life

子どものクラスが学級崩壊になったらどうする?

記事提供:学研キッズネット for Parents

子どものクラスが学級崩壊になったらどうする?

先日、わたしのいとこの息子(小5)が通っている小学校で、学級崩壊が起きて困っているという話を聞きました。そこで思い出したのは、娘(中1)が小5のときのクラスのことです。

娘のクラスの男子はやんちゃな子が多かったのですが、小4までは体育会系の厳しい男性が担任で、何とか規律が守られていました。ところが、小5で30代半ばの女性が担任に代わると、クラスのようすが一変。それまで押さえつけられていた男子のパワーが炸裂して、一気に“荒れたクラス”になってしまったのです。

担任が変わってから起こった、度重なる“事件”

小5の新学期がはじまって間のないころのことです。授業参観に行くと、何度も窓を開けたり閉めたりして落ち着かない子や、突然手を挙げて「保健室に行きます」と、出て行ってしまう子がいることに驚きました。当然、先生も注意はしますが、半ばあきらめているようす。参観日でこの状態なら、通常の授業ではどんな状態なのでしょう。

娘に聞くと、「いつも、そんな感じだよ」とさらり。つかみ合いのケンカや突然キレて机やイスを倒したりすることも「よくある」と言います。

あるときは、トイレに大量のトイレットペーパーを突っ込んで壊してしまったり、「嫌いなおかずだから」と、給食をゴミ箱に捨てるというできごとも起こりました。度重なる“事件”に、5時間目の授業をつぶして緊急学級会が開かれたのですが、このころには先生もいっぱいいっぱいになっていたようで……。

まったく反省の色も見えない子どもを前に、先生が「わたしは担任を降ります!」と、突然泣き叫んだのだそうです。

父兄も、クラスのために「できることをしたい」という思い

このできごとが起こる少し前から、娘のクラスは、担任のほかにもう1人、副校長先生か、手の空いている先生がサポートにつくようになっていました。先生が「担任を降ります」と言ったときも、補助についてくださっていた副校長先生が事態をとりまとめたそうです。多少のことでは動じなくなっていた娘も、この日ばかりは教室が「やばい空気だったよ」と、報告してくれました。

この話を聞き、「このままでは大変なことになる」と思ったわたしは、仲の良いクラスのママ友に電話をかけて情報を共有し、その後、先生に手紙を書くことにしました。保護者はクラスを応援していること、教室の見守りもできるし、親を頼ってほしい、というようなことをつづったように記憶しています。

手紙は「先生への応援メッセージだから、必ず渡してね」と娘に託しました。娘も、「そうだね、先生も大変だもんねぇ」と、翌日、先生に手渡してくれました。

先生からは後日、ていねいな返信をもらいました。これからも前向きにクラス運営を行うことと、わたしのほかにも、電話をかけてくれたり学校に訪ねてきたご父兄もいたそうで、心強く感じているといった内容が記されていました。

夏休み前には、とくに問題を起こす子とは、両親も交えて学校で話し合いがもたれたという話も聞きました。

荒れたクラスでは、問題を起こさない子も傷ついている

秋以降、幸いなことに娘のクラスでは少しずつ暴言や暴力が減り、決定的な学級崩壊には至らずにすみました。

そんなことを話すと、いとこは「息子の学校の場合、子どもの問題にはノータッチという父兄が多いのよね。でも、交代で教室の見守りをすることを提案してみようかな。とはいえ、負担がかかることは嫌がられそう……」と言いました。

すると、わたしたちの隣で会話を聞いていた娘が、「クラスがうるさいと、問題を起こさない子が一番うんざりするんだよ」と、ひとこと。荒れたクラスのなかで、動じないように見えていた娘も傷ついていたことに改めて気づかされました。

後日、いとこからは、教室の見守りを父兄に提案し、来週から交代で見守りをスタートすることになったという、LINEが届きました。ちょっとずつ、良い方向に進むことを祈るばかりです。

コラム出典:子どものクラスが学級崩壊になったらどうする?
(by 学研キッズネット for Parents)