<ガチ後輩が図々しい!>ウソでしょ?先輩がヘタすぎて、ありえない【第2話まんが:リンカの気持ち】
前回からの続き。私の名前はサエキリンカ。地元の中学に入学したばかりの中1です。
小さい頃から卓球が好きで、お父さんが卓球のコーチということもあり、毎日のようにハードな練習を続けてきました。そんな私はもちろん卓球部に入ったのですが、みんななんだかやる気がなくて……。仕方がないので私が半ばコーチのような状態で部を引っ張っています。上下関係とかはどうでもいいと思っています。なぜならスポーツは強者が正義! 最近練習がキツい、ツラい、と言って数名やめていきました。やる気がないなら部にいてもかえって迷惑ですよね。やめてくれてよかったと思っています。
やがて小6になり、同じ地区のライバルたちはスポーツ強豪校の私立中に進むと聞きました。卓球部は全国レベル、コーチも一流。練習環境もすごく整っているそうです。卓球の強豪校の私立中学に入学したいとお母さんにお願いしましたが、叶いませんでした。
お父さんは「なぁに、地元の中学でもいいじゃないか! 卓球部に入って大会に出て、リンカの実力を見せつけてやればいいんだ」と強気です。
大会で結果を出して、高校では強豪校からスカウトをもらえるくらい強くなってみせる! そんな覚悟を胸に卓球部に入部しましたが……。
強豪校でなくたって、練習環境が整ってなくたって、私は負けない。どんな場所にいたって強くなってみせるという覚悟で入学したのですが……。
ヘタすぎる……! こんなんじゃ弱小校すぎて高校の強豪校に全然アピールできないじゃない!
怒りの炎がメラメラと燃えあがり、気がつけば「先輩たち、本気でやってますか!? こんな練習でうまくなれるわけないですよ! みんなで勝てるように、私が練習メニューを組みます! みなさん明日から私についてきてくださいっ!」と、上級生全員にこう叫んでいました。
せめて私と対等に渡り合えるくらい強くなってもらわないと、練習相手にすらできないのです。それでは困るから、こうしてわざわざ時間を割いて先輩たちに付き合ってあげているというのに……。こうして練習をしていくうちに、何人か強くなってくれるといいな……。そうしたら団体戦でも目立てるかな、と心のどこかで思っています。
私ひとりがシングルで勝ち抜くだけでいいと最初は思っていたのですが、団体戦でもそれなりの結果を出せれば、スポーツ強豪校へもっとアピールできるかもしれないと考えたのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・ちょもす 編集・横内みか