campaign

使われずに捨てられる食べ物…「食品ロス」を防ぐには?

記事提供:Mocosuku

使われずに捨てられる食べ物…「食品ロス」を防ぐには?

「食品ロス」という言葉を知っていますか? まだ食べられる内から食べ物が捨てられてしまうことをこう呼ぶそうです。日本では年間に500万トン~800万トンの食べ物が捨てられており、これを日本人1人あたりに換算すると、毎日おにぎり1~2個を捨てている計算になるのだとか。実にもったいない話ですよね。1人ひとりが少しだけ気をつければ、環境にもやさしく、また、家計にとってもプラスの影響が出るはずです。

家庭における食品ロスが約半数

コンビニやレストランで古くなった食材を捨てているのは確かです。そのため、食品ロスのほとんどは企業によるものというイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、実際には家庭における食品ロスは年間200万~400万トンにもおよび、食品ロス全体の約半数を占めているのです。

「賞味期限」と「消費期限」の違い

加工食品には、「消費期限」または「賞味期限」が表示されています。これを気にするあまり、疑わしいものは片っ端から捨ててしまう人がいます。
消費期限に関しては、こうした対応は間違っていません。消費期限は「食べても安全な期限」を示しており、これを過ぎたものについては安全かどうかの保障がないからです。
一方、賞味期限については異なる対応が求められます。というのも、賞味期限は、長期間保存ができる食品が「おいしく食べられるかどうか」を示す期限であり、これを過ぎたとしてもすぐに食べられなくなるわけではないからです。賞味期限を過ぎた食品についてはすべて捨ててしまうのではなく、見た目や臭いなどで個別に判断するとよいでしょう。

冷蔵庫に詰め込み過ぎず、「見える化」を!

家庭から出る生ごみの内の約2割は手つかずの食品だそうです。さらにその内の4分の1は賞味期限前に捨てられているのが現状です。食品を使用せずに廃棄した理由についての調査(複数回答)を見ると、約5割の人が、「食品の鮮度低下、腐敗及びカビの発生」と「食品の消費期限・賞味期限が過ぎたため」を挙げています。次いで、「色やにおいなどで食品の安全性に不安を感じたため」「食品が中途半端に余ったため」がそれぞれ2割弱となっています(農林水産省「平成21年度食品ロス統計調査(世帯調査)」)。
要するに、冷蔵庫に入れっぱなしにしたまま、腐らせたり、期限が切れてしまったり、ということが非常に多いのです。「買い過ぎない」「使い切る」「食べきる」を徹底することが食品ロスの削減につながります。そのためには、基本的なことではありますが、冷蔵庫に物を詰め込み過ぎず、何が残っているのかが分かりやすいように整理しておくこと、つまり、「見える化」しておくことが大切です。
スーパーなどで期間限定の安売りや、沢山買うとお得、といったキャンペーンを見かけると、「今買っておかない手はない!」とついつい使い切れない量を買ってしまいがち。しかも、冷蔵庫の中には同じ食品が眠っていたりします。結局余らせてしまうのなら、安く買ったところで大損です! 日本人の「もったいない」の感覚を大事にして、食べられるだけ、使えるだけ買うのが家計にもやさしいようです。
<参考>
食べもののムダをなくそうプロジェクト ~食品ロス削減のため、できることから始めよう~ (消費者庁)
http://www.caa.go.jp/adjustments/index_9.html

コラム出典:使われずに捨てられる食べ物…「食品ロス」を防ぐには?
(by Mocosuku)