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赤ちゃんにとっては脅威!?「口移し」がもたらす危険とは!

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こんにちは。食育ずかんライターの、くまこです。

おばあちゃんが赤ちゃんに口移しで食べ物をあげると「やめてー!虫歯がうつる!!」と言ったことはありませんか??実は虫歯より、ピロリ菌がうつってしまう恐れがあるとか!!

【ピロリ菌とは?】
ピロリ菌の正式名はヘリコバクター・ピロリ。ヘリコは「らせん」や「旋回」、バクタ―はバクテリアで「細菌」の意味。胃の粘膜に生息しているらせん状の細菌です。
昔は、胃粘膜は強力な酸(胃酸)があるため、細菌はいないと考えられていました。しかし、最近の研究から、ピロリ菌が胃の中でも存在できるということがわかりました。ピロリ菌は一度感染すると、除菌しない限り胃の中にすみつづけます。
菌に感染したからといって胃潰瘍や胃がんを必ず発症するわけではありません。しかし、ピロリ菌が胃炎を生じさせることや、胃潰瘍や胃がんにかかった人の多くが菌を保有していることがわかっており、胃がんの元凶であることは間違いないようです。

【ピロリ菌の感染原因は?】
日本消化器病学会によると、日本など先進国では主に口から口を介した経路で感染し、特に家庭内感染の報告が多いそうです。
また、高齢者にピロリ菌保有率が高く、水などのインフラがまだ整っていなかった時期に幼少期を過ごしたためではないかと言われています。乳幼児は消化機能が未熟な上、抵抗力が弱く感染のリスクが高いため、祖父母からの口移しは特に注意が必要です。

【予防するには?】
特に0~5歳の時に感染リスクが高いようです。
口移しはもちろん、お箸やスプーンなどの使い分けにも気を付けてくださいね。
また、最近ではピロリ菌対策としての研究も進められ、以下の食材が注目されています!
①LG21ヨーグルト(LG21乳酸菌)
②ブロッコリースプラウト(スルフォラファン)
③もずく・わかめ・昆布に含まれるぬめり成分(フコイダン)
④緑茶(カテキン)
そのほか、マヌカハニー、プロポリス、梅干しなども効果があると言われています。ただし、1歳未満の乳児には、『乳児ボツリヌス症』を引き起こす危険性が高いため、マヌカハニーなど天然のはちみつは絶対与えないでください。

通常食べる量ではピロリ菌を抑える効果はあっても除菌することは難しいのが現状です。あまり偏った食べ方をせず、バランスよく食べる事をおすすめします。
よかれと思ってしていた口移し。赤ちゃんにとってはとても脅威だったのですね!!
愛おしく大事な存在だからこそ、できる限り親が感染のリスクから遠ざけてあげなければなりませんね!

※本記事は、「食育ずかん」が執筆しました。食育まめ知識をもっと知りたい方はコチラから↓

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Text by 食育ずかん