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「添い寝」のメリットとデメリット。赤ちゃんの死亡事故はどうしたら防げる?

眠る赤ちゃん

日本では、古くから「添い寝」の文化が根強く、赤ちゃんが生まれるとお母さんやお父さんと一緒に眠る家庭がほとんどだと言われています。

「添い寝」には、赤ちゃんが安心する・添い乳が出来るなどのメリットがあり、また日本の狭い居住環境では子供部屋を早くから確保することが困難であることから、「添い寝」がベストな睡眠環境だと考えられているのです。

そして現在では、海外でも「添い寝」の価値が認められ、「添い寝」を取り入れる家庭が増えているとも言われています。

しかしそんな「添い寝」ですが、実は赤ちゃんの突然死の原因となってしまう可能性も・・・
昨今、乳児突然死(SIDS)が問題視されていますが、「添い寝」によってその危険性を高めてしまうと言うデータも出されているのです。

そこで今回は、SIDSと添い寝の関係性を考えると共に、安全に「添い寝」をするためのグッズについて解説したいと思います。

1. 添い寝のメリット

添い寝にはお母さんにとっても赤ちゃんにとっても多くのメリットがあると言われています。
それでは、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

① 赤ちゃんが安心する

赤ちゃんにとってお母さんとは絶対的な存在です。そのお母さんの心臓の音を聞きながら眠ることは、赤ちゃんにとって最も安心できる環境だと言えるでしょう。

② お父さんとのスキンシップ

添い寝をすることで、仕事で帰宅が遅い父さんとも赤ちゃんがスキンシップすることが出来ます。例え赤ちゃんが寝ていても、赤ちゃんの寝顔を見ながらお父さんが眠りに付くことは、親子の絆を作るうえで、大切な時間だと言えるでしょう。

③ 急な高熱、熱性痙攣などの対応が出来る

夜中に起きる赤ちゃんの急な体調変化にもすぐに対応することが出来ます。
万が一、熱性痙攣を起こしたとしても、すぐに気づくことが出来るでしょう。

④ 添い乳が出来る

新生児のうちは、夜中も2時間おきに授乳を行う必要があります。
しかし添い寝をしていれば、寝たままおっぱいをあげることができ、お母さん自身が楽であると言えるでしょう。

2. 添い寝のリスク

悩む女性

上記のように、「添い寝」には多くのメリットがお分かりになったことと思います。
しかし「添い寝」には乳児突然死(SIDS)を含む、大きなリスクがあるとも言われています。

① SIDSの危険性が高まる

SIDSの原因は未だ特定されていません。
しかし、添い寝によるSIDSのリスクは約5倍だと言う研究結果もあり、その理由の一つとして二酸化炭素濃度と体温の変化が挙げられています。
お父さんお母さんと密接した状態で眠ることで、お父さんお母さんの吐き出した二酸化炭素を吸ってしまう。添い寝によりお父さんお母さんの体温が赤ちゃんに伝わり、赤ちゃんの体温が上がりすぎてしまう。
上記のリスクを減らすためには、赤ちゃんとある程度の距離を保ちながら「添い寝」をすることが必要だとされています。

② 赤ちゃんが窒息する危険性

とても悲しいことですが、SIDSの次に多い事故として挙げられるのが「赤ちゃんの窒息死」です。
お父さんお母さんが寝返りを打って、赤ちゃんを下敷きにしてしまった。
お父さんお母さんの布団が赤ちゃんの顔の上にかかってしまった。
大人用の軟らかいマットレスで赤ちゃんがうつ伏せ寝してしまい、窒息した。
添い乳しながらお母さんが寝てしまい、赤ちゃんが窒息してしまった。
など、お父さんお母さんが寝ている最中に、赤ちゃんが窒息してしまうケースが増えていると言います。

③ ベッドからの転落事故

昨今、増えているのが「ベッドからの転落事故」。
お父さん・お母さんがちょっと目を離した隙に赤ちゃんがベッドから落ちてしまった。
お母さんとお昼寝中に赤ちゃんが寝返りを打ち、ベッドから落下したなどが多いケースとなります。
落下防止用のアイテムを使用する、また落下しても安全なように床にクッションを敷くなどの対が必要となります。

3. 添い寝による事故を防ぐためには

それでは、上記のような「添い寝」による事故のリスクを減らすにはどうしたら良いのでしょうか?
出来れば赤ちゃんと同じ部屋で寝たいと言うお母さんのために、以下の対策方法をご紹介したいと思います。

① ベビーベッドを使用する

専門家は、添い寝のメリットとリスクを考慮したうえで、お父さんとお母さんが寝ているベッドの横に赤ちゃん用べビーベッドを置く方法を推奨しています。
赤ちゃんと同じ部屋で寝られるメリットもありながら、同じベッドの上で寝るわけではないので、窒息やSIDSのリスクが避けられると言う利点があります。

② 添い寝用枕を使用する

赤ちゃんの寝返り防止用クッションの中には、「添い寝」に特化した仕様のものが幾つかあります。
寝返り防止用クッションの場合、赤ちゃんの両端に10cmほどのガードが取り付けられており、お父さんお母さんが誤って赤ちゃんを下敷きにしてしまう危険性もありません。
また、赤ちゃんの寝返りも防げるため、うつ伏せ寝による窒息からも守ることが出来ます。

③ チェンジングプレイスを使用する

チェンジングプレイスとは、一般的な赤ちゃん用式布団の周りにゲージを付けられるクッションのこと。
そのため、床敷きの布団の上で「添い寝」をしたいと言うご家族にはピッタリの「添い寝」アイテムと言えます。赤ちゃんは赤ちゃん用のお布団で眠れるため、マットレスの固さも選ぶことが出来、窒息のリスクを少なくします。

4. まとめ

以上のように「添い寝」による事故の危険性について解説させていただきましたが如何でしたでしょうか?
赤ちゃんにとってもお母さんにとってもメリットが多い「添い寝」。
中には、「赤ちゃんが生まれたら、家族で川の字になって眠る」事を夢見ていた方もいらっしゃることでしょう。
そんな「添い寝」を安全に行うためにも、添い寝用のベビーベッドを使用するなど、対策を万全に行うことをおススメします。

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コラム出典:「添い寝」のメリットとデメリット。赤ちゃんの死亡事故はどうしたら防げる?
(by 子ある日和)