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【朗報】ホッチキス針は外さなくてもリサイクル可能!

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みなさんゴミの分別はどのくらいしていますか? 筆者の住む地域では「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「プラスチックゴミ」「危険ゴミ」など、細かく分けて捨てることが決められています。リサイクルできる「紙ゴミ」の時は、チラシやおたより、そして綴じてある資料はホッチキスを外して捨てていました。

しかし……、衝撃の一文が!

みなさん、この注意書きに気がついていましたか? 小さな頃からホッチキスを使ってきたはずなのに、全く気づいていなかったことに驚きです。今までに費やしたのは一体、何時間にのぼることやら……。

公式WEBサイトにも記載がありました

Q 紙についたホッチキス針はリサイクルの障害になりますか?1本1本外すのは手間がかかるのですが・・・

A 紙につけたままでもリサイクルに出すことができます

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ホッチキス針を製造しているマックス株式会社にも、リサイクルに関する質問が多く寄せられているようです。公式HPには、紙・パルプ業界の日本最大手「王子製紙(春日井工場)」まで見学に行った様子が掲載されており、「取り外す必要がない」と記されています。(参考URL:マックス株式会社 「古紙リサイクル時のホッチキス針について」

なぜ外さなくていいの?〜再生紙ができるまで〜

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  1. 回収:プレスされた古紙の塊を集める
  2. 解梱:バラバラにした古紙を巨大なドラムに運ぶ
  3. 離解:溶きほぐして繊維状にする
  4. 除塵:古紙に含まれた異物を取り除く ←ホッチキス針が取り除かれるのはココ
  5. 脱墨:インク粒子を取り除く
  6. 漂白

「他の企業では異なる場合があります」

との注意書きつきですが、製紙工場の工程を見ても、ホッチキス針はつけたまま「紙ゴミ」に出しても良いと分かりました。

こんな場合は?マックス株式会社に問い合わせてみました

でも、ホッチキスにも大きい針のタイプもあります。その場合はどうなんだろう……? というわけでお問い合わせページから質問をしてみたところ、こんな回答が返ってきました。

Q: タッカタイプのような大きな針の場合でもリサイクルは必要ないのですか?

A: ご質問頂いております「TG-A(N)」のタッカタイプでは3号針という規格の針を使用しております。こちらは今話題となっております10号針と同様に古紙再生の過程で支障はございません。ただし、「TG-A(N)」のメイン用途は、いすのカバー替えなど、木材への打ち込みに使用されています。

タッカタイプ

なるほど! こんな針の大きなタイプの場合でも問題ないそうです。少し意地悪な質問もしてみました。

Q: ホッチキス針はリサイクル可能とのことですが、ではなぜ、ホッチキス針を取り除く商品(リムーバ)を販売しているのですか? 取り除く必要はないのではないでしょうか?

このようなホッチキスを取り除く道具を「リムーバ」と呼んでいます。

A: 書類作成時、とじミスがあった場合に爪を傷つけることなく外せるように、リムーバを用意しております。また、各自治体・企業の方針で針を分別することが定められている場合もあります。リムーバがあることで、大量の除針作業も効率的に行えます。

ミスした場合や、爪にまで気をつかってくれるなんて、細やかな心遣いですね。さすがです。編集部ではこれからもマックス株式会社さんの商品を使い続けていこうと思います。ご丁寧に回答ありがとうございました!

これで疑問もスッキリです。ちなみに今回、「ホッチキスの針の捨て方」だけでなく、ホッチキス自体がめざましい進化を遂げていることが判明しました。座ったまま軽い力で80枚までとじられるタイプ、紙針を使用しているタイプ、クリーニング屋さんで洗濯物のタグ留めするのに最適なタイプ、電子ホッチキスなど。これでホッチキス針を取る時間だけでなく、分厚い資料を苦労してとじる時間からも解放されそうですね。

文:Kuu