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感動でキャイ~ンも”ブルブル”に? 劇場版アンパンマン最新作

映画シリーズ歴代1位を獲得した昨夏公開の『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』に続き、今年も最新作『それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!』が7月1日(土)より全国ロードショーとなります。
今作の主人公は、強がってはいるけれど本当はこわがりなライオンの男の子・ブルブル。劇場用アニメ作品で初声優を務める、多部未華子さんが声を担当することでも話題です。

さらに男性ゲスト声優は、お笑いコンビ・キャイ~ンのおふたり。実生活でも2016年に男児が生まれパパとなった天野ひろゆきさんが、ブルブルのお父さん役。神殿の門番である”いいかげんに城”をウド鈴木さんが演じます。以前から『アンパンマン』に出演したかったというおふたりに、その魅力についてうかがってきました。

使用想定1

■自分の子どもに言うような気持ちで、セリフを言いました

──今回念願かなってのご出演となったわけですが、演じてみていかがでしたか?

天野「本当にうれしかったです。子どもが今1歳ちょっとなんですけど、まさにアンパンマンが大好きになっているところで。父親として鼻高々です。ふだんあまり僕に興味のない奥さまにも……」

ウド「そんなことないでしょ〜?」

天野「(笑)妻にも『アンパンマンをやるの? すごい!』と、ほめられました。ライオンのお父さん役ということで自分自身にも近かったので、やりやすかったですね。自分の子どもに言うようなつもりで、セリフを言わせていただきました。ライオンなので言い方はちょっと強めなんですけど、『厳しいことを言ってもきっとわかってくれるはず』という思いで。そうしたら監督からもほぼ一発でOKをいただけました。よかったです」

ウド「僕は今まで”城”になったことがなかったので……」

──(笑)ですよね?

ウド「”城”っていうのはどういう気持ちなのか?と、自分なりの”城”を構築するところから始まりました。そして出た結論が、気はやさしくて力持ち」

天野「”ドカベン”じゃねーか(笑)!」

ウド「愛する人を守るため、いや、宝物を守るため! 何か守るものがあるということは、強くなれるんだなぁと思いましたね。あとふだん天野くんにも家族にも、世の中の人にも『いいかげんにしろ』と言われている僕ですけど、『いいかげんにしろ』という立場の人には責任があるんだなと。人格がしっかりしていないとそんなふうに突っ込めないので、全身全霊で(声を張り上げ)『いいかげんにしろ〜!!』と」

公開アフレコ時の様子

公開アフレコ時の様子

天野「いや、これ、記事になるけど動画じゃないからね」

──(笑)今回参加されてみて、『アンパンマン』についてあらためて感じたことはありますか?

天野「もちろん以前から、子どもと一緒に観て楽しんでいました。それに絵本を読むと(作者である)やなせ(たかし)さん世代の方々がいろんな経験をして、そこから子どもに向けてアンパンマンというキャラクターを生み出した理由がよくわかるというか。ちゃんと深いメッセージがあるんですよね。自己犠牲であったり弱いものを助ける気持ち、悪いことに立ち向かう気持ち。現代は見て見ぬふりをする風潮がありますけど……今は怖い世の中だからそういう側面があるのも仕方ないのかなとは思うんですけど……やっぱり大切だなと思います。親が子どもに観せる作品として素晴らしいなと思うし、親自身にも『こういう人でありたいな』と思わせてくれますね」

ウド「お子さんたちが物心ついてからアンパンマンを通して、知らず知らずのうちに人を思いやる心を学んでいくところがありますよね。人を思う気持ちの大切さを、自然と学べるようなストーリーだと思います。いっぱい出てくるキャラクターにも、人間社会が反映されているなと思えるところもありますし」

──とくに気になるキャラクターはいますか?

天野「うちの子どもは、バイキンマンをすごくかわいがっているんですよ。なんか愛らしさを感じているんでしょうね。今回のストーリーでいえば、カレーパンマンが大活躍します。カレーパンマン、いいよね? そういえばカレーパンが嫌いな子って、いないですよね? 意外とアンパンのほうが、派閥がわかれるかもしれない(笑)」

ウド「こしあん派とつぶあん派にわかれるよね!」

■パパになった天野くんは、アンパンマンみたいに元気100倍!

──今作の主人公であるライオンの子ども・ブルブルはとてもこわがりですけど、おふたりが子供のころにこわかったものってありますか?

ウド「犬かなぁ。犬は大好きなんですけど、一度いたずらをしたら怒らせちゃったことがあって。あ、でも中学3年生から犬を飼い始めました」

天野「怖いものを近くにおくというのは、すごい発想だね」

ウド「そこからますます好きになりました!」

──荒療治ですが、それもひとつの克服法ですね!

天野「僕、こわいものってあまりなかったんです。肝試しとかでも『隠れているオバケ役のほうがこわいだろうな』なんて思ってました。ヘンな子どもだったんですよ」

──それこそ”お父さんがこわい”とか?

天野「それがやさしかったんです(笑)。一度だけ、夜に友だちと遊んでいてほかの子たちに迷惑をかけたことで怒られたんですけど、ふだん全然怒らないオヤジだったから『あ、怒るんだ』ってことに驚いちゃって。こわいというよりも、驚きのほうが大きかったです」

──ご自身は今、どんなパパなんですか?

天野「僕もそんなにきびしくはないですけど、最近は手を差し伸べずに見守ることも大事かなと思い始めてきました。そうすると意外と自立して、何かやりたがるんですよ。この前まで滑り台をおそるおそる滑っていたのが、今は自分で上っておりてきます……無表情で(笑)。慣れちゃったので、新しい刺激をまた求めていくんでしょうね。こっちもそれを見ているのが楽しいです。毎日『あ、こんなことができるようになったんだ』の連続なので」

ウド「天野くんは独身のころも元気でしたけど、子どもができてからアンパンマンみたいに元気100倍!なんですよ。それは奥さんやお子さんのおかげかなって。だから相方として僕もどんどん甘えていきたいと思ってます(笑)」

──ウドさんまで加わると、かなり大変そうですね(笑)。では作品を観に行こうかな?と思っている親子に、メッセージをお願いします。

天野「お子さんがいると、お母さま方はなかなか映画を観に行くことができないですよね。うちも1歳ですけど、その年頃の子を連れて映画館に行くのって気がひけると思うんです。でもアンパンマンだけはむしろウエルカム!でございますので、お母さま方もちょっとリラックスして劇場で楽しんでいただきたいなと思います。子どもたちはもうノリノリで、アンパンマンと一緒に楽しんでください!」

ウド「”(作品のキャッチコピー)ドキドキ!わくわく!”は、どこにある? はい、劇場にあります! 感動と笑いでも”ブルブル”できると思いますので(笑)、ぜひ観てくださ〜い!」

使用想定2
おふたりの熱演ぶりにも注目したい『それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!』は7月1日(土)より、元気100倍ロードショーです!

配給:東京テアトル
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2017

取材&文・鈴木麻子