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子どもの病気、ネットの検索結果を信じて大丈夫?

pixta_14811047_m親なら誰もが経験する子どもの病気。夜や休日に急に具合が悪くなる、なんて子どもが小さいと日常茶飯事。私の息子も、3歳くらいまで、毎月必ずと言っていいほど熱を出していました。冬のこの時期は毎年おう吐や下痢のカゼを引いていました。

赤ちゃんが初めての高熱! 不安になった私がやったことは……

とくに赤ちゃんの時、親自身も子どもの病気に慣れていません。

私の息子が初めて高熱を出した時も、
今すぐ救急病院に行くべき?
家でどうやってケアしてあげればいい?
とにかくわからないことだらけです。

そんな時私がまずやったことは、ネットで検索。「子供 熱 下がらない」といったようなキーワードで検索すると、たくさんの情報が出てきます。

目に留まるのは、腸重積や髄膜炎といった重篤な病気の話。

いつもと違う子どもの様子に心配な私は、そういうネットの情報を見てしまうと、自分の子どもが正にその病気にかかってしまったかも、と思ってしまいました。

といっても、自分はただの素人。結局わかりません。夜だったので、近所の病院が開くのは翌日。私は、保健師さんから紹介してもらった『小児救急でんわ相談(注)』に電話しました。

電話に出たのは看護師さん。直接話を聞いてもらえるのはありがたいなぁと思ったのですが、最後に言われたことは、
「あなたが子どもを見て、どうしても不安だったら、夜間の救急病院に連れて行ってください。」

隣にいた夫も何も言いません。結局はママである私が子どもの病気の責任を負わされているような気分。正直、新米ママにはつらかったです。

この時見たネットの情報も、電話の看護師さんの言葉も、間違っていたわけではないと思いますし、私を不安に陥れようとしていたのでもないことはわかっているのですが、いろいろな情報を集めようとした結果、かえって心配ばかりが大きくなってしまいました(数日後、息子はすっかり熱も下がって元気になったのですが)。

やっぱりネットで検索したくなります

それでも、子どもが病気の時にネットで検索するのは簡単、便利、なので今でもよくやっています。

最近ある医療情報サイトの信ぴょう性が問題となり、閉鎖されるニュースがありました。「子供 病気 嘔吐」のキーワードで検索すると、まさにその閉鎖されたサイトの記事が一番上に出てきました。子どもが病気の時、私が冷静に情報の信頼性を判断できていたか。気が付かないうちに、私もそのサイトの記事に頼っていたかもしれません。そう思うとちょっと怖いですね。

日本の状況はひどすぎるかも

この状況、私が今住んでいるヨーロッパと比べると、実はかなりひどいようです。

たとえば、イギリスだったら国民保健サービス(NHS)という国の機関が運営しているサイトがあり、パパママ向けに子どもの病気に関する情報を知ることができます。英語で「子供 病気 嘔吐」を検索すると検索結果1位でこのサイトが簡単に見つかります。

今私が住んでいるオランダでもイギリスと似たような感じです。オランダ語で同じように病気を検索してみると、オランダ小児科医師会が中心となって運営されているサイトが検索1位です。実際知り合いのパパやママは、病院にかかるよりも先に、サイトで病気を検索していることの方が多い、という話を聞きました。

どちらのサイトも、医師による記事のチェックはもちろんのこと、親など医療従事者ではない人にとって理解しやすいように配慮されています。私のような知識のないママから見ても、親しみやすく見やすいサイトで、内容もわかりやすいです。このようなサイトは、情報を必要としている人が、誰でも手間やお金を掛けなることなく、正しい情報を手に入れることができる、ということを目指しています。

ネットは便利、だけど気を付けて!

日本では、正しい情報も間違った情報も混在してしまっていて、知識のない人が必要な情報を得ようと探しても、正しい情報にたどり着くのは難しくなっています。

病気の検索をするときは、このことをちょっと思い出してから、ネットを使ってほしいです。みなさんは、子どもの病気についてどんな方法で調べていますか。

(注)小児救急でんわ相談は、厚生労働省が全国で提供しています。直接医師や看護師に相談できるので、適切なアドバイスが受けられます。電話よりもネットで検索する方が簡単に感じるパパやママが多いと思いますが、このサービスも覚えておくといいと思います。

参考: NHS Choices (イギリス)

Mijnkinderarts.nl(オランダ)