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大人だけじゃない!?子供の睡眠時無呼吸症候群に注意!

記事提供:ならいごとキッズ マガジン

大人だけじゃない!?子供の睡眠時無呼吸症候群に注意!

寝ているときの『いびき』は大人だけだと思っていませんか?

実は子供にも、大人と同じように、いびきをかいて、その間に呼吸が止まってしまう『睡眠時無呼吸症候群』を発症するケースがあるんです。

子供の睡眠時無呼吸症候群は、重度の場合、発育障害や成長障害などを引き起こす危険性もあり、注意が必要です。

子供の激しいいびきや、寝苦しい様子には要注意!睡眠時無呼吸症候群のチェックリスト

子供に次のような症状がある場合は、要注意。2つ以上の項目にあてはまる場合は、専門医に診てもらいましょう。

日中の過度の眠気(ボーっとしている時間が多い)
注意力や集中力がなく、落ち着きがない
呼吸が荒く、いつも口呼吸をしている
夜間に大人顔負けの激しいいびきをかく
寝相が悪く、寝返りを頻繁にくり返す
上向きで眠れない
陥没呼吸(息を吸うとき、腹部は膨らむが、胸部が陥没する)

寝相の悪さや、落ち着きがない、やたらと眠たがる…これらは子供にとってよくあることで、見逃してしまいがち。日頃の子供の様子をよく観察しておくことが大切です。

アデノイド肥大や口蓋扁桃、アレルギー性鼻炎が原因

子供の睡眠時無呼吸症候群は、口蓋扁桃と咽頭扁桃(アデノイド)が大きいために、空気の通り道が狭くなることで、いびきや無呼吸が起こることが多いようです。

また、アレルギー性鼻炎や花粉症などで鼻づまりがひどく子供にも、いびきや睡眠中の無呼吸がでることがあります。さらには、高度な肥満や顎の顔面の形態異常も原因となり得ます。

睡眠時無呼吸症候群を放置していると、さまざまな悪影響が

睡眠時無呼吸症候群の子供は、深い眠りにつくことができず、成長ホルモンの分泌が阻害されてしまうことから、成長や発育にも遅れがでてしまう危険性があります。

落ち着きがなく多動になったり、攻撃的な性格になったり、慢性的な低酸素症に伴う精神遅延が起こったりと、睡眠時無呼吸症候群を放置しているとさまざまな悪影響がありそうです。

成長ホルモンの分泌低下により低身長になることも。また、夜尿をしてしまう・寝起きが悪い、などの生活面での影響もあります。それに幼稚園や小学校で眠くなり居眠りしてしまうことも多いようです。

もしかしてうちの子も?と思ったら、耳鼻咽喉科を受診しよう!

「もしかしてうちの子も無呼吸症候群かも…」と思ったら、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

耳鼻咽喉科では、肉眼で鼻や咽頭を診て、アレルギー性鼻炎や口蓋扁桃肥大がないか確認したり、レントゲンでアデノイド肥大や口蓋扁桃肥大、小下顎などがないか調べたりできます。

他にも、夜間の睡眠状態について、脳波センサーなどを使って詳しく調べるために1泊検査を行うこともあります。

治療には手術治療と保存的治療の2つ

子供の場合は、睡眠時無呼吸症候群の主な原因のアデノイドや口蓋扁桃を手術で取り除くことで、症状が改善します。

この手術は、アデノイドと口蓋扁桃の肥大時期である3~6歳に行います。全身麻酔で行い、1週間ほどの入院が必要になります。

保存的治療は、肥満や、顎顔面形態異常などが原因の子供が対象となります。その場合は、CPAPと呼ばれる経鼻的持続陽圧呼吸療法を行うことが多いようです。

子供の発達や成長に悪影響を及ぼす睡眠時無呼吸症候群は、放っておくと怖い病気です。

「たかがいびきだし…」と思わずに、子供の睡眠の様子をしっかりチェックしておくことが大切ですね。

TOP PHOTO/Victor Brave/shutterstock
参照/
荻窪中尾耳鼻咽喉科医院HP「こどものいびき」
みやびクリニックHP「子供の睡眠時無呼吸障害」
東京医科大学病院HP「小児の睡眠時無呼吸症候群について」

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コラム出典:大人だけじゃない!?子供の睡眠時無呼吸症候群に注意!
(by ならいごとキッズ マガジン)