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ママも勇気をもらえるムービー「パパと息子の1ケ月のふたり暮らし」

パパと息子のふたり暮らし one month3

私は現在、夫と5歳・2歳の息子と暮らしていますが、過去に5回、夫と長男に”ふたり暮らし”をさせたことがあります。1度目は次男の出産時の入院、あとの4回は次男の喘息発作の治療入院によるものでした。

どれも5日間程度のもので、長男は穏やかに過ごしていたようですが、やはり私は気を揉みました。とくに3回目の入院中、「公園で空を見上げた〇〇(長男)が『空が青いね』とつぶやいたよ」と夫からメールが届いたとき。

当時3歳の長男にしては大人びた一言で、普段そんなことを口にすることもなかったので、もし私が近くにいれば何かしら成長を感じたかもしれません。しかし私は、感動には程遠い、寂しさを覚えたのです。だから、このムービーの存在を知ったときは、とても他人事ではいられませんでした。

パパと息子のふたり暮らし one month

「【One Month】パパと息子の1ヶ月のふたり暮らし」

通信教育を手掛けるユーキャンが1月31日から配信を開始したムービーは、公開から一週間ほどで再生回数が70万回を超え、多くの人の目にとまっています。

出産をひかえたママは里帰り。普段は仕事に忙しいパパが、ママと長男れん君のために1ケ月の育休を取りました。これは、実在するほんとうの家族の、ほんとうの日々が綴られたムービー。「パパと息子の1ケ月のふたり暮らし」のはじまりです。

ムービー「【One Month】パパと息子の1ヶ月のふたり暮らし」

パパは早朝、里帰り出産をするママを送り出しました。

寝起きのれん君の泣き声が家中に響きわたります。朝ごはんを嫌がるれん君。公園の砂場では仰向けになって駄々をこねるれん君。好物のお夕飯は「やだ」と奥へ押しやり、寝床の上では泣きながら「ママは?」と力なく尋ねるーー。

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”ママの不在”を、力いっぱい拒むれん君。困惑と疲労、れん君を痛々しく思う心が滲むパパの顔。ふたりを見ていると、まるで自分がこのお家のママになったかのように、胸がぎゅっと締めつけられます。

やっとれん君を寝かしつけたあと、パパが開いたのはママがパパに宛てたノートでした。イヤイヤ期のれん君とパパのために、ママが残したメッセージをパパは目で追っていきます。

パパと息子のふたり暮らし one month

『れん君が起きたら、すぐお水を飲ませてあげて。』

『公園には、シャボン玉とお着替えを持って行くのを忘れずに!』

『ハンバーグは、小さいのを2つ作る。大きいのは食べないよ。』

ここから、停滞した親子の時間が2人の笑顔とともに動きはじめます。

そしてある日、ママのノートには書かれていなかった、れん君の成長の姿があり、パパはーー。

パパの奮闘とれん君の成長、なにより、”ママ不在”の暗いトンネルを抜けたあとの2人の笑顔は、見る人の心を揺さぶります。

上の子の成長に目を向けよう

ムービーを通して、私の心はすこし変化したように思います。くり返された入退院を思うたび「長男はまだ小さくて、私が必要で……」という気持ちが先立ち、長男に後ろめたさを感じていました。でももっと長男の成長に目を向けるべきだと思うようになりました。

思えば「着替えなどの自分のことを、いつも以上に頑張っていたよ」と夫は話していました。どの退院の日も長男は夫とともに、きちんと力強い笑顔で私を迎えてくれました。

今では「空が青いね」の一言が寂しさを含みながらも、長男の成長をあらわしている言葉のようにも思えます。れん君親子の、深まる絆に勇気をもらえたような気がします。

 

文・福本 福子