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プロから学ぶまちづくり「ちびっこうべ」の魅力とは?

ck2016_open03_TujimotoShinko (135)神戸の子どもたちとデザイナーや建築家、シェフたちが一緒になって街づくりをする「夢のまち」。子どもたちの創造力を育む創造教育プロジェクトとしても注目を集めています。いったいどんなプロジェクトなのでしょうか。

デザイナーや建築家、シェフなど100名近いプロから直接学べる

archws_shinko tsujimoto神戸では2012年から2年に1回、4日間だけオープンする子どもだけの夢のまち「ちびっこうべ」という体験型ワークショップを開催しています。夏休みからスタートし、10月の開催日までに合計60回近くも打ち合わせを繰り返すなど、かなり本格的。さらにすごいのは、強力なサポーターがいること。神戸を中心としたデザイナーや建築家、シェフなど100名近いクリエイターたちを中心に、プロから街づくりやお店作り、調理について学べるのです。プロの技に子どもたちも興味津々で、仕事を学び取ろうという意欲も自然と高まります。

chef_sakashita「夢のまち」にある仕事は約40種類。「夢のまち」内の「しやくしょ」で市民登録をして、「ハローワーク」で仕事を選びます。仕事をすると”キート”という「ちびっこうべ」だけで使える専用の「おかね」をもらいます。子どもたちは、もらったキートを使っておいしいご飯を買ったり、イベントに参加したりするのです。「自分自身で仕事をして、その結果おかねをもらう」という体験をすることで、仕事やおかねに対しての興味、関心が深まります。

子どもの成長が垣間見られる4日間

ck_open03_KinugasaNatsumi (45)4日間開催されるイベントの中では、子どもたちの成長が見られることも。せっかくがんばって準備した料理が思ったほど売れなくてがっかり。そんなとき、「ちびっこ観光ガイドツアー」のガイドがお店を紹介しているのを見て、試食を思いついた子どもたち。さっそくまわりの人に試食してもらい、がんばったかいがあって、最後には見事完売したということもありました。
大人が口を出さず、子どもたち自身で考えて行動することで、子どもたちは4日間のうちに大きく成長できたのかもしれませんね。
仕事をしてお金をもらい、食事やイベントを楽しむという一連の流れを体験することは、将来の職業を考えるいいキッカケにもなりそうですね。

この創造教育プロジェクト「ちびっこうべ」は「2017年度グッドデザイン賞」を受賞し、さらに未来を切り開くデザインとして特に優れているものに贈られる「グッドデザイン・ベスト100」にも選出されました。2017年11月2日(木)には、六本木で開催される「グッドデザイン・ベスト100」の受賞プレゼンテーションを聞くことができます。「当日会場にいけないけど詳しく知りたい!」という人は、映像の配信もあるので、自宅で見ることもできます。

子どもの創造性を育む体験型ワークショップ「ちびっこうべ」をもっと知りたい、自分の街でも開催してみたいと思ったら、プレゼンを聞いてみませんか?

【グッドデザイン・ベスト100 デザイナーズプレゼンテーション 開催概要】
会 期:2017年11月2日(木)~11月5日(日)
会 場:GOOD DESIGN EXHIBITION 2017 ホールB特設ステージ(東京ミッドタウン)
※「ちびっこうべ」のプレゼンは11月2日(木)13時~を予定しています。
※プレゼンテーションの模様はこちらでライブ配信される予定です。

 

文・間野由利子

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