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第3子妊娠中! 幸せオーラ全開、山口もえさん流子育て法とは?

東京都世田谷区にある「二子玉川ライズ」にて開催された「北欧ファミリー DAYS 2017」。イメージキャラクターとなったサンリオ「ハミングミント」のぬいぐるみを抱えてオープニングイベントに登場したのは、タレント・山口もえさんです。

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もえさんといえば9歳と5歳のふたりのお子さんを持つママであり、お笑いコンビ「爆笑問題」田中裕二さんと結婚後の第3子妊娠を発表したばかり! イベントで子育てについて聞かれると「大変なことは何もない」とのこと。すでに2人のママなのに、子育てで大変なことがないと言えるなんて、同じママとしてびっくりです!! イベント終了後、その言葉の意味を聞いてみました。

――先ほどイベントで「子育てで大変なことは、何もないです」とおっしゃっていたのが印象的でした。そこまで言えるのは、どうしてですか?

子育てに対する心構えのせいかなって思います。そもそも‟子育ては大変なことがあって当たり前”と思っているところがあるんですよ。ハプニングの連続だろうなと思っているので、よっぽどのことでなければ‟大変!”と感じないというか。
それに以前は大変なことがいっぱいあったと思うんけど、子どもたちが9歳と5歳になった今では一番大変な時期は過ぎているので……忘れているのかも。忘れっぽい性格が幸いしている、っていうのはあるかもしれないです(笑)。

――「思い返してみれば、大変だったな」ということはありますか?

息子のイヤイヤ期と、物を買ってほしい欲求にかられたときのダダのこね方はすごかったですね! オモチャ屋さんに入ってしまったらどうなるんだろう?っていう恐怖がありました。入ったら絶対に何か買わないと、大変なことになるので。

――それに負けちゃうママだったんですか?

負けなかったです! お店を出て泣き続けても、「買って買って!」と叫びながら足を引っ張られても「買わない」って言って、サッサと歩いてました(笑)

――まわりの目も気にせず?

きっとみんな、「あの子、どうしちゃったんだろう?」って驚いていたと思います(笑)。「虐待していると思われているかも?」というくらい泣いていましたから。
子どもが「買って買って!」と言っていたので、そこは理解してもらえていたと思うんですけど……。

買ってあげるのは簡単ですけど、「泣く=買ってもらえる」になってしまうので、心を鬼にして「買わない」って言ってました。子どもがかわいいからこそ、ガマンする力を育てることが大事だと思います。

――どちらかといえば厳しいママ?

そうですねぇ。きっとみなさんが想像しているよりは(笑)。しっかり育てていると思います。

――9歳のお嬢さんのほうはいかがですか? そろそろ対等な話ができるお年頃かなと思うのですが?

娘はもう気づいてますね、‟ママは忘れんぼうだ”って(笑)。「明日は書道の道具を持っていくことをママに言ったけど、きっと忘れちゃう。自分で覚えておくために今から玄関に置いておこう」とか。
ママを頼りにしないので、すごくしっかりしてくれて助かってます。大人が会話していることの意味もわかりますし、いろんなことを対等に話せるようになってきて。これからがすごく楽しみですね。

――もえさんが子育てしていく中で、心がけていることはありますか?

‟ママは忘れんぼう”というのもそうなんですけど(笑)、お母さんといえども完璧な人っていないと思うんですよ。だから子どもに対しても、‟親だから”っていうのはなくて。子どももひとりの人間として「ママはこう思うけど人間だから間違うこともあるし、正しいかどうかはわからない。あなたはどう思う?」とディスカッションをするようにはしています。
‟親が言うのだから○○しなさい”ではなくて、「どうしてこれをやらないの? やったほうがいいと思うよ。もうこんな時間だよ」とか。それで話を聞くと「こっちが終わったらやろうと思っていた。まずはこっちを先にやりたかった」と。子どもにも考えがあるんですよね。

――なるほど! ただ、5歳の男の子ってやんちゃな盛りですよね。ディスカッションできる余裕はありますか?

男の子のほうが単純なので、扱いやすいかなっていうのはあります(笑)。リアクションも予想外だったりして……おもしろいですね! ‟ほめられると伸びるタイプ”など、子どもの性格を理解することが大切だと思います。好きなことや気になることをよく知っていると、何かひとつをやらせるのにもその子にあった方法が見つかると思います。

――我が子の取扱説明書みたいな?

トリセツ、そう! そこを知っているとおもしろいように動いてくれます(笑)。

――赤ちゃんが生まれるとわかって、お子さんたちの反応はいかがですか?

すーごく楽しみにしています! お世話がしたくてしかたがないみたい。「オムツ替えはイヤだけど、ミルクは飲ませたい」とか「おしっこならオムツも替えるけど、大きいほうはイヤだ」とか(笑)。

――3人目ということで、上のお子さんたちの妊娠時とは違う感覚はありますか?

下の子を出産したのが6年前になるんですけど、いろんなことを忘れてしまっていて。こんなに歩くのが大変だったかな?とか、こんなに身体のあちこちが痛かったっけ?って思ったり。あと、子育てをしながら(の妊娠)、というのはありますね。

――自分のことだけを考えていられないですものね。

そうなんですよ。上の子たちのおさがりも全部まわりに配ってしまったので、今いろんなお友達に声をかけています(笑)。「もらえるものは、なんでももらうからちょうだい!」って。

――ところでさきほどのイベントのイメージキャラクター「ハミングミント」のグッズも持っていらっしゃるとか?

そうなんですよ(笑)。大人でも持てるようなデザインなので、水筒を愛用しています。子どものころに好きだったのはマイメロちゃん(マイメロディ)とキキララ(リトルツインスターズ)。日曜日に家族でご飯を食べにいった帰り、サンリオさんのショップにいくのがとっても楽しみでした。お小遣いでエンピツ1本消しゴム1個などを買うと、次の日学校にいくのがすごく楽しみになるんですよ。

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――お子さんに何か買ってあげることはありますか?

私はお誕生日とクリスマス以外はなるべく買わないようにはしているんですけど、お小遣いの中でほしいものがあれば「買ってみたら?」って。学校で使うエプロンとか、私が娘に持たせたくて「これ、かわいいよ!」ってすすめたりすることもあります(笑)。

――ママと娘のコミュニケーションツールになっているんですね。では最後に子育てに悩むママたちへ、何かアドバイスをいただけますか?

子どものことって悩み出すと、際限なく悩んじゃうところがありますよね。私はそこから一歩退くことが大事かなって思います。たとえば編み物をするとか、自分の心を無にして楽しめる時間を作るだけで全然違うと思いますよ。
私は料理が好きなので、子どもたちが寝静まったあとキッチンで無心になって調理します。そうするとイヤなことを忘れられるんです。ごちゃごちゃしていた気持ちが整理されて、「あ、たいしたことじゃなかったな」って思えるようになるんです。
まずは自分の心を満たさないと、子どもにもその不安やイライラが伝わっちゃうだろうなって思うから。ママ友はミニチュアのペーパークラフト作りにハマっている、って言ってましたね。

――料理やハンドメイドは無心になれるし、作品ができるのがいいですね。

そうなんですよ。子育てってゴールが見えないじゃないですか? 何かを作ると達成感を味わえるので、そこもいいのかなって思います。物作りはおすすめです!

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おっとりとしたキャラクターで知られるもえさんですが、意外なほどしっかりしたママであるのを実感! 第3子出産は初夏の予定だそう。ますますワイワイにぎやかになりそうな田中家が、目に浮かびますね。

 

取材、文・鈴木麻子 撮影・泉 三郎

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