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スザンヌ:第5回 息子が生まれた瞬間に、“あぁ、これで私は一生お母さんなんだ”と思ったんです

1月に3歳のお誕生日を迎えた息子さん。同時にスザンヌさんもママ3年目となりました。この期間に、スザンヌさんご自身にどのような変化・成長があったのでしょうか。今回も、ステキなお話をたくさん語っていただけました!

■実際、ママになってみて、「ママって大変だなぁ」と感じたエピソードを教えてください

スザンヌ

息子が1歳半の時に、初めて親子で海外に行ったんです。最初は行けるかな?と思って決めたんですけど、フライト時間が14時間で……。これは少し無謀すぎたというか、「もう二度と海外旅行はしたくない!」と感じるほど大変でしたね。ちょうど歩き出した時期だったので、飛行機の中を歩きたがるし、長いフライトなのに寝てくれないし、着いたころにはヘトヘトになって、「これが子どもと行く海外なんだな」と思ったのを覚えています。

■「もう二度としたくない」ってこと、子育てをしていると本当に増えますよね

そうなんです。どこに行っても、何をしていても、当然子どもが優先になるので、行く場所も選ばなくてはいけなくなるし。あと、独身の友達と遊ぶのにも気を遣ってしまったり。
ママになって思うのは、人生でこんなに謝ったことないなというくらい、日々周りに謝っているんですよ。子どもと出かけていると、とりあえず「すみません」と言う癖がついちゃってますね。

■たしかに、「ごめんなさい」「すみません」は1日に何回言っているかわからないですね

ママってみんなそうなんですね。子どもといるときは本当に「すみません!」を言い続けてて。それを見ているので、息子も真似して「すみません」とか言ってます(笑)。
もちろん、子どもがいるからこそ出会える人もたくさんいるし、そういう嬉しいこともいっぱいあるんですけど……。反面、子どもがいることでもっとしっかりしなくちゃいけないと思うこともありますよね。

息子が生まれた瞬間に、「あぁ、これで私は一生お母さんなんだ」と思ったんです。
親って、子どもがいくつになっても親じゃないですか。それってなんかすごいなぁって。

■子どもができると出会いが増えますよね。やはりスザンヌさんも、ママになって世界が広がったと感じますか?

感じますね。子どもがいるコミュニティの中で新たに出会う方とは、「子ども」という共通点でいっきに距離を縮めることができますよね。
ママになったことで仲良くなれた人とか、逆に以前から知っていたけど、「ママ」という共通点を持ったことでいろんな面を発見して、そこからすごく仲良くなった子もいて、今の生活はそういうママ友たちにすごく助けられていると思います。

■たとえばどんな場面で助けられていますか?

子どもが7ヶ月のときに、突発性発疹で初めての熱を出したんです。初めての発熱だったし、具合が悪そうな息子の姿を見るのも初めてだったので、すごく驚きました。
突発で熱を出した3日後に仕事の予定があったので、「初めて熱を出したのに、その状態で離れて大丈夫なのかな?」とか悩んで、私の方がいっぱいいっぱいになっちゃったんです。でもそのときに、「みんな一度はなるものだし、2歳、3歳でかかるとそれはそれで大変だよ。だから今でよかったんだよ」ってママ友が言ってくれて、すごく安心したんです。

子どもが病気になって不安なときとか、子どもを怒った後に落ち込んでるときとか、ママ友の「そういうことあるよ」という何気ない一言が、心にぐっと刺さったりすることがあるんです。そういうところで、ママ友には助けられていますね。

■ママ友は大事な存在ですか?

うん。大事だと思います。最初は「ママ友作りどうしよう……」と悩んだりしちゃってたけど、絶対いたほうがいいと思います。
この4月から、息子は幼稚園に行くので、幼稚園でも新しいママ友ができるかなぁと楽しみです。

■いよいよ幼稚園入園なんですね! 何かと準備が必要かと思いますが、大変ではないですか?

実は、まだ何もしていないんです(笑)。通園バッグとか、作らなくてはいけないものがあるので布だけは決めたんですけど……。時間があると思っていたら、意外となくて焦ってきました。
これから本格的に準備をしないといけないので、頑張らないと!と思ってます。

■息子さんは、幼稚園に行くことを楽しみにしていますか?

それが、本人は行きたくないって言ってるんです(笑)。だから、慣れるまで時間がかかりそうです。どうなるかなぁって感じですが、行きはじめたらきっと楽しんでくれると思います。

■ママになって3年とのことですが、スザンヌさんが「私、ここ成長したなぁ」と思うところはどこですか?

スザンヌ
いい意味で、“諦め”がうまくなったと思います。

今までは、お茶碗とか洗い物がシンクにある状態で寝るなんて考えられなかったけど、今はもうそういう状況でも「よし!」と諦めて、寝ちゃえるようになりました。
子どもがいるからできることもあるけど、子どもがいるからできないこと、諦めないといけないこともけっこうあるじゃないですか。でも、それをネガティブに考えるのではなくて、“諦める”を “受け入れる”に変えたら、すごく楽になりました。
いろんなことを、そんなふうに受け入れるのが上手になったかなと思いますね。

■以前は、そんなにきっちり派だったんですね

意外ですか?(笑)。私、15歳で家を出ているので、自分の中でできている細かい生活のルールがけっこうあったんです。「これは、こうしてから寝る」とか。でも、今はなにもないです。ノールール!
子育て中は、ルールを作ると自分が辛くなっちゃうので、作らないのが一番ですよ!


ママになってから、「すみません」という言葉をたくさん使うようになったと話すスザンヌさん。これを見ているママたちは頷きながら読んだのではないでしょうか。
次回も、息子さんとの日々についてたくさんお話を聞きたいと思います。お楽しみに。

(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)