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イギリスの学校教育に学ぶ!子供の“叱り方ガイドライン”が参考になる!

記事提供:ならいごとキッズ マガジン

イギリスの学校教育に学ぶ!子供の“叱り方ガイドライン”が参考になる!

学校の先生の体罰はいまも問題になっています。一方で今の子供の教育は昔に比べると甘すぎるといった意見もあり、子供のしつけって本当に難しいですよね。

言い聞かせてもなかなか聞いてくれない子につい怒鳴ってしまったり、手を上げてしまったり…そんな子供のしつけに悩むママには、イギリスの学校で取り入れられている叱り方が参考になるかもしれません。

法律で体罰は禁止に!イギリスの学校事情

昔はイギリスでも先生がステッキや棒、定規でお尻や手をたたく体罰があったそうです。

しかし、1986年に公立学校においては法律で体罰が禁止されました。1980年代後半から児童虐待が大きな社会問題となったこと、さらに国連の児童権利条約などの宣言が出されたのが影響といわれています。

先生は何を叱る?どう叱る?学校の“叱り方ガイドライン”とは

現在イギリスでは、各学校が独自に規則や罰則のルールを決め、 “何を叱るか”、“どう叱るか”を盛り込んだガイドラインが作られているといいます。

子供が叱られる行動とは、ものを投げる、授業中のおしゃべり、ノートやテキストへの落書きなどの比較的軽いものから、先生の指示に従わない、いじめ、差別的な発言など重大なもの、さらに、暴力や傲慢な態度、学校から逃げ出すなどの一時停学や退学になるものまで、程度別に記載されているのだそうです。

また、先生の叱り方にも5つの段階が設けられており、初めは“注意(Reminder)”、次は“警告(Warning)”、そして“タイムアウト(Time out)”と呼ばれる、教室外に出される罰則へと段階が上がっていきます。

たとえば1つ目の“注意(Reminder)”では、子供のおしゃべりが目立つときなどに先生が注意という形で指示を明確に出します。

注意が2回以上続くと、3回目からは2つ目の警告になり、警告をしたあともまだ態度を改めない場合は、3つ目の“タイムアウト(Time out)”の罰則として、5分間教室を離れ他のクラスに行かせます。

さらに、このタイムアウトには4、5段階目の罰則もあり、4段階目は授業時間すべて教室を離れること、5段階目は休み時間に自由に遊べないこと、と決まっているようです。

なお、タイムアウトには子供の反省を促すだけでなく、先生も生徒も距離をとることで冷静になるという効果もあるようです。

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叱り方に一貫性があると子供もわかりやすい!

このガイドラインは、子供にもわかりやすく説明するためにポスターが作られ、教室など目のつくところに貼られているんだとか。

日本の学校では、叱り方についてはそれぞれの先生に委ねられている部分が多いですが、このように先生やスタッフだけでなく、子供や家庭とも共有されていると、公平性を保つことにも役立ちますね。

叱り方に一貫性がないと、子供はなぜ叱られているのかが理解できません。家族間でも、叱り方のルールを紙に書いて共有しておくなどすると、子供も納得しやすいのではないでしょうか。

イギリスの学校で取り入れられている叱り方のガイドライン(ルール)は、サッカーのイエローカードやレッドカードの仕組みに似ていて、子供にもわかりやすいところがいいですね。

大人も子供もわかりやすいイギリスの叱り方、是非参考にできることはご家庭でも取り入れてみてくださいね!

PHOTO/Iconic Bestiary/Shutterstock
参考/
CHILD RESEACH NET「【イギリスの子育て・教育レポート】 第17回 子どもを叱るとき、イギリスの先生はどうする?」

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コラム出典:イギリスの学校教育に学ぶ!子供の“叱り方ガイドライン”が参考になる!
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