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ブラインドのコードで窒息事故。我が家の対策は大丈夫?

pixta_15277237_M「ブラインドのコードに新安全基準が設けられる」ということが話題になっています。
経済産業省によると、早ければ年内に新たにブラインドなどのコードに対してJIS(日本工業規格)で安全基準を定める方針です。それによると、ブラインドのコードなどによる子どもの窒息事故を防ぐため「ブラインドを下げた状態の一番下から160cmの高さまでの間にコードがない」ことが新たな基準となります。
背景にはブラインドのコードをはじめ、スクリーンやカーテン留めのひも部分が首にひっかかるなどして子どもが死亡する事故が起きていることが分かりました。

世界15カ国でブラインドのコードなどによる事故が400件以上

消費者庁の調査票情報によると、日本では平成22年から26年までの5年間で3件の死亡事故が起きてました。しかも全員が5歳未満です。死亡事故以外にも、平成19年以降、7件の事故が確認されており、死亡事故を含めると計10件の事故が起きています。
世界に目を向けると、1996年以降15カ国で事故件数400件以上、うち250件以上の死亡事故が報告されているのです。

リビングや寝室で事故が起こった事例

どのような状況で事故が起きたのか、事例を見てみましょう。

【事例1】 ブラインドの近くに配置されたベッドで事故になった事例

ベッドに寝かせていたが、ブラインドのひもが子供の首に巻いていて反応がないのを、床の上で発見された。寝返りをしてベッドから落ちた際に、たまたまひもが首に食い込んだと推測されている(平成24年11月発生 6か月男児 死亡:日本小児科学会 Injury Alert(傷害速報)情報)

【事例2】 出窓の側にソファーが置かれていて事故になった事例

ブラインドのロープが切れる音がして振り向くと、女児が首を押さえており、首にロープの跡が赤く残っていた(治るのに一週間以上かかった)。首にブラインドのロープが引っ掛かったまま、出窓の部分からソファーに跳んだと思われる。(平成25年8月受付 6歳女児:事故情報データバンク情報1)

【事例3】 遊び中に誤って事故になった事例

かくれんぼをしていたところ、誤ってブラインドのひもに首を掛け、締められてしまった。病院へ連れて行った。今は元気にしているが、半日ほど意識不明の状態だった(平成25年2月発生 1~4歳:事故情報データバンク情報)

リビングや寝室など、大人からしたら安全だと思っていたところで事故は起きているのです。ブラインドのコード部分が子どもの首に絡まると、気道がふさがれ、窒息や酸欠により15秒以内に気絶をしてしまう可能性があります。そばにいる大人がそのまま気がつかなければければ2~3分で死亡する可能性も出てきます。

出典:ブラインド等のひもの事故に気を付けて!

事故を起こさないための4つの対策

自宅でブラインドを使っているママたちは、事故を起こさないためにはどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。4つのポイントにわけてお知らせします。

1、安全性の高いものを使う

ロールスクリーンや縦型ブラインドなどコード部分がないもの、もしくはループがないものを選びましょう。

2、重さが加わるとコードのつなぎ目部分が外れる

万が一、子どもの首に引っかかってしまった時、コードのつなぎ目部分が外れるものを選びましょう。その際は安全のために「セーフティジョイント」と呼ばれる、一定の重さがかかるとつなぎ目が外れる安全器具を備えた商品に替えることがおすすめです。

3、コードをクリップでまとめる

コードをたらしたままにしておくのはキケン。子どもの手の届かない高さでまとめ、クリップなどで留めておきましょう。

4、ブラインドの近くにソファやベッドを置かない

ソファーやベッドはブラインドから離れた場所に設置しましょう。子どもがベッドなどによじ登ることでコードに手が届きやすくなったり、転落してコードに首が引っかかってしまう場合があります。

ブラインドのコードをはじめ、スクリーンやカーテン留めのひも部分などにキケンはないか見直してみましょう。「大丈夫」と思っていても、意外と見落としているところがあるかもしれません。子どもにとって安心・安全な環境を整え、楽しく遊ばせてあげたいですね。

文・間野由利子

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