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選択肢が多すぎる「電力自由化」。まずは比較サイトでチェック!

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この4月から「電力自由化」が始まるのを前に、テレビなどでも「どこの電力会社がいい?」というトピックが増えてきました。これまでは大手電力会社がその地域ごとに独占していた電力を、自分が選んだ会社から買えるようになる話題の制度です。

電力会社の送電線を小売各社が使用する「託送料金」を経済産業省が認可したのが、2015年の12月。それを受け「4月から電気購入先を変えたい」と回答した人は東京都で6割、というデータもあります。できるだけ安い料金で電気を使いたいと考えるのは、消費者として当然のことですよね。

それらも含め一番の悩みどころは、やはり「じゃあ、どこの電力会社がいいの?」ということ。大小含め130社もの小売電気事業者が登録されているので(経済産業省 資源エネルギー庁発表/2016年1月18日現在)、選択は至難の業。各種サービスとセットになっていることも多く、料金体系は携帯料金並みに複雑なようです。
一般的に多いのは「絶対的なこだわりはないけれど、なるべく安くてお得な会社がいい」と考える家庭でしょう。ではどんなふうにして電力会社を選んでいけばいいのでしょうか?

■家庭ごとのライフスタイルに合った会社を選ぼう

新しい電力会社は異業種から参入してくるので、その個性も多様です。ガス、石油、通信、商社…その家庭が普段からよく利用しているところを選ぶと、メリットが大きくなるようです。たとえばガソリンスタンド「ENEOS」でおなじみの「JX日鉱日石エネルギー」では、ガソリンを購入すれば電気料金も割引になるセット割を予定しています。通勤で毎日車を使ったり、よく車移動する家庭向きといえるでしょう。
使用している携帯電話、通信会社に合わせて「auでんき」「ソフトバンクでんき」などを選ぶのもアリ。通話やインターネットなどとセットにすれば、かなりの割引が期待できます。ガスとのセット販売を行うのは「東京ガス」です。セット料金にすればこれまでより年間4000円〜5000円安くなるという試算も。

また震災時の原発事故以来、「非原発」の電力を選びたいという人も増えています。残念なことに、今の時点で発電方法を公表している会社はあまりありません。経済産業省が12月4日にまとめたガイドライン案では、詳細の公表は「努力義務」となっているためです。
ただ今後はそうした人々のニーズに合わせて、太陽光などの再生可能エネルギーを供給する会社は少しずつ増えてくると予想できます。風力や太陽光などは安定した発電が難しいこともあり従来の電力よりは割高になると思われますが、そうした会社を応援する意味で選択するのも一つの方法ですね。

■手っ取り早いのは、比較サイトでのチェック!

とはいえ多すぎる選択肢。もちろん選ばなくても4月から電気が止まることはありません。その場合はこれまで使っていたのと同じ大手電力会社を自動的に継続するだけです。「変えたいけれど、どこを選べばいいのかわからない!」という家庭は、比較サイトでチェックしてみるとよいでしょう。

価格com.電気料金比較「電気料金プランシミュレーション」

現在住んでいる地域や家族構成、電気をよく使う時間帯などを入力すれば無料でおすすめの新電力会社を教えてくれます。そのまま事前予約でプラン申込みもできるので便利!

電力比較サイトエネチェンジ「エネチェンジ電力比較」

こちらも同様の質問に答えるだけ。そこを利用すればどんなポイントが貯められるか、セット割引があるかなどメリットもひと目でわかります。

2016年1月から事前予約受付は始まっていますが、サイトでチェックしたあとでも「まだ決められない」という家庭も多いでしょう。新電力会社のメリットがどれほどあるのか、しばらくは様子見でもよいかもしれません。これまで利用していた地域の電力会社も、新勢力に対抗するため新しいプランをいろいろ発表しているのでそちらも要チェックですよ。

ライター・鈴木麻子

<引用>

「電気事業制度の概要 登録小売電気事業者一覧」

http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/summary/retailers_list/

<参考>

「わかりやすい!電力自由化|電気料金比較 – 価格.com」

http://kakaku.com/energy/articlegroup/?en_articleGroup=1