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ビッグダディ:第3回 子育てって他人から関与されたくないものだと思うんですよ

第3回目となる今回は、「痛快!ビッグダディ」の放送で話題になったビッグダディのアイデアから生まれた子ども達を喜ばせるアイテムについて。
お金がなくても子ども達を楽しませる、そんなアイデアが生まれる瞬間などについてお話を伺いました。

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■番組中の林下家の子育て術で反響が大きかったものについて聞かせてください。

最初に大きな反響があったのは、3色おにぎりですね。
ただのふりかけおにぎりを3つ合わせて3色にしただけで子ども達の喜び方がすごいんですよ。テレビでの反響が大きかったのは驚きましたけど、うちはお金がなかったから、お金をかけずに子ども達を喜ばせることについては常に考えていましたね。

三角のおにぎりと丸いおにぎりを作ると、「あ、俺まだ三角食べてない!」とか言う子がいたりするんです。
同じ味なのに、形が違うだけでもそういう気持ちになれるって子どもはすごいですよね!
大人でも、「あの3色おにぎりすごいですね」って言う人いるからね(笑)

大人でもそう思うってことは、子どもはもっと喜びますよね。
そういう物は他にもたくさんあるんです。

■お子さん達を楽しませるためのアイデアは他にはどんな物があるんですか?

これもテレビで放送しましたが、ピクニックに行くときには、濃縮で濃い麦茶をペットボトルに少しだけ入れて子ども達に持たせるんです。
行く前からペットボトルにしっかり入れると小さい子達には重いじゃないですか。
現地に到着してその中に水を入れると、普通の濃さの麦茶になるっていうのとかはよくやっていましたね。

そういう工夫のある物は子どもも喜ぶし、便利だし。
父子家庭になって8人の子供を抱えてからは、小さい子どもから中3までの子どもが参加できる遊びとかはよく考えていましたね。

■お子さん達を楽しませる方法はどういう時に、思いつくのですか?

子育てって戦略なんですよ。
子ども達の興味をどう惹こうとか、どうやって笑わせようとかは常に考えていましたね。
そういう中で、遊びや便利グッズなんかも一緒に思いつくんですよ。

夜中に頭の中に浮かんだら、ノートにメモしたりしてね。
年齢も性別も違う8人の子ども達が同時に楽しめる物を思いつくとワクワクしましたね。
お金がないからこそ生まれたアイデアはたくさんあるし、逆にそういう中で生まれた物ほど子どもは面白がってくれたりするんです。

■子育ての先輩として、現在子育てをしている方たちに伝えたいことってありますか?

子育てって、他人から関与されたくないものだと思うんですよ。
だから俺は余所の子育てには関与しないというスタンスでやってきたんです。

「子育てとはこうするべき」という言い方って、聞く側からしたらどうしてもカチンとくるものなんですよ。
俺も若い頃はそういう気持ちが本当に強かったですからね。

だから、どういう子育てをしてきたんですか?と聞かれたら答えはしますが、「俺はこうしてきました」と話を聞いた人が、それを参考にするかしないかはその人の勝手だと思っているんです。
「子育てというものはね…」なんて偉そうに言われても、一生懸命子育てを頑張ってる親からしたら素直に聞けないもんですよ。

■大家族の大黒柱として、父子家庭でお子さんを育てていく中での座右の銘はありましたか?

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子どもには嘘をつかない!
嫁さんに嘘はついても、子どもには絶対嘘をつかないってことですね。
嫁さんに対してはね、嘘をついたほうが良い場合もあるんですよ。
それがマイナスに出た場合は悲惨なんだけどね(笑)
でも、子どもに対しては嘘をつくと、親としての信頼をなくすし、なめられたりもするから絶対ダメですね。

あとは、親がうろたえた姿は見せてはいけないということかな。
子どもってすごく敏感だから、親がうろたえていたりしたらすごく動揺するんだよね。
だから、どんなことがあっても動揺しない親でいるべきだと俺は思ってやってきましたね。

独自の子育て術で、楽しみながらお子さん達と生活をしてきた林下さん。
子どもには嘘をつかない。というのは、簡単なようで実は難しいことではないでしょうか?
次回は、奄美大島への移住と生活についてお話を伺っていきます。お楽しみに。
(取材・文:上原かほり)