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夏風邪のはずが溶連菌だった・・・治療しなくても溶連菌は治る?

記事提供:イクシル

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夏風邪のはずが溶連菌だった・・・治療しなくても溶連菌は治る?

今回は5歳児のママからの相談です。お子さんが高熱を出し夏風邪と言われたものの改善せず、別の病院で溶連菌と診断されました。もし夏風邪の薬を服用し続けていたらどうなっていたのでしょうか。溶連菌は自然と治るのでしょうか。専門家に聞いてみました。

5歳児のママからの相談:「溶連菌は自然治癒しますか?」

『子どもが高熱を出し、近くの小児科に行ったら風邪と診断され解熱剤をもらいました。しかし熱は引かず、別の小児科ではこれは明らかに溶連菌の症状だと言われて抗生物質を処方されました。もし最初の風邪だという診断を信じて解熱剤だけ飲ませていた場合、溶連菌は自然に治ったのでしょうか?(30代・女性)』

自然治癒もあり得るが合併症のリスクも。薬は必ず飲み切って

自然に治ることもありますが、合併症を発症することもあります。処方された薬は全部飲み切り、再発を防ぎましょう。

『溶連菌はよく子どもかかる感染症です。自然治癒でも治りますが、子どもは大人に比べて手洗いやうがいをしなくてはいけない習慣がなかなか理解出来ません。大人は目に見えない雑菌の存在を理解出来ますが、子どもは汚れていないのになんで洗わなくちゃいけないのか分からないのです。(循環器内科看護師)』

『溶連菌感染症は自然治癒する可能性もありますが、放置するとまれに中耳炎・気管支炎・副鼻腔炎などの合併症や、感染後に急性糸球体性腎炎やリウマチ熱などを発症する危険性があります。(看護師)』

『治療が不充分であると、合併症を発症する可能性があります。必ず病院を受診し、医師の指示に従っての治療が重要です。抗生剤の内服に効果があり数日で症状は軽快しますが、合併症を未然に防ぐためにも処方された日数分(10日間程)を飲み切るまで薬を中断しないようにしましょう。(看護師)』

子どもに多い感染症。栄養ある食事と休息で免疫力を高めて

溶連菌は子どもがかかりやすい病気です。栄養ある食事と十分な休息で、免疫力を高めましょう。

『集団生活をする保育園や幼稚園では、多くの子どもが一つの空間で共に過ごします。潜伏期間もありますが、その間にくしゃみや咳などで溶連菌にさらされた物を触り、その手を口元に運べば感染するリスクは高くなります。(循環器内科看護師)』

『溶連菌感染症の主な症状は、発熱・喉の痛み・身体や舌の発疹で、頭痛・嘔吐などを伴う場合もあります。手足や舌に出来る赤い発疹が特徴で診断の手掛かりになりますが、初期には他のウィルス感染と区別がつかないことがあります。発疹の出方も個人差があって、発熱と喉の痛みから夏風邪と診断されることが多い感染症の一つです。徐々に舌の発疹(イチゴ舌)や発疹の全身への拡大などの症状が現れ、そのときに溶連菌感染症と診断されます。(看護師)』

『大人でも抵抗力が下がれば感染しますが、栄養価のある食事や十分な休息を取れば免疫力は高くなり、自然治癒も見込めます。身体が発熱するのは熱を上げて菌をやっつけようとする反応で、菌にやられた結果ではありません。(循環器内科看護師)』

自然治癒することもある溶連菌ですが、放っておくと合併症のリスクもあります。栄養ある食事と十分な休息で免疫力を高め、処方された薬は飲み切りましょう。

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コラム出典:夏風邪のはずが溶連菌だった・・・治療しなくても溶連菌は治る?
(by イクシル)