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知ってた? 急須の注ぎ口についてるビニールキャップは○○が正解

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みなさんは、急須でお茶を淹れていますか?

手軽にお茶を楽しめるインスタントの商品もあるので、急須を使ってない、そもそも持っていないという方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、急須で淹れたお茶の味は、格別! 筆者は最近、食後に日本茶を飲みたくて急須を購入したばかりです。

人生で急須を購入したのは初めて。

「実家を思い出すな」と懐かしみながら、買ったばかりの急須を箱から出します。すると、注ぎ口にビニールキャップがついていました。

「これは、なんのためについているの?」

気になったので、調べてみることにしました。そして、こんなつぶやきを発見したのです。
三重県四日市市にあるお茶屋さん「お茶の川村園」のツイッタ―アカウントでつぶやかれていたこちら。

知っていましたか? 外して使うのが正解のようです。
筆者の実家では、このビニールキャップをつけたまま使っていた記憶があり、注ぎ口に茶渋がついているのを母が定期的に漂白していたのを思い出しました。

取れば良かったんだ……。(というか取らないと不衛生)

このつぶやきは2016年10月のものですが、かなりの反響があったようで2017年2月時点で約5万リツイート、約27,000「いいね」がついています。

どのような影響があったのか、つぶやいた「お茶の川村園」さんに問い合わせてみました。

――リツイート・いいね共にすごい数ですね。この呟き後のどんな反響がありましたか?

(お茶の川村園さん)「一時的に急須が売れました。急須で淹れる機会が減ってきたといわれているなかで、急須についてのツイートが当初2日で4万7千リツイートも盛り上がっていただけたことがとても嬉しく思っております」

――この呟きのほかにも、お茶に関する間違った知識で、世の中に浸透しているものはありますか?

“間違った淹れ方”というものはこの世に存在しません。

お茶の淹れ方について、茶葉は何グラムで抽出時間は何秒でと細かく指定されて‟正しい淹れ方”と紹介されていることもありますが、それは一つの目安にすぎません。

たとえば‟上級煎茶は湯温70℃で淹れる”というのも一つの目安でして、90℃で淹れれば少々渋みが出ますが香りが良くなりますし、お茶の渋みが好みという人にとっては70℃よりも80~90℃で淹れた方がおいしく感じられるはずです。

私は日本茶インストラクターという資格を取りましたが、100人の日本茶インストラクターがいたら、100通りの日本茶インストラクションがあっていいことになっています。
様々な場において「おいしい淹れ方」や「正しい淹れ方」を紹介されることがあろうかと思いますが、それらはあくまでも一例であって一つの目安です。そこで紹介されているもの以外でも、ご自身でおいしいと思えばどんな淹れ方でもいいのです」

――日本茶を飲む習慣が減っているイメージがあるのですが、ママやお子さまにオススメの日本茶や、親子で楽しめるお茶はありますか?

「急須でお茶を淹れると、今日はおいしく入ったとか、今日はちょっと熱かったので次はもう少し冷ましてから淹れてみようかとか、お母様が淹れたりお子様が淹れたりなど、

親子のコミュニケーションツールにもお役立ていただけると思います。

熱い飲み物が苦手なお子様のコップにはあらかじめ氷を入れておけば、お母様は温かいお茶、お子様は氷で急冷した冷たいお茶を同時に淹れることもできます。親子で楽しみながら毎日急須でお茶を淹れていただければと思います。

カフェインが気になる場合は、ほうじ茶や玄米茶をオススメしていますが、いつものお茶をお湯やお水で単に薄めるというだけでもよろしいかと思います」

急須で淹れたお茶を飲みたいと思い、急須を買ったばかりの筆者には、「親子のコミュニケーションツールに使う」というお話がとても響きました。

意識しないと急須でお茶を淹れる機会が少ないからこそ、「お茶を淹れる」昔ながらの経験を親子で楽しみたいですね。

もし、ご家庭にある急須の口にビニールのキャップがついていたら「外して」使ってくださいね。そして、ぜひ親子でお茶を楽しむ時間を持ってみてください。

文・鈴木じゅん子