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ママの育児不安を軽減するために。スマホから医療相談できるサービスを使った臨床研究を横浜市栄区で実施

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言葉の話せない赤ちゃんとの生活はわからないことばかり。とくに初めての育児では、「赤ちゃんのこの湿疹は何?」「離乳食を食べない!」「発熱したけど救急外来にいますぐ行くべき?」などなど、気になることは山ほどありますよね。そんな育児中の親の不安を軽減するため、スマホから小児科医に直接相談ができる遠隔医療相談サービスを使った研究が横浜市栄区で実施されるそうです。

ママがスマホを使って小児科医に相談。その効果を検証

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LINE(ライン)やSKYPE(スカイプ)を使って小児科医に直接相談ができる遠隔医療相談サービス「小児科オンライン」。このサービスを運営する株式会社Kids Publicは、11月1日(水)から、横浜市栄区で行う臨床研究「栄区母子小児医療相談研究:SIMPLE Study(シンプル・スタディ)」でサービスを提供することを発表しました。

この研究は、産後間もないママがスマホなどから小児科医に相談することで、ママの不安が解消されるか、子どもがより健やかに成長できるかを明らかにする研究です。

対象となるのは、平成29年11月1日(水)から平成30年3月31日(土)までに横浜市栄区に出生連絡票を提出するママ。生後すぐから4カ月まで、または5カ月から8カ月までの間に「小児科オンライン」を無料で利用でき、4カ月健診時および研究終了時のアンケートで「小児科オンライン」を使った場合と使わなかった場合のママと子どもの状態を確認します。

国立成育医療研究センター政策科学研究部が計画し、株式会社 Kids Public がサービスを提供、横浜市栄区で実施するという研究機関・民間企業・自治体の連携による今回の取り組み。このような遠隔医療相談サービスの効果を検証する試みは国内で初めてだそうです。

0歳児の利用が最も多い遠隔医療相談

「小児科オンライン」は一般の病院の診察が終了した18時から22時の間、事前予約をして1回10分程度相談ができます。利用者は0歳児のママが最も多いとのこと。慣れない育児で不安な中、病院も開いていない時間に、身近なスマホを通して医師がママに寄り添ってくれるサービスは、ママの心の負担を軽くしてくれるものとなっています。

今回の研究で、ママの育児不安が軽減されること、子どもの健やかな成長につながることが明らかになれば、今後全国の自治体などで遠隔医療相談サービスの導入が検討されるようになるかもしれませんね。育児中の親が無料または格安な料金でスマホから気軽に医師に相談することが可能になれば、誰にも相談できず追い詰められてしまったために起こる悲しい事故も減るかもしれません。

子どもを産み育てる親がさまざまなサポートを受けながら、孤独にならず子育てができるような社会になっていくことを期待したいです。

 

文・山内ウェンディ

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