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離れて暮らす親が倒れた! どうする? 突然やってくる「遠距離介護」

記事提供:Mocosuku

離れて暮らす親が倒れた! どうする? 突然やってくる「遠距離介護」

故郷の親に電話をかけて、いるはずなのに出なかったら……。
親に久しぶりに会ったとき、様子がおかしかったら……。
それは、もしかしたら離れて暮らす親の介護=「遠距離介護」の始まりかもしれません。いつ訪れるとも知れない出来事には、どんな備えをしておけばよいのでしょうか。

親は子供に遠慮する

親の介護は、互いの距離が遠ければ遠いほど、駆けつけて対処したり、頻繁に通って手助けしたりすることは難しいのが現実です。とはいえ、故郷にUターンするにも、親を呼び寄せて暮らすにも、さまざまな困難が伴うのもまた現実。
親子が離れ離れの暮らしを続けながら、さまざまな手段や側面で、親のケアをする「遠距離介護」が、いま多くの人にとって現実的な選択肢となっています。
しかし、離れて暮らしていると普段の様子がわかりにくいため、子供にとっては「そのとき」が突然やってくるケースも少なくありません。
少しでもスムースかつ負担の少ない遠距離介護にするために重要なのが、普段からのコミュニケーションです。
親の多くは「子供に迷惑をかけたくない」と考えているため、よほどのことがない限り、自ら体の具合などについて連絡してくることはないと考えたほうがよいでしょう。
ちょっとした用件でもメールや電話でこまめに連絡をとることを心がけ、コミュニケーションを密にすることで、親の異変にいち早く気づくことができます。

帰省は下準備のチャンス

遠距離介護への備えでもうひとつ重要な機会が、「帰省」です。
帰省したときに親の変化に気付いたらメモを取っておくと、次に帰省したときに、それが一時的なものだったかどうかの判断材料になります。
かかりつけの医院や付き合いのある親戚を訪ね、親の普段の様子や病状を把握し、緊急事態が起きたときに応急の対応を頼める人を確保しておくことも重要です。
そのためにも、帰省したときには「何かのときにはよろしくお願いします」といえる人間関係を築いておくことが求められます。
ただ、事前に親に知らせずに行うと、親の人間関係に悪影響を及ぼす恐れもあります。その場合、「ちょっと○○○さんに挨拶しておくよ」とさりげなく断っておくのも一手です。
さらに、実家の周辺にどんな介護サービス施設があるか、特に「地域包括支援センター」について調べておくことは必須といえます。
地域包括支援センターは、管轄の地域の医療や介護などを支援する公共機関で、介護保険の適用など様々な相談に応じてくれます。

広がる見守りサービス

近年では地域包括支援センターのような公的サービス以外にも、さまざまな民間の介護支援サービスが登場しています。
例えば、家庭内にセンサーを設置して見守る機器や、異変があったときに駆けつけサービスを提供する会社や組織もあります。
さらに、離れて暮らす両親を、話を聞く専門家がテレビ電話で見守り、その様子を適宜報告してくれるサービスも。
今後ますます広がると予想される見守りサービスの内容や価格について情報収集し、選択肢を増やしておくことも賢明といえるでしょう。

親子が納得の介護を

それでも、親に付き添わずに「通いの介護」をする遠距離介護は、子供にとって罪悪感がつきまとうこともあります。地域によっては、「どうして一緒に暮らして世話をしないんだ」といった冷たい視線を浴びることもあるかもしれません。
ただ遠距離介護には、別々に暮らすことで介護にともなう精神的ストレスがかかりにくいことや、互いに住み慣れた家や街を離れずに、自分らしい暮らしを続けられるといったメリットもあります。
さまざまな事情を検討した結果、「自分たち親子は遠距離介護を自ら選択したのだ」と思えるためにも、親が健康なうちに将来の介護についてしっかりと話しあっておくことが何より重要といえそうです。
<参考>
http://paokko.org/problem01/

コラム出典:離れて暮らす親が倒れた! どうする? 突然やってくる「遠距離介護」
(by Mocosuku)