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『インサイド・ヘッド』日本語版キャスト 竹内結子さん&大竹しのぶさんにインタビュー!

mamasta

ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』の公開(7/18)に向けて、日本語版キャストを務める“ヨロコビ”役の竹内結子さん、“カナシミ”役の大竹しのぶさんにインタビューしてきました!
ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリという5つの“感情“たちが、その持ち主である11歳の少女ライリーとともに成長する冒険ファンタジーです!

頭の中の感情をキャラクター化して物語を描くという非常に斬新な作品ですが、最初にお話をお聞きになった時の感想を教えて下さい。

竹内結子(以下:竹内)頭の中のお話というのは、どんな感じなんだろう?キャラクターがいるとしてもいったいどんな形をしているんだろう、というのが最初の疑問でした。
ディズニー・アニメーションの最新作で声優のオーディションがあることを知って、「ぜひやってみたいです!」とエントリーして出させていただくことになりました。

大竹しのぶ(以下:大竹)私は、テレビのワイドショーで、今度のディズニー/ピクサーの作品が、頭の中の感情をキャラクター化する映画だというのを見ていたんですよ。その時は、すごく面白そうな作品だなと思って見ていたんですけれども、その後、結子ちゃんと同じくオーディションのお話をいただいて、受けることにしたんです。

ヨロコビを演じた竹内さんは、かなりセリフが多い印象を受けましたが、収録はいかがでしたか?また、ヨロコビを演じたことで人の感情について何か気づいたことはありますか?

竹内:セリフはかなり多くて、一日収録が終わるともう口を動かしたくないと思うくらい、滑舌を鍛えられたような気がします(笑)
私が演じたヨロコビは、ライリーを幸せにするために常に動き回っていて、5つの感情の中で唯一ポジティブな感情なんです。
ヨロコビが持つ、前に進もうというポジティブな、とても明るくて元気がいいイメージを表現できるように、私の中のポジティブエネルギーをすべて使い切るつもりで演じました。

そんなにしゃかりきに前向きでいなくたって!と思うぐらい、ものすごくエネルギーがあるキャラクターなのですが、常に元気でいるって実はすごく大変なことだし、自分を省みることもないので、なんでもポジティブに考えていくということは実は恐ろしい面もあるのだなと思いました。

確かにカナシミってなんで必要なの?と思うかもしれないけれども、何かあった時に他の感情のキャラクターが心配してくれたり、忠告してくれないと、人って暴走してしまうかもしれないな、心のバランスって大切なのね、と思うようになりました。

カナシミを演じられた大竹さんは、収録を終えていかがでしたか?

大竹:私はヨロコビが隣でテンション高くいることに対して、一言ぼそぼそっと言うだけなので、すごく楽しみながらできました。
私の中でカナシミちゃんという、ちょっと甘えん坊で可愛いキャラクターを作っていたんです。「だってみんなわたしのこと嫌いでしょ・・・」みたいなすねちゃう感じ(笑)
収録の終わりが近づくと、もうカナシミちゃんに会えなくなっちゃうなと思って寂しく感じるぐらい、すごく楽しくできました。

少女ライリーの親子関係も表現されていますが、親しい人間に対して感情をぶつけることで、本当の絆が生まれていくように感じたのですが、お二人はどのように感じましたか?

竹内:ライリーの心が不安定になって、両親に怒られてしまうようなシーンがあるんですけれども、そのときライリーは両親に自分の本心を吐き出すんです。そうすると、お父さんは怒りの気持ちではなく、違う気持ちでライリーを受け止めることができました。確かに本音って大事だなぁと思いましたね。

例えば、小さい子供は、嫌なことは嫌って簡単に言えますけれど、少し大人になると、相手の気持ちが分かるから、素直に自分の感情だけを言うことはできなくなりますよね。ライリーも、両親の気持ちが分かるから、思っていたことが言えなくて我慢して、不安定になってしまった。だから、無理させることがないようにしなくちゃな、大人が気をつけてみてあげないといけないな、と思いました。
家族とか、とても近い関係ほど、相手のことを分かっているつもりになって、密な話をすることがなかったり、大事なことを見逃したりすると思うので、話し合いの場を設けるのは大事だなと感じました。

大竹:私は、もう子供も大きいですけれど、もしかしたら言いたくても言えないこともあったのかな、とか、私自身も言えなかったことがあったかなぁと振り返って思いました。
親子で正直に向かい合う時間って実はなかなか作れなかったりするけれど、ご飯を一緒に食べるとかささいなことでも大事な時間だったんだなと思いますね。

物語の中でもお二人が演じられたキャラクターは深い関係にありますが、お互いの演技をご覧になってどのように感じましたか?

竹内:カナシミは、甘えん坊の性格や、ちょっとした手の運び方とかしぐさがとても可愛らしくて、横にいてくれるとすごく安心するんです。
大竹さんの話し方のトーンや傍にいてもらえると安心するところが、カナシミと共通するなぁと感じました。

大竹:結子ちゃんは、すごく膨大な量のセリフや情報があって、限られた形、時間の中でそれをこなしていてすごく大変だったと思います。完成したものを観て、本当にヨロコビというキャラクターになりきっていて、その責任感を声から感じられて、素晴らしいなと思いました。

感情のキャラクターを演じることで、人の感情について何か思ったことがあれば教えてください。

大竹:人の感情には、カナシミも、イカリもビビリもムカムカもあるけれども、映画の中ではヨロコビが中心にありました。人が生きていくことに対しても、ヨロコビが先頭に立っていてほしいなと思いましたね。
私自身も、若い頃はイカリやカナシミもありましたけれども、長く生きていると小さなことで悲しんだり怒ったりしなくなるんですよね。そうすると人間はヨロコビの気持ちが大きくなってくる。この映画でもあったように、人間が産まれてきて最初にある感情はヨロコビです。そして最後もヨロコビの感情で満たされて生きていきたいなと思いました。

夏休みの公開となりますが、どんな方に映画を観ていただきたいですか?

竹内:もともとこの映画は監督が、娘の成長や環境の変化に伴って、感情の変化に直面したときに、「彼女の頭の中では何が起こっているんだろう」と思ったことがきっかけで、アイデアが浮かんだとそうなので、お子さんをお持ちのママ、パパにお勧めしたいですね。もちろん、友人や恋人関係で相手が何を考えているのか分からないな~と思うこともあると思うので、大人の方に観てもらいたいなと思いますけれど、これから大人になる中学生たちがこの話を理解して楽しんでくれたら嬉しいですね。もちろん、キャラクターはすごくかわいらしくて動き回っていて楽しい映画なので、小さいお子様と一緒に観ても楽しんでもらえると思います!

『インサイド・ヘッド』
7月18日(土)、全国ロードショー
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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