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【ここだけの話…教えて!アオイ先生!】 赤ちゃんといっしょにあそぼう!~赤ちゃんとあそぶコツは?~

記事提供: nicottie[ニコッティ]

赤ちゃんとどう遊んだらよいか、とまどうママも多いようです。あまりむずかしく考えず、たくさん触れあってかかわってあげることが、赤ちゃんがいちばん嬉しく楽しい「あそび」につながっているのです。

【ここだけの話…教えて!アオイ先生!】 赤ちゃんといっしょにあそぼう!~赤ちゃんとあそぶコツは?~

こんにちは!助産師のアオイです。
息子がハイハイしはじめた頃、台所にやってきては、市販の離乳食の箱を手に取り、床に打ちつけてみたり、両手にもってシンバルのように打ち合わせてみたりして、私の足元であそんでいました。指先をつかってつまむことができるようになってくると、中身のスティックを全部だしてご満悦なようす。私自身の手抜きで買ったものだけど、息子の思わぬ活用法に感心、そして笑ってしまったことを覚えています。
ということで、今回は「赤ちゃんとあそび」がテーマです。

「まだネンネが多いし、お話もしない赤ちゃんとのあそび方がわからない!どうやって遊んだらいいの?」

「どんなおもちゃを買ってあげたらいいか悩みます。」
「ほかのママさんたちは、赤ちゃんとどんなあそびをして毎日過ごしているの?」

イベントやセミナーなどで、ママさんたちにお目にかかると、このような相談や質問を受けることがあります。
毎日お世話はしているけれど、いざ、赤ちゃんとどうやってあそんだらよいのか悩んでいるママは、案外多いようです。たしかに核家族化がすすみ、赤ちゃんに接すること自体がはじめてというママも多いでしょうから、こういった質問が出るのもうなずけます。でも、毎日の赤ちゃんとのかかわりの中で自然にやっていることが、赤ちゃんにとっては「あそび」になっていることも、じつは意外と多いものです。これからお話することを意識すると、さらに赤ちゃんとの「あそび」が拡がるかもしれません。さあ、ママはもちろん、パパもいっしょに赤ちゃんといっしょにあそびましょう!

【ここだけの話…教えて!アオイ先生!】 赤ちゃんといっしょにあそぼう!~赤ちゃんとあそぶコツは?~

赤ちゃんとあそぶコツは○○をつかうこと

ところで、みなさんは「赤ちゃんと通じあってるな」と感じる瞬間は、ありますか?

「おっぱいをのんでいて、目が合ったとき」
「歌をうたってあげたら、声を出してくれたとき」
「手のひらに指をおいたらギュッと指をにぎりかえしてくれたとき」
などなど、毎日のいろいろな場面でふと、感じることがあると思います。
このように、視覚・臭覚・味覚・触覚・聴覚の五感をつかったママやパパとの毎日のふれあいは、赤ちゃんにとって、人間として大切な「人のやさしさ」「あたたかさ」を感じ取り、「人に対する信頼感」の基本を身につける土台作りの上で、とても重要なプロセスである、と専門家の間ではいわれています。また、赤ちゃんと「あそび」を通じて五感を使った触れあいをすることは、赤ちゃんの五感への刺激が脳に伝わり、感覚機能や運動機能、言語機能などの発達によい影響をあたえるとされているのです。

このように、毎日の生活のなかで、目と目をあわせて赤ちゃんに話しかけたり、抱っこしたりなど、五感をつかった触れあいあそびは、赤ちゃんの五感を刺激し、赤ちゃんのココロとカラダの発達をうながすことにもつながります。
このことをふまえて、赤ちゃんの成長・発達に沿った、五感をつかったあそびの一例をご紹介します。

【新生児~3ヶ月ごろ】

【ここだけの話…教えて!アオイ先生!】 赤ちゃんといっしょにあそぼう!~赤ちゃんとあそぶコツは?~

赤ちゃんは、うまれたときから20~30センチほどの距離はぼんやりとですが、みえています。そして、すこし高い声で話しかけられることを好みます。また、生後すぐにママとほかの人との匂いを嗅ぎ分けることもできます。赤ちゃんはママの笑顔が大好きですから、なるべく近づいて、すこし高めの声で、「さっぱりしたね」「おいしかったね」など、赤ちゃんの気もちを感じ取りながら、いっぱい話しかけて、かかわりましょう。

◆おめめで追いかけっこ:1ヶ月過ぎごろから、目の前のおもちゃなどを目で追うといった「追視」をするようになります。それにともなって、首もすこしずつ自分の意思で左右にうごかすようになって、首すわりにつながっていきます。赤ちゃんの目の前でカラフルなものを、ゆっくりと右から左、左から右へ動かしてみましょう。音がでるものも興味をひきつけるひとつです。
◆うつぶせあそび:1ヶ月を過ぎたら、機嫌がいいときにうつぶせにして、ママやパパの顔が、赤ちゃんの顔の前にくるように向かい合って話しかけるのも、カラダあそびのひとつです。「気持ちいいね」と声をかけながら、背中からおしりをタッチしてマッサージするのもよいでしょう。なお、うつぶせにするときは、かならずしっかり起きているときに、パパやママの目の届くところでおこなうようにしましょう。

【4~7ヶ月ごろ】

【ここだけの話…教えて!アオイ先生!】 赤ちゃんといっしょにあそぼう!~赤ちゃんとあそぶコツは?~

首がすわって、自分の思いどおりに動かせるようになるので、赤ちゃんの世界も一気に広がっていきます。自分の「手」を発見して動かしながらながめたり、口に持っていったり、そのうち足の存在にも気づき、自分のカラダであそぶこともし始めます。体幹もねじったり、また、興味あるものに手をのばすことから寝返りもみられてきます。前に手をついておすわりする子もみられます。

◆ぎっこんばったん:ママやパパの足の上に、赤ちゃんを向かい合わせに座らせます。脇の下をしっかり支えながら「ぎったん、ばったん」と声をかけながら、交互に寝ころびます。バリエーションとして、起き上がるときに顔を近づけて「ばあ!」とするのも楽しいですね。
◆いないいないばあ:「いないいない・・・」と、ママやパパの顔をかくして、すこし間をとって「ばあ!」と顔を出す、この瞬間を赤ちゃんはワクワクしながら待てることができるようになってきます。ものごとの因果関係が、すこしわかってくるころなのです。
ただ、待てるのはほんの数秒ですから、タイミングをのがすと別の興味にいってしまうことも。バリエーションとして、赤ちゃんの顔の上にハンカチをかけて、自分でとったとき「ばあ!」としたり、もっと動けるようになったら、かくれんぼもできますね。

【8~11ヶ月ごろ】

【ここだけの話…教えて!アオイ先生!】 赤ちゃんといっしょにあそぼう!~赤ちゃんとあそぶコツは?~

おすわりが安定して、両手でおもちゃをもってあそぶといった、バランスをとることができるようになってきます。ずりばいからハイハイしたり、つかまり立ち、つたい歩きをする子もいます。手の使い方も親指とほかの指とではさみ持ちができるようになり、さらに親指と人差し指の指先で小さなものをつまめるようになります。たとえば、はいはいしながら、小さなほこりを指先でつまんで、ほこらしげにみせる赤ちゃんもいて、おもしろいですね。大人の発音をまねるようにもなり、抑揚をつけて、まるで話しているような声をさかんに出したりもします。もし、ひとりあそびに集中していたら、好奇心を大切に見守ることもひとつです。
ダイナミックな動きや、まねっこあそびなどするときは、ママもパパもいっしょになって「楽しいね」「おもしろいね」と共感してあげることがポイントです。

楽しいあそびの中で、赤ちゃんへ配慮すべきこと

もしかしたら「え?!こんなことがあそびになるの?」と思った人もいるかもしれません。そう、赤ちゃんにとって、動くものを目で追うことも、なめて確かめたり、ママやパパの声をきくことなども、なんでも「あそび」になってしまうのです。ママやパパ、周りの人たちにいっぱい触れあってかかわってもらい、刺激をうけて「あそぶ」ことが、健やかな成長発達につながっていくのですね。
かかわってあそんでいくなかで、発達のこともふくめてお伝えしましたが、これはあくまでも目安であって、「〇ヶ月だから、これができないといけない」「〇ヶ月でこれができていて正解」というわけではありません。赤ちゃんひとりひとり個人差があって当然ですし、興味のちがいもまた個性なのです。五感をつかって赤ちゃんとよく向き合って、赤ちゃんの動きの変化や、あそびの変化、なにに興味をもって好むのかなどを、じっくり観察しながらあそびましょう。

また、あそぶときだけに限りませんが、安全には十分に配慮しましょう。たとえば、赤ちゃんが興味をもっておもちゃにするものは、玩具だけではなく、周りにあるものがなんでもおもちゃになってしまいますね。なめたり口にいれたりすることもありますから、誤飲や窒息につながるおそれのあるものや、のどをつくおそれのあるものなどは、手の届かないところにしまうなど、先手先手を打って常に注意をしましょう。
ぜひ、赤ちゃんの世界をいっしょに楽しみながらあそんでみましょう。

【ここだけの話…教えて!アオイ先生!】 赤ちゃんといっしょにあそぼう!~赤ちゃんとあそぶコツは?~

監修:三原武彦(小児科医)

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コラム出典:【ここだけの話…教えて!アオイ先生!】 赤ちゃんといっしょにあそぼう!~赤ちゃんとあそぶコツは?~
(by nicottie[ニコッティ] )