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モアナ製作陣に聞いた「一歩を踏み出す勇気の出し方」

このたび編集部は、広い海を超えアメリカのディズニー本社へ! アメリカ取材レポート第2弾です。

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ウォルト・ディズニー本社と聞けば、おなじみの「ミッキー」を想像するのではないのでしょうか?

ならば、きっと社内のいたるところにもミッキーがいるに違いない!と思うことでしょう。

編集部が出会ったミッキー in ディズニー本社

というわけでミッキー探しの旅へGO! まずは外から探してみましょう。

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どーんと現れたのはシンデレラ城。ディズニーっぽい!

歩いていると、おっと、地面に……!
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「歩行者専用道路」を示すミッキー。

どんどん行きましょう。入り口付近の柵ですが、右側にご注目。ぐーんと近づいてみますよ。

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柵の上をよーく見てみると……ミッキー発見!

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キャンパス内の自転車置き場もこの通り。

 

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ミッキー探しをしていると、おっと、リスを発見! 会社の敷地に動物がいるなんて驚きです。

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駐車場近くの横断歩道。運転しているみなさん、歩行者に気をつけてね〜、ってミッキー発見!

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あっちに門がありますよ〜! な標識もミッキー。

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バス停はこちらに……、って見逃しませんよ! 右上に注目。

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創設者のウォルト・ディズニーさんの銅像も、ミッキーと手をつないでいます。

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キャンパス内の案内標識にも、もちろんミッキー! こちらは映画が作られる工程を示したものなんだとか。

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余談ですが標識の下にあるのが「プルートズコーナー」。プルートと言えばミッキーの飼い犬でおなじみですが、

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この場所にはちょっとしたストーリーがあるんです。

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この「プルートコーナー」には”3つ”の足跡が刻まれています。きっとプルートのものでしょうね。

 

さて、ここで問題です。なんで足跡が3つしかないの?

 

正解は……トイレ中だからです(笑)。ユーモアがあって、ディズニーらしいですよね。

 

さて、引き続きミッキー探しをしてみましょう

今度は室内でミッキーを探してみましょう。もちろん社内にはミッキー、あれ!?

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女子トイレは『モアナと伝説の海』の主人公・モアナでした。ちなみに男子用のトイレは同作品に登場するマウイ。

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今年の春に日本で公開された、ディズニー・アニメーション最新作の映画『モアナと伝説の海』。
美しい映像と音楽、そしてパワフルで自立したヒロイン像が大きな話題となりましたよね。

なんと、そんな『モアナと伝説の海』を作り出したジョン・マスカー&ロン・クレメンツ両監督と、プロデューサーのオスナット・シューラー氏に遭遇! 直接お話を伺うことができましたよ。

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ディズニーが生んだモアナというニューヒロインの魅力とは? そして、製作陣が作品を通して子を持つ親、そして未来へ踏み出す子どもたちに伝えたかった思いとは?

製作陣が語るヒロイン・モアナの魅力とは?

――海や島の人びとに愛されるモアナですが、責任感が強く冒険心もある彼女の最大の魅力とは何ですか?

シューラー:美しさと強さを併せ持つ、戦士のように凛々しいキャラクターだということですね。モアナのような若い女性が世界を救ってヒーローになるという話は、私たち、特に女性にとっては、今という時代の現実の問題に直結している話だと思います。
クレメンツ:モアナは強くてパワフルなキャラクターであると同時に、思いやりがあって相手の感情を理解することができます。これは彼女の素晴らしい魅力ですね。
シューラー:そうね。力強さと思いやりがひとりのキャラクターの中に共存しているというのは、まれなことだと思います。
マスカー:それから、傷つきやすいところがあるということ。彼女は、自分のしていることが正しいのかどうか、いつも確信を持てているわけではありません。ですが、自分に対するそういう疑いや不安と戦って物事を成し遂げるのです。モアナにはユーモアのセンスもありますね。その持ち前のウィットで、自分より大きなマウイをぐうの音も出ないほど追い詰めてしまう。そうやって相手との関係をベストなところに持っていくという才能にも私は惹かれます。

――モアナの両親がそうだったように、親が子どもを枠にはめてしまうということが日本でも起こりがちです。「危ないから、これやっちゃダメ、あれやっちゃダメ」とか。子どもを守るためとはいえ、世の中にはリスクと同時にチャンスもたくさんありますよね。そのようなチャンスに向けて子供が挑戦するためには、親はどういうスタンスでいるのがいいのでしょうか。

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シューラー:私たちはモアナを、“両親のことを敬愛していて、自分の責任を果たそうとするけれど、それよりも大きな問題があるということを理解している人間”に描きたいと考えました。そして映画の最後で、彼女は世界に対する自分の責任を果たすと同時に、家族に対する責任も果たすのです。自分の心が命じるままに従えば、物事も全てうまくおさまるというのは、この映画のメッセージの1つでもあります。

クレメンツ:彼女は、父親が自分に望んでいるように、村のリーダーとなって村人たちを指揮していきたいと思っているのですが、自分自身がやりたいことは、それと相反することのように思えてしまう。周囲で起こる問題だけではなく、自分の中で起きる葛藤を解決しなければならないのです。

マスカー:世界を救いに旅立つことを決め、荷造りをするモアナを、彼女の母親が見つけますよね。母親は、心を引き裂かれる思いで、それでも娘の出発を許すのです。どんな親でもそのような経験を持っているので、子を持つ親にとってはとても共感できるものではないでしょうか。

子どもたちにとって大切なのは、自分自身の声に従う勇気を持つこと

――ご自身の経験を振り返って、「夢を実現する」ということをどのように感じますか? これから夢に向かって進んでいく、日本の子どもたちにメッセージをお願いします。

クレメンツ:私はアイオワ州の小さな町の出身です。子どものころからディズニー社で働きたいと思っていたのですが、町でそんなことを考えている人はほかにいませんでした。高校時代でさえ、進路指導の先生に「ディズニー社で働くのが夢だ」と話したら「なるほど。さて、これからは真剣に話をしようか」と言われてしまったのです。そうした経験から、たとえ周りの大人に可能性が見えていなかったとしても、自分の内なる声を聞くのは良いことだし、それに従う価値はあるのだと思います。それが、不可能なように見えてもね。

マスカー:どのような障害があっても、その障害が身体的なものであっても、精神的なものであっても、内面的なものであっても、それに負けないで、自らの情熱と心の命じるままに従うべきです。全力をかけて頑張れば、きっと良いことが起きるし、その過程で自分自身について学ぶこともあるでしょう。

シューラー:時間をかけて自身の内なる声を聞いてください。自分自身の声に従う勇気を持つこと。でも、自分に対する思いやりも持つこと。そしてそこに喜びを見出すことが大切です。

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貴重なお話ありがとうございました! 今回お話を伺った3名が携わった『モアナと伝説の海』は6月28日(水)より先行デジタル配信開始、7月5日(水)にMovieNEX(4,000円+税)で発売です! お子さんと一緒に観て楽しめるだけではなく、子育てのヒントになるかもしれませんよ!

 

© 2017 Disney

 

取材、文・編集部

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