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中田 敦彦:第7回 子どもに「こうなってほしい」とは思わない

■娘さんは今一歳ですね。お子さんの将来に対して希望はありますか?

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僕の子どもに対しての関わり方の大前提として、子どもにこうなってほしい、と思うのをやめようと思っているんです。

スポーツ選手にしたいとか、女の子なので誰からも好かれる優しい人になってほしいとか、そういうことを子どもに負わせないようにしようと思っているんですよね。
嫁はバレエをさせたい、とかいろいろ思っているみたいですけどね(笑)

よく「お子さんが芸能界に入りたいと言ったら?」みたいなことも聞かれますが、それも特にダメだとも、ぜひ入って欲しいとも思わないです。
本人の適性もあるし、子どもがやりたいと思ったことを受け入れていくようにしたいと思っています。

■「こうなってほしいと思わないようにする」ということですが、何か理由があるのですか?

これは僕自身の経験によるところが大きいと思うんですが、僕の親父はけっこうちゃんとした会社員で、「勉強をして良い会社に入ると幸せになれるよ」という価値観を持っていたんです。
中田家はその価値観で子どもを育ててきたんですけど、結果どうなったかというと、長男が芸人になって、弟はダンサーになったと(笑)

でもこれって失敗なのかというとそうでもないと思うんですよ。
子どもの世代は親の世代をすごく観察していると思うんです。
親を教師としても見ているし、反面教師のようにも見ている。
親世代がやってきたことと、成し遂げられなかったこと、時代の移り変わりなどもよく見ている。

きっと子ども達って、前の世代のやってきたことを見て、それを乗り越えようとしたり、別の可能性を提示したりして、自分たちの時代を作っていくんだと思うんです。

僕ら兄弟も、親父が「こうあるべきだ」と思っていたものとは別の未来を見せられたと思うんですけど、娘についても、両親が芸能人という環境で育って、そこからどんな可能性を選択していくのか、それをとても楽しみにしていますね。

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■さすが中田さん、深い考えがありますね…

インタビューの最初の方で、先輩芸人たちがあまり結婚していなかった、という話をしましたが、最近の芸人は意外と皆早く結婚しているんですよ。
ジャルジャルの後藤さんやしずるの村上さん、ハライチの沢部達がポンポンと早く結婚しだしたんです。

これは何なのかな、と考えたことがあるんですけど、やっぱり僕らの上の先輩たちが40歳くらいで結婚することが多かったので、本能的に違うものを見せたいと思った結果なのではないかと。
完全に後付けですけどね(笑)

次回をお楽しみに!
(撮影:chiai)