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デビュー25周年のCharaが語る子育て「完璧なママではいられないけど、いつもあなたを愛しているよ」

ふたりのお子さんを育てつつ、今年、デビュー25周年を迎えた大人気ミュージシャン・Charaさんが、ママスタに登場!

11/16に、25周年記念の初となるオールタイムベストアルバム『Naked & Sweet』が発売となりました。

デビュー当時から「愛」をテーマに曲を作り続けてきたCharaさんですが、3枚組のこのアルバムは、Charaさんのミュージシャンとしての25年だけではなく、恋愛・結婚・出産・子育て……ご自身の25年分の人生も詰まったアルバムとなっています。

『Naked & Sweet』に収録された曲のなかには、娘さんや息子さんを出産し、育んでいく間に作られたものもたくさん入っています。ママスタでは、出産・子育て中に作られた楽曲に込められた思いや、Charaさんの“ママ”としての一面に迫るインタビューを行い、ここでしか聞けない貴重なお話をたくさんうかがってきました。

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――現在、アーティストとして活動しながらも、二児の母として育児に励まれているCharaさんですが、Charaさんの人生の中で妊娠・出産は、どんな出来事でしたか?

上のお姉ちゃんを妊娠したときは、まさか子どもができるとは思ってなくて「あ、妊娠してた!」という、驚きつつのお迎えだったんですね。だから、妊娠が先で結婚が後。順番が逆というところで、心構えができるまでに少し時間がかかりました。
26歳だったので、身体的には良い年齢だったと思うんですけど、実は、妊娠が発覚した日が武道館ライブの当日で(笑)。

近所のおばあちゃん先生がやっている産婦人科に行ったら妊娠が発覚して、「3ヵ月くらいかな」なんて言われて。「やっほー!」と思ったけど、「あれ? そういえば今日武道館じゃない?」と(笑)。

――それが、今回の『Naked & Sweet』の特典映像に収録されている「伝説の武道館ライブ」の日なんですね。当時はどんなことを考えていらっしゃったのでしょう。初めての妊娠ということで、不安はありましたか?

いろいろ乗り越えなければいけないことがあって、不安でした。当時はまだ、妊娠をしてライブをやったりツアーをやったり、歌を力強く歌ったりしながらミュージシャンを続けている方がいらっしゃらなかったので、誰かに相談することができなかったんです。だから、自分が一番の実験台になるしかないなと思って。「周囲にあまり迷惑をかけないようにするにはどうしたらいいのかな?」って、すごく考えましたね。

でも、音楽活動をすることは自分の生活の一部になっていたので、それをなくさなくてもやっていけるだろうと感じたし、なにより「母体になって歌を歌うってどんな感じなんだろう」と思ったんです。妊娠という神秘的な出来事を実験するというか、子どもがお腹にいることで、私の歌にどのような影響があるんだろう、と考えながらスタートしたのが、私の妊婦生活ですね。

――やはり、妊娠していないときと、しているときとでは、歌にも違いがありましたか?

体の中に、自分とは違う生命体がいる状態では、やっぱり守ろうとしますよね。歌を歌うときって、実はいろんなところに力を入れて呼吸をしてるんです。妊娠中は体にもいろいろ負担があるので、いつもと違ったところに力が入りやすくなるのかも、と思ったけど、案外自然に、力まずに歌えていました。大きな声を出すと、お腹の中で赤ちゃんが伸びをしたりするから、「大丈夫かな?」と思いながら……。「お腹の中の赤ちゃんと一緒に歌っている」という感覚でしたね。

――妊娠・出産というのは非常に大きな経験だと思いますが、その後、Charaさんの作詞・作曲にも影響がありましたか?

子どもが生まれた後は、歌を作ることに対して「責任」というのをすごく感じるようになりました。自分の活動は子どもにも見られるし、「ママの作品」と言うか、歌を作って歌うことって、話をしたり、手紙を書いたりすることとかと同じじゃない? 「伝えたい」っていう気持ちがわかっちゃうから。作品として出したものは後から引っ込めたりはできないし、すっごく責任があると思いましたね。

歌詞なんかは、独身のころよりも素直になってるのかな。独身のころは、「シンプルな言葉はみんな使ってる。『Charaっぽい』と思われるようなオリジナリティを追求したい」という考えがあったんですが、出産してからは、「そうじゃなくて、人と同じことでもやり方はそれぞれあるし、みんな同じ声でもないしな」と思うようになって。だから、“シンプルな、どこにでも落ちてるような言葉”を使うことが多くなりました。

――ベストアルバム『Naked & Sweet』に収録されている曲の中には、娘さんと息子さんにまつわる曲もあるそうですが。それぞれのお子さんのことも聞かせていただきたいです。

1枚目に入ってる「Tiny Tiny Tiny」は、娘を妊娠して9ヶ月の時に書いたもので、この曲は私にとって、家族の出発の曲なんです。2枚目の「レモンキャンディ」は、娘が6歳のときに、父親が娘の長い髪をとかす姿を見て、「美しいな」と思って作った曲ですね。

その娘もいまや22歳。年頃になってきて、なんか面白いですよ(笑)。一緒に並んでお化粧したりとか、洋服のアドバイスやシェアができたりね。たまたま音楽の仕事をしてるから、買う服なんかも、娘と情報交換しやすいし、逆に、ママから影響を受けることがあっても面白いなと思う。

やっぱり、年頃になってきて、恋をしたりするし、母親なのでそれを感じたりするのね。本人のメンタルの部分なので立ち入りすぎず、でも相談されたらすごく親身になるという姿勢ではいたいなと思うんだ。あとは、健康面には気をつけてあげたいなと。

2枚目の「大切をきずくもの」は、息子が誕生した時の曲ですね。3枚目の「世界」って曲は、彼がドラムを叩いてます。
うちの息子は、すごく元気で面白い子なんだけど、やっぱり学校での集団生活では、自分の思い通りにはならないこともあったりするみたい。「こんな元気な子でも落ち込むことがあるんだ」なんてときもあったけど、わりと落ち込んでいるときほど逆にいつも通りにしているようなところがあるんですよね。そんなときって、親は適当にお日さまみたいな感じでいたほうが良いかなと思うし、逆に息子も、そのほうが泣きたいときに泣けるかもしれないですね。

――アーティストとママを両立する中で、意識されていたことはありますか?

いやぁ、「アーティストだから」とかではなくて、子どもにとってはただの“ママ”でいいと思っていたんです。就学前は、よく現場やライブツアーにも連れて行ったりしていたけど、子どもにとってはCharaだろうがなんだろうが、“ママ”でしかないんだから。

近所付き合いや、学校のママさん達の付き合いとかも普通にやりましたよ。うちは、普通に近所の公立の学校に入れていたので、いろいろ役員とかまわってくるじゃないですか? 特別扱いは違うと思ったから、それはやろうと思ったし、他にもやれることはやろうと。

――ご自身がミュージシャンとして活躍されているということで、お子さんの音楽の才能を伸ばしたいという考えなどはありましたか?

子どもたちのそれぞれの個性が違うので、そういうことはあんまりしなかったですね。ただやっぱり、家の中でも自然にセッションをすることがあって、息子はとくに、それが私とのコミュニケーションツールになるみたいですね。16歳になった今でも、「セッションしよう」と言ってくるから、「かわいいところあるじゃん。まだお母さんに言ってくるなんてさぁ」と思うところもありますね。「ええ、めんどくさいよー」と思う事もあるんだけど(笑)。

お姉ちゃんはね、楽器ができないんだよね。音楽はやったらいいのにと思うけど、きっと私と比較されるから嫌なんじゃないかな。ミュージシャンの子って、「できて当たり前」だと思われてるからね。

――子育てをする中で、心掛けていたことはありますか?

言葉で気持ちを伝えるのが難しいときは、子どものことを抱きしめたりしていたと思うし、お母さんはやっぱり、「子どもから試されるとき」ってあると思うんですよね。

どんなときでも、「お母さんは、あなたを愛してるよ」という誠意を出すことが大事なので、「これは、試してるな」「試されてるな」と感じたときには、できるだけ「オッケ~!」と言って受け止めるようにしていたし、それは今でもそうしていますね。

そしていつでも、一応、マジで向かい合ったり、話を聞くという姿勢は、今でも続けています。完璧なママではいられないと思うので、「いつも一生懸命」というところを見せておくのが大事だと思ってたかな。「ママはママらしく、あなたはあなたらしく、一生懸命生きてね」と思いながら、「もしちょっと疲れたときには、お母さんが美味しい物作るから、いつでも帰っておいでね」って感じがいいよね。

――Charaさんにとって、「子育て」とはなんですか?

私は、ミュージシャンとしてゼロから物を作っていく仕事をしているけど、子育てもそれに近いと思うんです。親って、子どもにとって一番身近で、一番影響力のある存在じゃないですか。ゼロから言葉を覚えて、コミュニケーションを覚えて行くなかで、絵本を選ぶセンス、お洋服を着こなしていくセンス、お食事する前にどんな風にテーブルをセットしていくとか、お花をもらったら「このお花は、なんとかって名前で花言葉はね…」とか、全ての影響は親から受けるわけだから。あと、親のいろんなところを見て「これは違うな」というのも、学んでほしいと思う(笑)。

――もし、もう一度妊娠・出産が経験できるとしたら、「今度の子育てではこれをしてみたい!」ということはありますか?

もう一回出産、したかった~! もし、もうひとり産めるとしたら……マジでミュージシャンとか育ててみようかな?(笑)ふたりのときは、全然そういうことを意識してなかったから。

あと、マタニティスイミングに行ってみたい! みんなバタフライ泳げるようになるんだって。かっこいいじゃない? お腹が大きくてトドみたいな見た目なのに、バタフライが泳げるようになるんだよ。私、お友達からその話を聞いて、すごく憧れてるの(笑)。

――最後に、ママスタを見ているママ達へのメッセージをお願いします。

子育ては、ママに余裕があったほうが絶対にいいです。だから、パパも頑張ってくれるように、パパにちょっと気を遣うのが大事かもね。つまり、「パパを褒める」!褒めて伸ばして。パパをちゃんとパパになるように仕向けて、それがママの楽に繋がります(笑)。

パパがいない方はいない方で、それは本当に大変だと思います。私も途中からは一人だったし……。けど、おばあちゃんもいたし、ママ友もいたからなんとかなりました。相談できる人がひとりでもいたら全然違うと思うから、周りの人に甘えてほしいと思う。でも、ひとりの意見が正解ではないことが多いから、できれば三人以上から意見を聞いた方がいいかもね。
あとは一緒に楽しめる絵本や、楽しめる音楽だったり……を見つけて、楽しんで子育てをしてください。

現在、育児に奮闘しているママの中にも、「Charaさんの曲を聴いて独身時代を過ごしてきた」という方は多いと思います。

その当時聴いていた曲も、結婚・出産を経験してから聴くと、また違った印象になるのではないでしょうか。
今回のオールタイムベストアルバム『Naked & Sweet』の中には、今回語っていただいたように、ママになってからのCharaさんが作った曲がたくさん収録されています。

昔からファンだったという方も、そうではない方も、ママになったCharaさんの歌声に、ぜひ耳を傾けてみてください。

Charaさんの幼少期についてはこちらへ!

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『Naked & Sweet』通常盤ジャケット

Chara 25th Anniversary
ALL TIME BEST
「Naked & Sweet」
2016.11.16 in stores

【初回生産限定盤】

3CD(Blu-spec CD2)+DVD ¥5,000+消費税

※三方背スリーブ仕様

【通常盤初回仕様】

3CD(Blu-spec CD2) ¥3,700+消費税

【Chara 25周年特設サイト】http://charaweb.net/25th/

【Chara公式Instagram】https://www.instagram.com/chara_official_/

【Chara公式twitter】 https://twitter.com/Chara_xxx_

 

ライター 上原かほり