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子育て給付金廃止!子育て世帯は冷遇され高齢者のみ優遇される?

■ちょっと!子どもではなく高齢者のみ優遇される??

2014年4月の消費増税にともなって導入された、「子育て給付金」(子育て世帯臨時特例給付金)が来年度より廃止されることになるようです。その一方で、お年寄りを中心(65歳以上で住民税非課税の人や65歳未満の障害基礎年金と遺族基礎年金の受給者計1250万人)に1人3万円を配る「臨時給付金」が出ることになるようです。これってどうなのでしょうか?なぜ子育て世帯ではなく、高齢者のみを優遇するような政策になってしまったのか疑問です。

■子育て給付金って何ですか?

子育て給付金は児童手当の対象となる児童1人あたり14年度は1万円、15年度は3千円が支給されました。そもそもは、消費増税の影響で家計の負担が増えることへの対策として臨時特例措置でした、子育て世帯への支給ということもあり、支給が決まったときはかなり歓迎された政策だったように覚えています。ですが、児童手当とは別で申請が必要で面倒とも感じました。さらに金額としては1万円だったのが翌年には3千円になって支給されたので、ママたちの間では「これって何のお金?」「支給のための人件費のが高いんじゃないの?」といった声もありました。
(児童手当には変更はなく、来年度も支給されます)

■たとえ1年に3千円でも必要な子育て世帯も多い

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子どもの貧困といわれる年間所得が122万円以下の世帯があり、子どもの6人に1人は
一般的な生活水準ではない生活をしているといわれています。シングルマザーなどの世帯も多くあり、貯金ができない生活をしているママたちも多いのが現状です。そういった世帯にとっては、たとえ1年に3千円の支給であっても必要なお金です。
育児にはお金がかかります。必要としている子どものための支給を廃止してしまうのは政策として正しいのでしょうか?

■なぜ高齢者のみに3万円?

高齢化社会となり、高齢者の年金が少なく低所得の方が多くいます。この3万円の「臨時給付金」はアベノミクスにおける賃金引き上げの恩恵が及びにくい所得の低い高齢者のための手当てだそうです。ですが、アベノミクスは高齢者だけのためのものではありません。低所得なら若い世代にも多くいます。なぜ高齢者のみとしているのでしょうか?
選挙を控え、票のために高齢者を対象としたように見えてしまいます。

■ママの目線で思うこと

臨時特例措置であった子育て給付金が廃止されるのは残念ですが、臨時的なものであったのだからしかたないのかなと感じるところもあります。しかし、高齢者のみの臨時給付金には納得ができません。低所得の中で、育児をしている世帯はたくさんあります。そういった世帯を冷遇し、高齢者だけを優遇するような政策は国として正しいといえるのでしょうか?臨時給付金を出すならば、本当に必要な人のところへ届くようにして欲しいです。シングルマザーなどの育児中の低所得世帯には、この臨時給付金を必要とする人たちがいるはずです。子どもたちの生活に負担が増える政策ではなく、子どもたちの笑顔を大事にする政策を期待します。

 

ライター後藤

[参考]

平成27年度子育て世帯臨時特例給付金の概要/厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/rinjitokurei/index.html

高齢者3万円給付金、自民内で批判続出「高齢者優遇だ」/朝日新聞

http://www.asahi.com/articles/ASHDJ5QG0HDJUTFL00D.html

子育て世帯の65%「生活苦しい」、貧困の連鎖止まらず/Economic News

http://economic.jp/?p=38530

低所得高齢者に臨時給付金3万円 自民合同会議了承/NHKニュース

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151217/k10010343831000.html