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パニック障害を発症…それでも赤ちゃんが欲しい!!

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有名人のカミングアウトなどで、世間の認知度が上がってきた“パニック障害”―。この病気は前ぶれなく、過呼吸・動悸・めまい・手足のしびれ・発汗などの発作が繰り返し起こります。そして最大の特徴は、繰り返される発作により強い不安にさいなまれることです。

私は22歳の時に “パニック障害”を発症しました。すでに第1子となる娘を出産していた私は、娘に兄弟をつくってあげたく、第2子をあきらめられずにいました。そこで発症から2年経ったころ、思い切って主治医の先生に「赤ちゃんが欲しい」と相談してみました。すると先生はあっさり「いいですね」と、笑顔で一言。こうして私は “パニック障害”を抱えたまま、妊娠を決意しました。

■薬を飲んだままでの妊娠生活!

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私は断薬ができず、抗うつ薬である『SSRI』と、『ベンゾジアゼピン系抗不安薬』を服用したままでの妊活となりました。しかし主治医の先生より、胎児へ影響が出やすい薬、服薬できる量、胎児へ障害が出る確率などの説明を受けていたので、大きな不安はありませんでした。

そして1年後、待望の妊娠が発覚! 産婦人科の先生にパニック障害で服薬をしていることを伝えると、すぐに薬について調べてくれ、「その薬で、その量なら大丈夫」とニッコリ。難関の“つわり”も、精神科でいただいた抗不安薬の頓服と、産婦人科でいただいた吐き気止めで乗り切りました。つわりが終わるとふしぎと体調が落ち着き、頓服薬いらずに。服薬しながらの妊娠生活でしたが、精神科、産婦人科の先生方に支えられ、安心して過ごすことができました!

■いざ出産の時!発作は?

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待ちに待った正産期! 経産婦といえども出産はこわいものです。ましてや、パニック障害をもっての出産となると不安は倍増。それでも出産のときはやってきます……。そしてついに、そのときはやってきました。陣痛が10分おきになり、寝ているパパを起こして、「今日産む!」と宣言。万が一のために頓服薬を飲んで、いざ病院へ。病院へ着いてしまえばパニック発作どころではありません。(笑)発作の不安が一度だけ頭をチラついたものの、そんなものは陣痛ですぐにかき消されました。むしろ「今はそれどころじゃない!」と、自分にツッコミを入れられるほどでした。まさに“母は強し”ですね。そしてパパと娘の立会いのもと、無事に第2子となる息子を出産しました!

■産後は要注意!?

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産後の授乳は、母乳に薬が移行するため、服薬から時間をおかなくてはなりませんでした。そのため、私は母乳とミルクの併用でした。しかしミルクのおかげもあり、体重の増えも良く、夜はぐっすり寝てくれるという利点がありました。そして、主治医の先生から「産後はホルモンバランスが崩れるので、薬を多く飲むように」と指示をされていましたが、まさにその通りでした。妊娠中は体調がよかったのに、産後から不安感がちらほら……。指示を守っていなかったため、慌てて薬を増やしました! その後はしばらく薬の量が増え、母乳を断念しましたが、第2子はすくすくと成長していきました。

 

息子は障害もなく、現在4歳になりました! 弟ができ、娘もすっかりお姉ちゃん風を吹かせています。パニック障害はつらい病気です。それでも妊娠、出産ができたことを、多くの人に知ってもらいたいです。そして、精神科、産婦人科、パパ、娘の理解と協力のおかげで新しい家族を迎えることができました。心から感謝しています。

文:キッズバレイ なちぶー