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【理系育児】最終回 授乳姿勢(ポジショニング)を見直してみた結果、授乳回数が減りました

ちょっと理系な育児のsumireです。最終回となる今回は、いつもと違って、母乳育児で悩んでいる読者の方に、詳しい状況をインタビューさせていただいた特別篇でお送りします。

ki_oruさん(3人目のお子さんが6ヶ月)

・一度に出る母乳量が少ないんじゃないかと感じている
・新生児の頃から空気を飲むのが悩み。上手におっぱいに吸着できず、産後や一ヶ月健診でも助産師の方につきっきりで指導を受けたがなかなか改善しない
・寝ているときなどに、お腹が痛そうに泣いたりおならをしたり
・主な授乳方法は、横抱きと添い乳

相談時の授乳記録

(2 分程で欲しがらなくなることもあれば、30 分程授乳している時もある)

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ki_oruさんは、ミルクに比べて授乳が頻繁なことと、赤ちゃんが上手におっぱいに吸着できない・お腹が苦しそうなことが主な悩みとのことでした。

まずは、上手におっぱいに吸着させるために、ちょっと理系な育児ブログのポジショニング(授乳姿勢)についての記事(1)を読んで、経過を教えていただくことにしました。

●ブログを読んだ感想

ちょっと理系な育児を拝見し、【横抱き授乳は難しいこと】を初めて知って驚きました(2)。
ブログにあった、“上手におっぱいに吸着できないと、母乳をほんのちょっとずつ飲むことになるので、授乳時間はとても長く(毎回30分以上)、または授乳回数が非常に頻繁(毎回1-1.5時間以下)になってしまうのです。”とは、まさに自分のことを言われているようでした(3)。

まず、自分の授乳方法と比べて、ポジショニングで大切な、あごが乳房に触れていませんでした。
次に、乳管が曲がらないように・赤ちゃんの首がねじれないように意識するようにしました。赤ちゃんを引き寄せ、両手足をしっかり母体側に向けることで、首のねじれを改善することが出来ました。

良いポジショニングに欠かせない、重要なポイント(あご・首のねじれ・乳管の曲がり)に改善の余地があったようですね。

では、ポジショニング改善後はどう変化したのでしょうか。

●改善後の感想

離乳食が進んだこともあるかもしれませんが、驚く程差が出ました。たまたまこの2日間がこうなのかもしれませんが、全体的に授乳回数が減り、特に夜の授乳回数が減りました。以前は寝ている時に泣いてからおならをすることがありましたが、この2日間はそのような様子はありませんでした。

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「赤ちゃんを密着させて、大きな口で」…などとは言われたことはありますが、なぜそれが大切なのかは説明してもらったことはありませんでした。今回、ちょっと理系な育児を読むことで、なぜその体勢ではだめなのか、ということがはっきりとして改善しやすかったです。良いイメージ、ダメなイメージの両方を紹介してくれていたのも分かりやすかったです。

また、私はもともと母乳の出が良い方ではないように感じていたため、“授乳回数の違いは、母乳の生産能力の差じゃない!”という一言にとても勇気づけられました(4)。世間では母乳が一番と言われることが多く、ミルクを足したり、母乳の出が悪いことに対して母親はどこか罪悪感のようなものを感じやすく思います。母乳が少なくて、赤ちゃんはひもじい思いをしているのでは、と不安に思っていましたが、ちょっと理系な育児を拝見することで不安がかなり減りました。

あまり知られていないですが、授乳回数が多すぎる場合や、時間がかかりすぎる場合は、ポジショニングを改善するだけで、大幅に負担が減る可能性が大きいのです。

ただ今回は、もともと授乳パターンは妥当な範囲だったので、授乳回数が減った理由は、単に時期的なものかもしれません。夜間授乳も、【時期によって増えたり減ったりする】ものです。

その一方で、ポジショニングを改善して、脂肪濃度の高い後乳まで効率よく母乳を飲めるようになったことで、赤ちゃんのお腹の痛みを減らせた可能性があります。おならは、空気を飲むことよりも、母乳の飲み方が原因で乳糖過負荷になり、腸で発生した大量のガスが原因になっていることが多いからです(5)。

●連載の最後に

いつも、母乳育児の悩みには、

①授乳がしんどい

②母乳が足りない不安

という大きな問題がつきまといますが、【それらを解消するためにはスキルと知識が重要】だということが、少しでも分かっていただけたでしょうか。

これまで10回にわたり、たくさんの疑問や悩みを投稿していただいた皆様も、読んでくださった皆様も、本当にありがとうございました!またどこかでお目にかかれましたら嬉しいです。

●参照記事

(1)母乳育児に必須のスキル、ポジショニング

(2)横抱き授乳は難易度が高いと心に留めるべし

(3)最も短時間・少ない回数で母乳を効率よく飲むには

(4)なぜ定時授乳をすると母乳不足になるのか

(5)乳糖不耐症?過飲症候群?たそがれ泣き?見分け方