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2歳と5歳と海外旅行。一番大変だったのはアレでした……。

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どこへ行くかを家族で話し合うのところからはじまる、ウキウキの夏休み旅行。

5歳の長女はすっかりお姉さんになり、2歳(今年3歳)の次女もオムツが外れ会話も流ちょうになり、なんとなく手がかからなくなってきた今年の夏。長女を妊娠してから数えると約6年間、なかなか勇気がでなかった海外旅行。夫婦して語学が堪能でないために、子どもに「もしも」があったこと考えてしまうと、どうしても安全な国内旅行に傾いてしまったここ数年。それでも「行ってみなくてははじまらない!」と、先日思い切ってグアムに行ってきました!

楽しみだけれど、ちょっぴり不安な子連れ海外旅行。子どもと行くからには万全の準備をしていったはずなのですが……意外にも一番大変だったのは外にあるアレだったのです。

飛行機は国内航空会社がおススメ。4時間弱のフライトに2歳児は……?

そもそも、はじめての子連れ海外旅行にグアムを選んだ経緯としては、やはり距離が近いから。成田空港からグアムまでは飛行機で4時間弱で着いてしまうので、小さい子どもにもそこまで負担になりません。それでも、子どもが同じ場所に4時間もじっとしていられるか……? とドキドキだった今回のフライト(とくに2歳の次女)。

そんな心配をよそに、ふたりは座席の個人モニターに映し出されるアニメにくぎ付け! 今回はJALを利用させて頂いたのですが、JALやANAといった国内の航空会社では『アンパンマン』や『ドラえもん』などといった幼児も楽しめるアニメが上映されているのです。なんてありがたい!

機内食も和食が出て、子どもたちも「美味しい!」と絶賛。やはりこちらも国内の航空会社だけあって、味付けや食材が親しみやすく子どもも大喜びです。機内食を子どもが食べられるか心配……という方もいるかもしれません。JALの場合は手荷物検査を終えてから購入した食べ物は持ち込みが可能でした。参考にしてみて下さいね。

島内はベビーカーいらず。食べ物もノープロブレム!

グアムは小さな島国なので、繁華街もそこまで広くなく子どもと一緒に長時間歩き回る……なんてことはありません。2歳の次女もベビーカーいらず! バスが市内をめぐっており(しかも10分おきくらいにくる)バスに乗ればだいたいの場所は回れるのでとっても快適です(初心者コースですが)。

島内での食事も、“THE アメリカ”ならではのピザやステーキ、パスタやハンバーガーなどの分かりやすい味のものが多いため、子どもにはもってこい! 「アレ? いつもそんなに食べたっけ?」と思わせるような食欲に、親の方が胃もたれしてしまいそうでした。

そんな心配もあろうかと、我が家では日本からレトルトのご飯やおかず、お茶漬けやふりかけを持って行ったので、朝ご飯は部屋でのんびり和食を(笑)。少し胃を休め、昼夜に思いっきりアメリカンフードを楽しめました。子どもの食事(親の胃もたれ)が心配な方は、日本から常温で保存できる食材をトランクに入れて持っていくことをおススメします(手荷物だと手荷物検査の際に中身を開けられてしまう場合があります。米国は持ち込み禁止の食品もありますので確認してくださいね)。また、宿泊するホテルに電子レンジや電子ポットの備品があるかどうかのチェックも忘れずに!

それからも子連れグアム旅行はとっても順調。イルカウォッチングやシュノーケリング(2歳児も参加可能)などのマリンアクティビティに、ウォーターパークなど南国ならではの遊びを満喫! お店には日本未入荷のおもちゃが並んでおり、ディズニーキャラクターものは種類が豊富で子どものテンションも最高潮へ。

しかし、娘のひとことで事態は急変します。「トイレに行きたい」……。

日本が当たり前じゃない! 海外トイレの現実

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ちょうど地元のスーパーで買い物をしているときでした。日本と同じ感覚で公共トイレに行って、思わず立ち尽くしてしまいます。なんと、結構な確率で便器のなかに前の方の残り物が……! しかも海外仕様のトイレは便座が高く、当然ウォシュレットなんてついてはいません。

U字便座のあいている部分の幅も広く(だいたい15センチくらい)、大人なら足を広げれば便器に肌を触れることはないのですが、下着をおろした状態で、子どもが足を広げてもギリギリ届くか届かないか。むしろ便器に直接座ってしまうほどの幅です(とくに2歳児)。サニタリーボックスも日本のようにきちんとふたがしてあるわけではなく、大きなゴミ箱に豪快に捨てられている汚物(しかも丸めたりもせず、そのままの原型を保ってポイ……)。そして、それを眺める子どもからは当然「これなにが捨ててあるの?」の質問。異臭や、何がこぼれているか分からない水たまり。すべてがアメリカンサイズで大きい作りになっているため、驚いた子どもたちは興味津々で動き回るしまつ……。

このおおらかさがにじみ出ているかのような公共トイレ。筆者ひとりであればお国柄かな~で済ませられるのですが、5歳と2歳とではなかなか笑ってはいられません。「そこ触らない! 動かない! じっとしてる!」と、なぜかトイレの中では鬼の形相になってしまいました。

じゃあどうする? 海外公共トイレの対策

とりあえず、子どもは普通には座れないので横向きにして座らせ用を足すことに。不安定にはなりますが、あまりペタペタ便座を触ってほしくなかったので、筆者につかまらせてなんとかことなきを得ました。

スーパーやコンビニのトイレは、上記のような状況が多かったため、まだ比較的キレイだった大きなショッピングモールで必ずトイレ休憩をすることに。とくに高級ブランド品を取り扱っているお店では、トイレがきれいな傾向にありました。

それでも日本のトイレとは桁違いの現実に、常にトイレのことを気にする日々。まだオムツの方がマシだったかな~なんて思ってしまいました(オムツ替えスペースは、ちゃんとトイレに設置されています)。旦那に聞いてみると男性用トイレも同じような感じだとのこと。

食事や飛行機なんてとんでもない! はじめての子連れ海外旅行の洗礼は、公共トイレだったのでした。あぁ日本って素晴らしい!

公共トイレ問題はあったものの、海のきれいさと食べ物のおいしさ。物価はちょっと高いけれど人も優しくて、親は英語がまったく話せなかったけれど大きな問題もなく、大満足だった今回のグアム旅行。はじめての子連れ海外旅行におススメです!

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最後に、日本ではあまり見かけることがないドリンクボトル。キャラクターのついているフタが可愛くて、逆さにしてもこぼれず、飲むときに吸うことで中身が出てくるという画期的さに感動! さっそくお友達へのお土産に……と上機嫌で大量購入。しかし、手荷物で持ち込もうとしてしまったおバカ一家(今思えばなぜ? という感じですが)は案の定、手荷物検査にひっかかり……すべて中身を開けられるという最悪の事態に。

誰にもあげられなくなった大量の空ボトルを、トボトボと持って帰りました……。液体の機内持ち込みには制限があったのですよね。

みなさん、液体のお土産はトランクにいれることをお忘れなく!

文・渡辺多絵

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