイレを片付けて、遊んでと、毎日のお世話をするようになったある日ちょこくんに変化が……。


私がソファでくつろいでいたら、いつの間にか横に座るようになりました! まるで「なでて~」と言っているみたいに。それからは「なでて~」が日課になりました。

そして結婚式当日。猫のちょこくんは会場に連れていけません。
でもその代わり、ウエディングケーキの一番上には特注のマルチパン(※)で作ってもらったちょこくんの姿がありました。

(※)砂糖とアーモンドを挽いて練りあわせた、餡のような食感のある洋菓子。


はじめはあんなに距離感に悩んでいたちょこくんと私だったのに、いつに間にか大切な私の家族になっていました。

私が妊娠し、子どもが生まれてからも、ちょこくんは一家の一員として、楽しい思い出をたくさん作ってくれています。
そのお話はまた別の機会に。

【第2話】へ続く。

脚本・横内みか イラスト・んぎまむ

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