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手洗い・うがいだけでは不充分!?医師が教える効果的な「インフルエンザ対策」とは?

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日頃から子どもにうがいや手洗いをさせているママも多いと思います。インフルエンザの流行シーズンには、いつもより徹底して行っているかもしれませんね。
インフルエンザの予防対策として大切な手洗いとうがいですが、実は、これだけでは感染予防として十分ではないようです。今回はお医者さんが勧める、家庭内でのインフルエンザ対策についてご紹介します。

「接触感染」や「空気感染」にも気をつけたいインフルエンザ

3今津先生(プロフィール)

芝大門いまづクリニック院長、今津 嘉宏(いまづ よしひろ)先生によると、インフルエンザ対策としてマスクを着つけることが浸透し、咳やくしゃみによって感染する「飛沫感染」に対する意識はここ数年で高まってきているそうです。しかし、「接触感染」や「空気感染」については予防意識がまだまだ不充分と言います。

『「接触感染」は、インフルエンザウイルスに感染した人の飛沫が人の手やモノなどに付着し、ウイルスが付着した部分を触った人に感染することを指します。「空気感染」は飛沫が床などに落下し、風などによって再度空気中に舞い上がることで、そのウイルスを吸い込んだ人が感染することを指します。特に冬場は空気が乾燥しているため、長時間に渡って空気中を漂うことも多くなります。
いずれのケースでも、感染拡大の要因となっているのが、「残っているウイルス」で、このウイルスへの意識と対策が不足しています』

つまり、ウイルスが付いた手で触ったところにウイルスが残り、そこから感染が広がるとのこと。感染を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?

『家庭内での感染拡大を防ぐためには、「家族の誰もが簡単に取り入れられる習慣を徹底」することが重要です。大人だけしかできないような方法では、結局は家庭内にウイルスを残してしまいます。そこで、手洗い・うがいに加えて、 “アルコール除菌拭き”を習慣化できると良いと考えます』

感染を防ぐためには、アルコール除菌で家具などのよく触る部分を拭くことが効果的だと先生はおっしゃいます。

インフルエンザウイルス感染予防のための3つのポイント

以上を踏まえて、家庭内でできるインフルエンザの感染予防のための3つのポイントをご紹介します。

1:基本は手洗いとうがい

帰宅後には、速やかに手洗いとうがいをおこない、濡れた手はしっかりと乾かすことが大切です。

 2:家族みんなが触れる場所のこまめな拭き掃除が重要

手洗い、うがいを念入りにおこなっても、家の中のインフルエンザウイルスを放置しては、二次感染・三次感染を招いてしまいます。ウイルスが潜みやすいのは「人の手が触れる場所」「水分・湿気が多い場所」「静電気が発生しやすい場所」。

具体的には家庭内のドアノブや水道の蛇口、家具などに付着していることが多いため、こまめに掃除を行うことも大切です。

3:「アルコール除菌拭き」が重要

掃除をおこなう際、水拭きだとウイルスは拭いた先に移ってしまうだけ。それに対し、アルコール除菌剤を使用した場合、ウイルスを99.99%除去※するため、家具などを掃除する際は、水拭きではなくアルコール除菌剤を使用することが効果的です。

ジョンソン株式会社のサイトには、インフルエンザウイルスが家庭内に持ち込まれた際に、どの場所にウイルスが残りやすいか、どのように広まっていくのかなどを検証した動画もあります。インフルエンザが家庭内でどのように広がっていくのか分かりやすく解説されているのでご覧になってみてはいかがでしょうか。

感染力のかなり強いインフルエンザウイルス。流行シーズンには疲れをためず、規則正しい生活を心がけた上で、ぜひご紹介したポイントも参考になさってくださいね。

 

※1 北里環境科学センター「アルコール系除菌剤によるインフルエンザウイルスの除去試験」(2016年11月11日)

文・山内ウェンディ

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