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夫婦の“リアル”を描く『恋妻家宮本』にママも大注目!

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(C)2017『恋妻家宮本』製作委員会

子育ての毎日に追われている”母”。旦那とは結婚した当初の男女の関係から、いつしか“父親”と“母親”という関係に。子どもを立派に育てるために、相談したり、協力しあったり、時にケンカもしたり。子どもがいつか巣立つその日を“ゴール”にして、一緒に戦う仲間になっていませんか? しかし“ゴール”がきた瞬間に崩れてしまう何かがあるかもしれない……。現在公開中の映画『恋妻家宮本』は、そんな誰にでも起こりうる夫婦の“リアル”を描きます。

■その夫婦は、離婚届からはじまった

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(C)2017『恋妻家宮本』製作委員会

阿部寛さん演じる主人公の宮本陽平と、天海祐希さん演じる妻の美代子は、学生時代に合コンで知り合い、卒業と同時に、できちゃった婚。そして、ごく平穏な結婚生活27年を経て、子供の独立の時を迎えていました。夫と妻から、父親と母親という風に形を変えた夫婦生活。理想の夫ではないにしても、浮気もせず、教師としてまじめに働き、きちんと給料を入れる、そんな自分に何の問題もないと、陽平は思っていました。

ところが、息子夫婦が福島へ転勤で旅立った日、久々27年振りの二人きりの生活に戸惑い、妻が飲みつぶれてしまった夜、陽平は、妻の記入欄がすべて書き込まれて捺印された離婚届を発見します。

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(C)2017『恋妻家宮本』製作委員会

これまでの人生、常に何が正しいかを考えながら生きてきた陽平。教師として学校でふれあう生徒とその家族、趣味で通う料理学校で垣間見るよその夫婦の姿、そこには、さまざまな夫婦そして家族の形がある。正しいことって、何だろうか。陽平の惑いは深まるばかり。

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(C)2017『恋妻家宮本』製作委員会

そんな時、美代子が家を飛び出してしまいます。美代子の真意とは……。そして、陽平の選んだ道とは……。

平凡な日常だったからこそ、“夫”の目線と“妻”の目線が違うリアルさ。そして、タイトルの『恋妻家宮本』にあるように、もう一度“恋”が戻ってくるのか……気になる見どころ盛りだくさんですね!

■気鋭の脚本家、遊川和彦さんの映画監督デビュー作品

今回の『恋妻家宮本』の脚本・監督を担当するのは、驚異の高視聴率を獲得した『家政婦のミタ』(11年)をはじめ、『女王の教室』(05年)など、数々の話題作を世に放ち続ける脚本家遊川和彦さん。なんと、この作品が映画監督デビューになります。

物語は、様々な家族を描き続けてきた人気作家・重松清さんの『ファミレス』を原作に、遊川流の大胆な脚色を加えたもの。遊川さんの、斬新だけれどストレートに気持ちが届く脚本、楽しみですね。

また、キャスト陣も超豪華! 宮本家の夫・陽平役の阿部寛さんと、その妻・美代子役の天海祐希さんは、本作で初の夫婦役を演じます。他にも、菅野美穂さん、相武紗季さん、工藤阿須加さん、早見あかりさん、奥貫薫さん、佐藤二朗さん、富司純子さんといった実力派俳優が脇を固めているので、見ごたえバッチリです!

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(C)2017『恋妻家宮本』製作委員会

そして、吉田拓郎さんの名曲『今日までそして明日から』が劇中歌としてだけではなく、本作の心温まるエンディングを彩る楽曲として使用されているので、涙すること間違いなしですね。

第40回モントリオール世界映画祭で新人監督作品がノミネートされる「First Films World Competition」部門に出品された『恋妻家宮本』。2016年9月にモントリオールで開催されたワールドプレミアでは、コミカルなシーンでは大きな笑い声に包まれ、心温まるシーンではすすり泣く声が聞こえるといった、常に観客の反応が絶えない賑やかな上映となったのだそうです。

本作を鑑賞した重松清さんも「原作者というより、いまを生きる迷えるオヤジの一人として、本作を観て、たくさん笑って、最後にじんわりと泣きました」と絶賛のコメントを寄せています。

妻を愛し続ける“愛妻家”ではなく、妻に恋をする“恋妻家”の、大人の夫婦の物語。たまには夫婦の時間を作って、旦那さんと二人きりで映画でも観るのもいかがでしょうか。

『恋妻家宮本』

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(C)2017『恋妻家宮本』製作委員会

全国東宝系にて公開中

文・渡辺 多絵