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海に出かける経験が知識を養う!?夏休みの自由研究で海について調べてみませんか

もう夏休みも後半戦。自由研究は進んでいますか? 「もう終わった」あるいは「今やっているところ」というお子さんもいると思いますが、「まだ何をやるか決まってない!」というご家庭もあるかもしれませんね。毎年子どもたちを悩ませる自由研究。今年の夏は、「海」について調べてみませんか?

10代では4割が海について親しみを感じていない!?

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日本財団が行ったアンケート「「海と日本」に関する意識調査2017 」(※)によれば、日本人の2人に1人が「海が好きだ」と答えています。年代によって多少の差はあれ、どの年代でも約半数の人が海に対して親しみを感じているようです。ところが……。

※全都道府県15歳~69歳の男女/有効回答数 1万1600/10代(15~19歳)2200サンプル、20代~60代9400サンプル/2017年4月28日~5月19日/インターネット調査

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10代の2.5人に1人、つまり約4割の人が海にあまり親しみを感じていないということがわかりました。10代は42.5%、20代は36.3%と、年代が若くなるほど海に対して親しみを感じていない傾向が見られるようです
「海に親しみを持てなくても、別に問題ないのでは?」と思うかもしれません。しかし、関心がある子とない子では、海についての知識において大きな差が生まれています。

今食べている魚が将来食べられなくなるかも!?

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「生態系の変化や乱獲などによって、今食べている魚が将来食べられなくなること」、知っていましたか? 調査の結果によると、小学校の頃、年2回以上海に行ったことがあるという人は、生態系の変化や乱獲など海で起きている問題について知っている人が多く、逆に海に行くことが年1回以下、または小学校6年間の中で一度も行っていないという人は「知らない」と答えています。子どものころ海に親しんだ経験が、海に対する興味や関心、ひいては知識を身につけることにも繋がっているんですね。

ビニール袋を大好物のクラゲと間違えて飲み込むウミガメ

今、海ではさまざまな問題が起こっています。それは生態系の変化や魚の乱獲だけではありません。
たとえば海辺に落ちていたお菓子の袋やビニール袋を、大好物のクラゲと間違えて死んでしまうウミガメがいるということ。また使わなくなった魚網に体が絡まり死んでしまうオットセイやアシカもいます。
こうした問題は、海水浴に行ったときに水が汚れていたり、ごみが浮いているのを発見したという経験から、子どもたちも身近な問題として考えることができるようになるのではないでしょうか。

海について調べることで生き物や環境についての知識が増える

夏休みの自由研究がまだ終わってないという子どもたちは、この機会に海について調べてみては?

・海にはどんな生き物がいたか
・海を好きだと思う人が少なくなっていること
・海に関心を持たないとどんなことが起きるのか
・今、海ではどんな問題が起きているのか

など、お子さんと一緒に話をして、そこからテーマを決めて調べてみてはいかがでしょう。 海について興味関心が出てくることが、生き物や環境について学ぶ良いきっかけになるかもしれませんね。

参考:「海と日本」に関する意識調査2017

文・間野由利子 編集・伊東杏奈

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