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ゼイゼイしていないのに喘息の診断…喘鳴のない喘息?

記事提供:イクシル

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喘息といえばヒューヒュー・ゼイゼイといった喘鳴をイメージしますが、喘鳴のない喘息もあるのでしょうか。今回は6歳児のママからの相談です。喘息と診断されたものの喘鳴はないように思い、他の病院でも診てもらった方がいいのか悩んでいます。専門家からはどんなアドバイスが寄せられたのでしょうか。

6歳の子どものママからの相談:「喘鳴のない喘息ってある?」

『6歳の子どもは、2歳前から風邪を引くと咳が長引き喘息の疑いがあると言われました。そのため、吸入ステロイド薬やアレルギー用のお薬毎日服用しています。確かに風邪を引くと激しい咳が続くものの、ヒューヒュー・ゼイゼイといった喘鳴音はありません。喘息と診断されたが他の病院では喘息ではないと言われた人もいるようですが、喘鳴がない小児喘息もあるのでしょうか。(40代・女性)』

喘息は検査結果なども参考に判断されます。喘鳴がなくても喘息はあり得る

喘息は、症状だけでなく血液検査などの検査結果を加味しながら総合的に判断されます。そのため、喘鳴がなくても喘息と診断されることもあるようです。

『喘息の主な症状は、咳・喘鳴・呼吸困難ですが、喘鳴が聴取できないことがあります。ある症例では、呼吸困難の自覚はあるものの喘鳴はなく、ピークフロー値(最大呼気流量)が激しく低下していることで喘息と診断されました。(呼吸器科看護師)』

『喘息は、症状だけでなく血液検査・肺機能検査・生活環境・症状が出る時期など総合的に判断されます。また、喘息に関連した疾患に咳喘息があります。喘鳴がないにも関わらず、痰を伴わない咳だけが続く疾患です。咳を伴う疾患はたくさんありますが、咳喘息は長引くと一般の喘息に移行するため早期発見・早期治療が大切です。(呼吸器科看護師)』

最近急増中の”咳喘息”。喘鳴を伴わない空咳が特徴。放っておくと喘息に進行することも

喘鳴を伴わない「咳喘息」が増えているようです。放っておくと喘息に移行するため、早めに対処することが必要です。

『喘鳴は、喘息を診断する際の重要な所見の一つです。喘鳴が聞こえないことで喘息以外の病気を疑ったり、喘息ではないと診断されることもあります。しかし、最近では喘鳴を伴わない「咳喘息」が増えています。夜中や朝方・走ったあと・季節の変わり目・タバコや線香の煙などで咳が増える場合、咳喘息が疑われます。風邪などで出始めた咳が2週間以上続いて発症することも多く、風邪でもないのに長く続く咳も咳喘息である可能性があります。(看護師)』

『咳喘息は、一般に言われる喘息の症状とは異なり痰の絡まない空咳であることが多いです。適切な治療を受ければ治癒しますが、そのまま小児喘息に移行する可能性もあります。もし主治医の診断に不安があるのでしたら、別のアレルギー専門の小児科のセカンドオピニオンを受けても良いでしょう。適切な治療を受ければ改善が期待出来る疾患ですので、専門医の指示に従い治療しましょう。(看護師)』

喘鳴が確認できない場合でも、検査結果などから喘息と診断されることはあるようです。最近は、喘鳴を伴わない「咳喘息」も増えています。放っておくと喘息に移行するため、できるだけ早めに治療することが必要です。空咳でも、長引くようなら病院を受診しましょう。

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コラム出典:ゼイゼイしていないのに喘息の診断…喘鳴のない喘息?
(by イクシル)