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最近の祖父母は孫と過ごす時間が増えている!? 孫のための育休も登場

記事提供:Mocosuku

最近の祖父母は孫と過ごす時間が増えている!? 孫のための育休も登場

元「ザ・イエロー・モンキー」のボーカル・吉井和哉さん(49)と結婚したタレントの眞鍋かをりさん(35)が、今月中旬に第1子を出産していたことが報じられています。49歳で子どもが生まれた吉井さんですが、前妻との間にも子どもが4人おり、今春には長女が出産、孫も誕生しているとのこと。49歳というと、まだまだ現役世代。孫の世話をやく祖父母のイメージとはかけ離れていますが、ひと昔前ではそんなに珍しくはなかったようです。晩婚化・晩産化の現代、祖父や祖母にとっての初孫誕生年齢はどのような変化をみせているのでしょうか。

晩婚化とともに祖父母の初孫誕生年齢も上昇

日本では、大学進学率の上昇や、独身者の意識変化、経済状況などを背景に、結婚年齢が高くなる「晩婚化」が年々進行しています。
日本人の平均初婚年齢は1975年(昭和50年)には夫27.0歳、妻24.7歳でしたが、年々上昇し、2014年には夫 30.9歳、妻29.3歳となりました。
こうした晩婚化の傾向は、第1子出生時の母の平均年齢も押し上げています。1975年(昭和50年)には、第1子出生時の母の平均年齢は25.7歳でしたが、2013年(平成25年)には30.4歳となっています。
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表:2014年 人口動態調査 第1子出生時の母の平均年齢の年次推移

この結果から、当然祖父母の初孫誕生の年齢も、年々高くなっていると思われます。厚生労働省の統計をざっくりとみてみると、初孫誕生の夫と妻の平均年齢は、以下のように推移しています。

・1920年(大正9年)
夫54.8歳 妻51.0歳(引退年55歳 夫寿命61.6歳 妻寿命61.5歳)
・1961年(昭和36年)
夫58.2歳 妻55.4歳(引退年60歳 夫寿命72.4歳 妻寿命73.5歳)
・2009年(平成21年)
夫63.8歳 妻62.0歳(引退年65歳 夫寿命80.8歳 妻寿命86.6歳)

昔は人生そのものが短かったため、今よりもそれぞれのライフイベントの間隔は短く、夫や妻が50歳前後で孫が生まれるのは普通でした。例えばアニメ「サザエさん」は1946年(昭和21年)に連載が始まっています。サザエさんの父・波平さんは54歳の設定で、現役で働く会社員ですが、末の娘ワカメはまだ9歳ながらすでにタラオという3歳の孫がいます。長子と末子の年齢差が大きいため、娘と孫が同じ年齢ということも珍しくはなかったでしょう。
それが2009年の平成の世では、初孫誕生は、祖父母が60代になってからに移行。それぞれの長子誕生の年齢も少しずつ高くはなっていますが、その子どもたちの初婚年齢が遅くなり、晩産化が進んでいるのが大きな要因となっています。

孫といっしょに過ごせる時間は長い

少子高齢化で子どもの数自体減っていますので、孫の数も当然少ない時代ですが、平均寿命の延伸により夫婦の人生も長くなり、孫ができてからいっしょに過ごす時間は昔も今も変わっていない、むしろ増えているといえるでしょう。
もし若くして孫を得れば、自分がまだ元気なうちに孫の成人まで、またひ孫ともいっしょに過ごせる可能性が高くなる時代です。
そこで最近では、孫のために育児休暇が取れる制度を創設する企業も登場しています。福島県の東邦銀行では、未収得分の年次有給を積み立てられる「積立特別休暇」の利用理由に、「イクまご(育孫)休暇」を追加し、今年から運用が始まっています。共働きで子育てをする子どもたちを手助けしたり、孫の行事に参加するなど、孫の育児のために使えるのだそうです。
職場において男性の育休取得を促す、という意味でも現役世代の祖父母世代のこうした動きは、後押ししてくれそうですね。

<参考>
厚生労働省 厚生労働白書
http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/
東邦銀行 イクまご休暇
http://www.tohobank.co.jp/news/20150618_003791.html
サザエさんキャラクター紹介
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/sazaesan/sazaesan_cast.html

コラム出典:最近の祖父母は孫と過ごす時間が増えている!? 孫のための育休も登場
(by Mocosuku)