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ママが一番ほおずりをしているのは、わが子? それとも……

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ママが一番ほおずりをしている相手は誰?

聞いて、一瞬戸惑いそうな、この質問。はたらくママ94人を対象にアンケートを実施、調査結果をもとに制作されたムービー「ほおずりの真実〜誰と一番ほおずりしてますか〜」が公開中です。ムービーに登場するママたちは「一番ほおずりをしているのは?」という質問に、自信ありげに「わが子」と答えます。

さあ、ママの一番のほおずり相手は誰だったのでしょうか?

ママの頬に一番ふれているのは……?

WEBムービー『ほおずりの真実 ~誰と一番ほおずりしてますか~』

制作:株式会社 ペー・ジェー・セー・デー・ジャパン(P.G.C.D.JAPAN,Inc.)

ママが一番ほおずりをしているのは、子どもではありませんでした。

子どもとのほおずり:平均4.7分
スマホとのほおずり(通話):平均6.6分
※それぞれ一日あたり

この結果、あなたはどう受けとめましたか?

私はといえば、最初はこのムービーをうまく受けとめられませんでした。「通話は、ほおずりじゃないでしょ~」とムービーにツッコミを入れて一蹴したかったのに、胸中はざわめきます。

ムービーに言い訳をしていたら、気づいたこと

 考えてみれば、私のスマホとの”ほおずり事情”は、夫からの「今から帰る」コールや事務連絡に、月2~3回程度の友人との通話。平均すると一日3~4分くらいでしょうか。5歳と2歳の息子とのほおずりは、抱っこのときにほっぺたを少し押しつけるくらい……正味2~3分(泣)。

ほおずり以外のスキンシップならしているんだけどな、と思います。たとえば転んだと言っては泣き、お気に入りのおもちゃをなくしたと言ってわめく息子たち。そのたび私は、頭をなでたり抱きしめたりしてみせます。しかし胸のうちには「またか」という疲労感や苛立ちが少なからずある。次男が生まれ、2人の育児になってから、その度合いはより強くなりました。きっと無意識に、”おざなり”なスキンシップになっています。

「必要な連絡だから」「長電話しているわけじゃあるまいし」「とにかく毎日忙しいんだ」という、もっともな理由、言い分をならべてみても、空々しい気持ちになるだけ。

そこでやっと、このムービーに痛いところを突かれたのだと気づきました。

「私、ぜんぜん育児に心こめてないじゃん。もっと子どもと向きあわなきゃダメじゃん」。

ムービーのなかで、一人の男の子がママに「寂しい?」と聞かれ、ほんの一瞬だけ表情をこわばらせる場面。続けて「遊んでくれないから?」とたずねられると、正直な気持ちを伝えることにためらう様子でママと目を合わせず、しかし、しっかりとうなずく男の子。

この姿が、私に”おざなり”な対応ばかりされ、ときどき不服そうな表情をうかべる息子たちの姿と重なりました。これが子どものホンネなんだ、と。

年中無休の子育て。毎日あわただしいから、つねに反省会。うまくいかなくてもわが子を想う、その反省の心がきっと尊い……と思いたい。明日も明後日もその先も、私は余裕のない育児をしているのだろうけど、子どものホンネを知った今日は、じっくりわが子と向きあえたらと思います。

文・福本 福子