manga

川や海の事故に注意。ライフジャケット未使用の場合、死亡率は○割もアップ!?【朝ごふんコラム】

ライフジャケット①

初夏になり川や海へ遊びに行く機会が増えてきますね。それに比例して水難事故が増えてきます。水辺に行くときは浮き輪や水中メガネを持っていくことが多いと思いますが、忘れてはいけないのは子ども用ライフジャケット。着用している時と未着用では、事故の結果が大きく変わってくるのです。今回は、ライフジャケットの必要性についてお話しします。小児科医で「子どもを事故から守るプロジェクト」代表の出口貴美子先生にお話をお伺いしました。
123

データからわかる子ども用ライフジャケットの必要性

川や海へ遊びに行くお母さんたち、お子さんに子ども用の「ライフジャケット」を着せていますか?「浅瀬で遊ぶだけだし、浮き輪で十分でしょ」と思うかもしれません。しかし、浮き輪では不十分です。浮き輪だと川の流れや大きな波が来た時に外れてしまうことがあります。それでは命を守れないのです。
平成26年までの5年間に、14歳以下の子どもが海や川などで溺れて亡くなる事故が、202件、起きています。
そして、ライフジャケットを着用していて海中に転落した場合と、未着用の場合では生存率が3倍も違います。さらに未着用の場合は死亡率が5倍も高くなるという結果が出ています。
この結果から見てもわかるように、ライフジャケットをつけていたら、万が一、おぼれた時でも助かる確率が上がります。水辺では必ず子ども用ライフジャケットを着用させてください。それが子どもの命を守ることになります。

「1回くらいの水遊び」でも事故は起きる

「川や海で遊ばせるときは、ライフジャケットが必要ですよ」と呼びかけると、たまに「川も海も1回くらいしかいかないから。。」という人がいます。でもこれは、非常に危険な考えです。たった1回でも水辺に行くのなら、その時は常に危険と隣り合わせだということを知ってください。「たった1回の海水浴」でも、水難事故に遭遇する危険が潜んでいるのです。海に限らず、水辺では必ずライフジャケットを着用させましょう。

「来年も着られるように」と大きめサイズを買うのはNG!

ライフジャケット②
子ども用ライフジャケットはネット通販などで購入することができますが、商品を選ぶ際は3つのポイントに注意してください。
①外れないように、ベルトでしっかり固定できるもの
①股下ベルトを通せる「股ひも」がついている
②子どもの体のサイズにぴったりあったもの

つい、来年も使えるようにと少し大きめサイズを選んでしまいますが、それだといざというときに十分な力を発揮できません。価格は2000円から3000円前後。いいものだと1万円くらいしますが、それで子どもの命が守れるのなら安いものだと思いませんか?
今目の前にいる子どもの体にちょうどいいサイズのものを選んであげましょう。

岩場に行くときはヘルメットを着用

川で泳いだり、魚釣りをするという場合は、ライフジャケットだけでなく、ヘルメットの着用もおすすめします。川辺は大きな岩がごつごつしている上に、コケなどが生えて滑りやすくなっています。大人でも足を滑らせることがあります。とくにサンダルばきで、親のあとをついて歩くような子どもが一緒に行くときは、転倒して頭を打たないようにヘルメットを着用しておきましょう。また、サンダルではなくスニーカーなどしっかり歩けるものを履かせましょう。

水辺でのリスクばかり述べましたが、ライフジャケットを着用すると、浮き輪よりずっと安全に楽しく、水の上に浮いて遊べるのですよ。
子どもたちが川や海で安心して楽しく遊べるよう、水辺ではライフジャケットを着用することが常識になるように願っています。

出典:消費者庁
出典:国土交通省海事局
出典:子どもたちにライジャケを

「毎朝みんなでゴハンを食べながら、たった5分でも家族のコミュニケーションをとって欲しい」という想いからはじまった『朝ごふん』プロジェクト。
このコラムは、忙しい朝でも5分で話せる子どもの安心・安全情報について紹介しています。

ほかにも、離乳食期の事故・お風呂での事故 などの生活に役立つ記事は『朝ごふん』ページで読むことができます
朝ごふんコラムを読む