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皮膚の老化の80%は紫外線によって起こる! 紫外線はお肌だけでなく目にもダメージを与えます

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外で過ごすことが気持ちのいい季節になりました。同時に、日に日に紫外線が強くなり、日焼けが気になる季節でもあります。

実は、紫外線がお肌だけでなく目にもダメージを与えてしまうということをご存じでしたか? コンタクトレンズ「アキュビュー」で有名なジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社ビジョンケアカンパニー主催のセミナーで、紫外線の影響やその対策について、医師の先生方から詳しくお話を伺ってきました。

肌の老化の80%は紫外線が原因!? 予防はやっぱり……

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今回お話しくださったのは日比野佐和子(ひびのさわこ)先生(Rサイエンスクリニック広尾院長、皮膚科医、眼科医)と佐々木洋(ささきひろし)先生(金沢医科大学教授)です。

まず紫外線の肌への影響について、日比野先生からお話をうかがいました。日比野先生は、雑誌『クロワッサン』No. 944で表紙をかざり特集が組まれるほど、奇跡の美肌の持ち主。46歳でありながら肌年齢が22歳というのには驚きます。

そんな見た目も美しい日比野先生いわく

『皮膚の老化の80%は、紫外線によって起こることが最近わかってきたんです』

年齢による老化ももちろんありますが、紫外線がお肌の老化に大きく関係していたんですね。

また腸内環境がお肌に大きく影響するのだそう。紫外線による肌へのダメージを予防するには、日焼け止めをしっかり塗って外側からケアすることがまず必要です。さらに、ヨーグルトや食物繊維をしっかりとって腸内環境を整えるという内面のケアも大切だそうですよ。

こんなにあるの!? 紫外線が起こす目の病気とは?

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続いて佐々木先生からは、紫外線と目の関係を伺いました。紫外線を浴び続けることで、さまざまな目の病気が起こったり、早い時期に病気を発症したり、失明にまでつながってしまう可能性があるそうです。

紫外線をたくさん浴びると起こる目の病気のなかには、紫外線角膜炎(雪眼炎)結膜充血があります。

紫外線角膜炎とは、強い紫外線を浴びると、白目の部分である結膜が充血したり、ゴロゴロとした異物感を感じたりし、ひどくなると痛みを感じることもある症状のことです。12〜24時間ぐらい経つと自然に治りますが、強い紫外線を繰り返したくさん浴びると、さまざまな障害が出てくるそうです。ほかにも…

『白目のところにしみのようなものが現れる瞼裂班(けんれつはん)、白目が黒目の中に入ってくる翼状片(よくじょうへん)、老眼も紫外線を浴びすぎると早く発症します。黒目の周りから濁ってくる皮質白内障、目の中心部分が濁る核白内障なども、紫外線が関係していることがわかっています』

これらを防ぐために、目の紫外線対策は大切だと佐々木先生はおっしゃいます。

サングラスや帽子、UVカット付きコンタクトレンズが効果的

佐々木先生の研究によると、サングラスやUVカット付きメガネでは9割近くの紫外線をカットすることができ、麦わら帽子やキャップを深くかぶることで6〜7割の紫外線をカットすることができるそうです。日傘においては、目に入る紫外線に対する効果はあまりないのだとか!

また、大学生を対象とした研究では、屋外スポーツを行う学生は、屋内スポーツをしている学生より、白目にしみのようなものが現れる瞼裂班(けんれつはん)のリスクは3倍以上となることがわかったそうです。野球やサッカー、陸上やテニスといった屋外スポーツをするお子さんは、UVカット付きメガネや帽子が瞼裂班の予防に効果的です。効果的ではあるものの、メガネや帽子は目の横から多少の紫外線が入ってしまうので、UVカット付きコンタクトレンズだと黒目の表面を覆うことができ、さらに有効だそう。佐々木先生ご自身は、UVカット付きコンタクトレンズとメガネを併用しているとのことでした。

UVカット付きコンタクトレンズが、紫外線が原因で起こる疾患に効果的だとはわかりましたが、コンタクトレンズは何歳ごろから付けることができるのでしょうか? ママなら気になるところですよね。佐々木先生は、

『一般的な基準はなく、眼科の先生によっても意見がわかれると思いますが、私は小学校高学年ごろから使えるとは思います。特にスポーツをする子にはメガネよりもコンタクトレンズを勧めています』

とおっしゃっていました。(※眼科医によって意見が異なります)

紫外線を多く浴びることで起こるさまざまな目の病気。若いうちは気づかなくても、早い時期に目の病気を発症したり、年齢を重ねていくと大きな疾患につながったりすることがあります。これからの季節はサングラスや帽子、UVカットのコンタクトレンズなどを使って、ご家族の紫外線対策をしっかり行いましょう!

取材・文 山内ウェンディ