<PTA役員って得?>未就学児ママからの「メリットあるの?」との問い。経験者たちの返答とは?

新年度が近づくと、入学準備とともに気になってくるのがPTA役員の存在ではないでしょうか。「いつかはやらなければいけないもの」とわかっていても、実際にどんなメリットがあるのかは見えにくいものです。今回寄せられたのは、未就学児のママから投げかけられた素朴な質問でした。
『来年度入学される未就学のママから、「役員をやると何か優遇されるとか、メリットはあるの?」と聞かれました。私は小1と小2のときに図書ボランティアをしていましたが、当時は感染症流行で役員会や行事はすべて中止。書面のやり取りだけでした。今とは状況が違うため、正直メリットが思い浮かびません』
投稿者さんは、「先輩ママと近づくチャンスだよ、とは伝えました」と補足しています。これに対し、さまざまな立場の保護者からコメントが寄せられました。
PTA役員のメリットって?
学校のなかが見える
少なくなかったのは「学校の様子がよくわかる」という意見でした。PTA役員になると学校内で作業する機会もあるでしょう。グラウンドで体育をしていたり、廊下を歩いているわが子を見掛けたり。意外な「外用の顔」を見せてくれるかもしれません。
『役員として学校に出入りする回数が増えるから、子どもの様子をチラ見できたり、担任の先生に少し話を聞けたりする』
『普段の日に学校へ行く機会があるので、子どもたちの自然な姿が見られたのが良かった』
『先生方と顔見知りになれるから、わざわざ連絡するほどでもない小さな気掛かりを聞ける』
低学年のうちは、校内でママを見掛けるだけで喜ぶ子も多く、「子どもにとっても安心材料になる」という声がありました。
“役得”と呼ばれる小さな優遇
地域や役職によって差はあるものの、いわゆる「役得」を挙げる声もあります。
『役員用の駐車許可証がもらえるので、行事のときに車で来られる』
『広報委員だと運動会などで近くから写真が撮れる』
『来賓扱いで入学式や卒業式を子どもの近くで見られた』
『少し早く入れるので、運動会の場所取りができる』
保護者には未公開のイベントを見られることもあるでしょう。また音楽祭などで一生懸命に演奏するわが子を間近で見守ることもできるようです。もちろん、そのぶん与えられる役割はありますが、わが子の晴れ舞台を優先的に見られるという点は役得といえますね。
人間関係が広がる
PTA活動を通じて人とのつながりができた、という体験談も目立ちました。
『一緒にがんばったママたちと、ムリなく付き合える仲間になれた』
『子どもの友だちとも顔見知りになって、自然にあいさつできる関係になった』
『先日、高校生男子がスーパーで「ペコリ」してきた。小学校PTA役員一緒にやっていたママさんの子(うちの子ともよく遊んでた)だったわ。よそのお子さんながら成長が嬉しくもなったし、覚えていてくれたことも嬉しかったよ』
小学生から高校生へと成長すると、雰囲気の変化に誰だかわからなくなりますよね。大きく成長した子どもから、あいさつをしてもらえたら、やって良かったと思えた瞬間になるのかもしれません。
役職によって違う“濃さ”
一方で、「役員」とひと口に言っても負担や立場はさまざまです。
『クラス単位の役員と、本部役員では全然違う。三役は来賓席に座れる程度の特典はあるけれど、責任は重い』
『クラス役員やボランティアリーダーくらいが一番バランス良かった』
本部役員になって、子どもを近いところから見守りたいのか、クラス役員である程度の距離感を保ちたいのか、ママによってそれぞれです。自分の生活スタイルに合った関わり方を選ぶことが大切だとママたちは感じているようです。
見過ごせないデメリット
もちろん、良いことばかりではありません。同じ学校に子どもを通わせているとの共通点があるものの、気の合うママもいれば、気の合わないママもいます。“お金にならない仕事”だからこそ、温度差や責任感の違いが摩擦を生み、精神的な負担を感じる場面も少なくないようです。
『意見を募っても全員に既読スルーされるのが当たり前で、協力してもらえないのがツラかった。引き受けているのに、影で文句言われるしね』
『学年があがるほど役員終わらせた人が多くて、やりたくない人が濃縮されていく。やったことない人を集めたら揉めたらしい』
役員を経験したからこそ見えた現実に、疲弊したという声もありました。
「メリットはとくにない」という現実的な声
最近はPTAのスリム化が進み、「そもそも何もない」という意見もあります。学校に行かないまま終わってしまったケースもあるようです。
『負担が少ない代わりに、メリットもほぼない』
『メリットっていうより、みんなやるものだからいつやるのが自分にとって楽か考えるだけではない?』
『子どもがお世話になっているから、恩返しの気持ちでやっているだけ』
規定された年数分だけ役員を務めれば、以降は免除になる場合もあるのではないでしょうか。「高学年でくじ引きになる前に、低学年で終わらせたほうが楽」という実用的なアドバイスもありました。低学年の親なら、リーダーから免除されやすい学校もあるのでしょう。
PTA役員のメリットは、目に見える特典よりも「学校を知ること」「人とつながること」にあるのかもしれません。一方で、それに価値を見いだせるかどうかは人それぞれです。大切なのは、「やるべきか」ではなく、「いつ、どの形でならムリなくできるか」を考えることでしょう。未就学の今だからこそ、少し先を見据えて選択肢を知っておくことが、心の余裕につながるのではないでしょうか。
文・岡さきの 編集・みやび イラスト・加藤みちか
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