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0歳児の中耳炎。親として早く気付くためには?

記事提供:イクシル

0歳児の中耳炎。親として早く気付くためには?

中耳炎が軽度の場合自然に治ることもありますが、治療しないで放置した場合、悪化して聴力障害の原因になることもあります。症状を訴えられない0歳児の中耳炎に、親がいち早く気付くためには何に気をつければいいのでしょうか。

0歳児のママからの相談:「痛みを訴えられない0歳児。中耳炎の症状を早期に見分けるポイントは?」

『0歳の乳児がいます。4歳の上の子が去年初めて中耳炎にかかりました。その時は耳が痛いと言われて病院を受診し、中耳炎にかかっていることが分かりました。痛いと言われると病院に行くことが出来ますが、赤ちゃんでも中耳炎になることはあるのでしょうか?現在発語の無い0歳児が中耳炎になった時には、どのような症状が現れるのでしょうか。また中耳炎と診断された後は、どのような治療を行うのか知りたいです。(30代・女性)』

いつもと違う様子があれば注意して

0歳児には、中耳炎の症状の痛みや耳の詰まった感じを訴えることができません。耳を直接に痛がる様子が無くても、気になるしぐさやいつもと違う様子があれば注意して観察してください。

『中耳炎の症状には、発熱や耳垂れ等の外から見て判る他覚的症状に加えて耳の痛みや耳閉感など本人にしか判らない主観的なものがあります。乳児ですと、主観的な症状を訴えることは出来ません。その代わりに、不機嫌・ミルク摂取量が少ない・耳にやたらと手を当てるなどいつもと違う状況を感知することはできます。普段よく子どもを見ている親御さんだからこそ分かる「ちょっとした違和感」が、中耳炎を早期に発見する重要な情報になります。(小児科専門医)』

『中耳炎には、急性中耳炎と滲出性中耳炎があります。滲出性中耳炎は、急性中耳炎とは異なり耳が痛い・発熱などの症状はなく、耳が詰まった感じ・聞こえにくいといった症状のため言葉が話せない乳児では発症したことに気づきにくい場合があります。 (看護師)』

子どもの耳ってどうなっているの?

子どもが中耳炎にかかりやすいのは理由があるのでしょうか?

『鼓膜から内側のことを中耳といいます。中耳には空洞があり、中耳と鼻腔がつながっています。中耳と鼻腔をつないでいる道を耳管といいます。子どもの耳は成長発達の途中であるため、耳管が太くて短く、傾きが緩やかです。その結果、風邪をひくと細菌やウィルスによって感染して中耳炎が起こります。成長と共に大人の耳の構造になるので、中耳炎にかかりにくくなります。(助産師)』

治療は抗生物質や鎮痛剤などの薬物

中耳炎の治療は、お薬によるものが中心ですが、悪化した場合は切開手術が必要になる場合もあります。大人が早く気づいて、すぐに治療を受けさせることが大切です。

『重症度にもよりますが中耳炎の治療は、年齢に応じて大きな違いはありません。風邪の症状に対する対症療法や、場合により抗生物質や鼓膜切開などを適宜選択することになります。添い乳などをしていたりおしゃぶりをするお子さんに対しては、その行為自体が中耳炎を誘発するリスクになりますので出来る限り控える指導を行います。(小児科専門医)』

0歳の乳児の場合、どこが痛いのかも分かりにくいものです。不機嫌・ミルク摂取量が少ないなど気になる素振りや普段と異なる様子に気づいたら、早めに受診して悪化させないことが大切です。

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コラム出典:0歳児の中耳炎。親として早く気付くためには?
(by イクシル)