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『ババァ、ノックしろよ!』子どもの心にもドアがあることを予習してみよう

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最近、小学三年生の娘は、「それは言いたくない」「それは教えない」「それは聞かれたくない」など、親との距離を自分で作ってくるようになりました。「今までは素直に答えてくれたのに」というさびしさもありつつ、「こんなもんだよなあ。成長してるってことよね」とも思います。
母子が完全一体だった胎児から、この世に生まれ、育つ過程で、徐々に子供は子供だけの自分の部屋を、心の中に作っていくんですね。

■子どもの心の部屋のドア

小さい頃、子どもの心の部屋は、フルオープン。ドアなんてありませんでした。何が子どもにとって大切なものか、何が子どもを傷つけているか、今楽しいのか、今悲しいのか、一目瞭然だったあの頃。すべてを共有していたから、なんでも聞けたし、なんでも言えたし、それを子どもも待っていた。でも、今は違う。違うけれど、子どものドアが半透明になるスピード、ちょっとずつ閉められていくスピードに親はついていけず、あの頃のまま接してしまう。ついノックもせずにドアを突然開けてしまうのですね。

私のいとこは、「娘の気持ちが、小学校一年生までは100%わかった気がしていたけど、二年生からだんだんに不透明になっていった」と表現していました。当時妊婦だった私には「そんなもんなんだ。」とピンときませんでしたが、今ならわかります。二年生から不透明に(涙)。言葉の使い方もうまくなり、本心を見抜けないこともたまにあります。

■子どもから見た母親のエピソード集『ババァ、ノックしろよ!』

そんな私、こんな本を見かけました。

TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の一コーナー「ババァ、ノックしろよ!」で紹介された60のエピソードが収められた本です。子ども側の目線から見たお母さんのお話で、「なんで母親はこんな無神経なことをするんだ!」という文句を含めて面白おかしく紹介されています。

乳幼児を子育て中のママさんには少し早い話題かもしれませんが、子どもの心にどこまで踏み込むか、という問題については、乳幼児期からの流れの先にあるので、先取りして読むのもおもしろいかもしれません。

思春期がきたら、「ドアをノック」。今目の前の子どもは体のサイズだけ大きくなっているのではない、と頭でわかっていても踏み込んでしまう親の過干渉。意識するだけでず子どもの自尊心は守られ、逆に親子関係がよくなるのかもしれませんね。もちろん、親としてノックせずに踏み込まなければならないこともあるのは承知していますが。

この先ティーンに向かう娘の母親としては、自戒をこめて読みたい一冊です。

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