life

宿題が簡単に思えてくる!?子供がすすんで宿題をするようになる仕掛けづくりとは?

記事提供:ならいごとキッズ マガジン

宿題が簡単に思えてくる!?子供がすすんで宿題をするようになる仕掛けづくりとは?

「宿題をやりなさい」と言わないですむ日がいったい何日くらいあるでしょうか。口をすっぱくして言っても、なかなか自分からやることが出来ないのが宿題です。

しかしそんな日常生活も、ちょっとした工夫で子供が自主的に宿題に取り掛かるようになるんだとか! 教育評論家の親野智可等(おやの ちから)さんが提唱するのは、“宿題に取り掛かるハードル”と、“最後までやりきるハードル”を下げること。

今回は、この2つのハードルを下げる方法についてみていきましょう。

自主的に宿題をやるようになるポイントは“ハードルを下げる”こと!

どうしても宿題をやらない子供を怒りたくなることはあると思いますが、そのような関わり方は“宿題は嫌なものだ”と宿題に対するハードルをかえって高くしてしまうといいます。

子供は漠然と宿題を嫌なもの・面倒くさいものと考えており、実はどれくらい嫌なのか、どれくらい面倒くさいのかがあまり分かっていないことが多くあります。

そのため、“宿題に取り掛かるハードル”と、“最後まで終わらせるハードル”を下げることができれば、案外早く宿題を終わらせることができるんだとか!

その結果、意外と楽しく宿題を終わらせることができればそれは成功体験。次に宿題をやるハードルが更に低くなります。

2つの“とりあえず作戦”で宿題に取り掛かるハードルを下げてみよう!

まずは“宿題に取り掛かるハードル”を下げるために、次の2つの“とりあえず作戦”を試してみましょう。

1)とりあえず宿題を“見える”ようにする作戦

固く閉じられたランドセルの中にある宿題に手を出すよりは、宿題が目の前に並んでいた方が取り掛かりやすいような気がしませんか? 自主的に宿題に取り掛かることが苦手な子供には、“とりあえず宿題を見えるところに置いておく”作戦がおすすめ。

この作戦は、玄関にランドセルの中身を“とりあえず出す”ためのBOXを置いておくというもの。学校から帰ってきた子供に、何よりも先に玄関の箱の中にランドセルの中身を出してもらいます。

そのあとは、遊びに行っても習い事に行ってもOKです。帰宅するとすぐに宿題を見ることで、子供たちは今日宿題が出ていることを思い出しやすくなります。このことが、宿題に取り掛かるハードルを下げてくれるといいます。

この作戦のポイントは、できるだけ大きく、浅い箱を用意することです。それにより、パッと見ただけでランドセルの中に何が入っているのか、子供が把握することができます。

また、ランドセルの中から宿題に必要な道具、つまりノートやドリル、筆記用具や下敷きなどをテーブルの上に準備してあげるのも効果的。

“あとは椅子に座って問題を解くだけ”の状態まで準備がされていれば、子供はより宿題に取り掛かりやすくなり、自主的な行動を促すことに繋がるんです!

2)とりあえず宿題を“やってみる”作戦

子供に宿題をやらせるためには“最初の一歩”を踏み出させることがとても大切です。その一歩を踏み出させるのにおすすめなのが “とりあえず一問”やってみる作戦。

一度に宿題を全部やらないといけないと思うととてもやる気になれないけれど、一問だけやればよいと言われれば、宿題に対するハードルも低くなります。すぐに終わると分かっているので、ちょっとだけ頑張ることができるんです。

この方法の良いところは、“きっかけ”を作り、“見通し”を持つことができるところです。やり始めるまでが大変な宿題でも、取り掛かってみると意外と簡単だったりすることもある。1問が2問、2問が3問と手が進んでいくことだってあるでしょう。

また、1問だけでも取りかかってみると、残りの宿題がどれくらいなのか簡単な見通しを持つことができます。それはもしかしたら、子供が想像しているよりは少ない量かもしれません。すると宿題をやる前よりは、宿題を終わらせるハードルを下げることができるんです。

2つの“見える化作戦”で、宿題を終わらせるハードルを下げてみよう!

とりあえず宿題に取り掛かることができたら、次は宿題を最後まで終わらせるためのハードルを下げる作戦を決行しましょう。

宿題に限らず、何かを実行するために大切なことは、“大きな目標を持つこと”、そして“大きな目標を達成するための小さな目標を設定すること”だと親野さんは考えています。

そのため、宿題を終わらせるためには“大きな目標=宿題の全体像”を把握して、“宿題を全部終わらせるための小さな目標”を設定することがポイント。特に、親野さんが重視しているのが“小さな目標”です。

この小さな目標を達成するために、おすすめなのが、次の2つの“見える化作戦”。その作戦について詳しく見ていきましょう。

1)ホワイトボードを使った宿題の「見える化」

子供の小さな目標達成を促す作戦の1つに“小さな目標の見える化”があります。これは、小さな目標が何で、自分が今どれくらいのことができているのかを、目で見て分かる形にする作戦です。

それによって子供は、あとどれくらい頑張れば宿題を終わらせられるかの見通しを持つことができます。

ちなみに、あらかじめ目標を達成することができたときのに、“小さなごほうび”を提示してあげると、子供のモチベーション維持に役立ちます。

小さなお菓子を食べる、10分休憩して好きなことをやるなど、“少し頑張れば楽しいことが待っている”と子供が実感できるようなサポートをしていきましょう。

2)模擬時計を利用した時間の「見える化」

模擬時計を利用した“時間の見える化”もおすすめです。

まずは、学校のように家での生活も時間割を考えます。そして、ご飯の時間や寝る時間、宿題の時間を決めて、その時間を示している時計を画用紙で作り、家の時計の横に貼ってみましょう。

そして、今は何をやる時間なのかが一目でわかるように、時間を“見える”ようにします。

子供には、模擬時計を示して今何の時間なのかを意識させるような声を掛けていきます。それによって自主的な行動が促されるといいます。

今回紹介したような作戦を繰り返すうちに、子供は自主的に宿題にとりかかるようになるのと同時に、宿題は全部でどれくらいなのか、今からやったらどれくらいで終わるのかと言う見通しを持つこどもできるようになります。

子供のやる気を引き出すために、ここでご紹介させていただいた方法を是非実践してみてくださいね。

PHOTO/Niwat singsamarn/Shutterstock
参照/
東洋経済 ON LINE 「とりあえず方式」が勉強しない子に響くワケ
AERE dot. 子供に「勉強しなさい」と言わずに済む仕掛けづくり
ならいごとキッズ 「片づけしないとテレビ見られないよ」はNG!子供の可能性を奪う親の叱り方

関連コラム

自主的に宿題をさせるには?宿題をやらない子供への効果的な働きかけ方
子供に宿題をやらせると悪影響ってホント?
1日でできる自由研究まとめ
紙の絵本とは違う効果も!?デジタル絵本の魅力とは

コラム出典:宿題が簡単に思えてくる!?子供がすすんで宿題をするようになる仕掛けづくりとは?
(by ならいごとキッズ マガジン)