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感動だけじゃない!? 運動会で気をつけたい事故予防【朝ごふんコラム】

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運動会シーズン到来ですね。子どものがんばる姿に心打たれたり、興奮したりと親も夢中になって応援してしまう運動会ですが、毎年事故も起きています。代表的なのが組体操ですが、ほかにもムカデ競争、または父兄競技でがんばりすぎてしまったパパママがケガしてしまうことも。運動会に起こりやすい事故と、気をつけるべきことについて、小児科医で「子どもを事故から守るプロジェクト」代表の出口貴美子先生にお伺いしました。

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組体操事による事故は全体の11%

運動会での事故といえば、組体操です。組体操では、ニュースにもなっているように、場合によっては重い障害を負ってしまうことがあります。そのため最近は高さを低くして、幅を増やす組体操に変わりつつあります。
日本スポーツ振興センターのデータによると、組体操による事故は全体の11%にあたります。スポーツをするうえで、避けられない事故はありますが、運動会などの競技はあらかじめ事故予防の対策をとれるものです。

複数人の事故につながりやすいムカデ競争

ほかにも、ムカデ競争も注意が必要です。ムカデ競争は、隣の人と足をひもで結び、10人近くの生徒が1列に並んで走ります。途中で誰か1人が転んだら、バランスが崩れて隣の子の上に倒れてしまったり、頭をぶつけてしまう、歯が折れるなどの事故が起きています。昔は事故の事例がなかったため運動会の演目のひとつつとなっていたわけですが、今はデータがあります。このような事故で子供に危険が及ぶ可能性があるということを知り、親と学校が競技について一緒に考えていく必要があります。

張り切り過ぎてパパやママが負傷!?

競技でケガをするのは、子どもだけではありません。幼稚園、保育園に通うパパママだと、親子競技がありますよね。この親子競技でケガをしてしまう父兄が毎年何人かいます。子どもにいいところを見せようとしてがんばったため、翌日腰痛になるといったケースもみられます。子どもと一緒の競技ならそれほど激しい動きもないのでまだ大丈夫ですが、問題は父兄競技。父兄だけのリレーに参加した場合、普段走り慣れていないにも関わらず全速力ではしたために肉離れや靭帯損傷などを起こしてしまうのです。
ケガをして翌日のパパは仕事に影響、ママは家事ができないなんてことにならないよう、競技に参加する場合は、しっかりと準備体操をしてくださいね(笑)。

上の子の競技中、下の子から目を離さないように

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年の離れた兄弟を連れているパパやママに多いのが、上の子の競技の写真やビデオを見ていて、下の子から目を離してしまう、ということです。まわりの大人も、自分の子の競技に夢中なため、足元は見ていません。そんなときに大人の腰の高さにも満たないような子どもが歩いていると、気づかずぶつかってしまうことがあります。また、下の子が一人で校門の外に出てしまったり、校庭にある遊具にのぼり思わぬケガをしてしまう可能性もあります。
上の子の競技を見る時には、下の子は抱っこするか手をつなぐかして、目を離さないようにすることが必要です。

ムシムシした体育館にお弁当を置くのはキケン

競技をがんばったあとは、家族みんなでお弁当を食べるのが楽しみだったりしますよね。そこで気をつけたいのがお弁当。外に置いておくと直射日光を受けてお弁当のおかずが傷みやすくなります。とくに注意したいのが体育館で運動会を行う場合です。中に保冷剤を入れたり、可能であれば冷蔵庫に入れておいて、お昼ご飯前になったら一度家に取りに帰るのが一番安全です。

年に一度の運動会。子どもたちががんばる姿を見て感動したり、負けて悔しがる子を見たりと、思わず大人も心打たれるシーンの多い運動会。どれも子どもたちが安全に競技できてこそのものです。子どもたちみんなが運動会を楽しめるよう、子どもの事故予防対策に力を入れていきましょう。

「毎朝みんなでゴハンを食べながら、たった5分でも家族のコミュニケーションをとって欲しい」という想いからはじまった『朝ごふん』プロジェクト。
このコラムは、忙しい朝でも親子で話せる子どもの安心・安全情報について紹介しています。
ほかに耳掃除・祖父母の家での事故対策などの生活に役立つ記事は『朝ごふん』ページで読むことができます。ぜひご覧くださいね。

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