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束の間の休息を楽しむママが、ゴールキーパーになった日

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ワールドカップに向けて、サッカーの試合をテレビで見ることが増えてきました。PKのシーンで感じる、ゴールキーパーの緊張感。右か、左か、ど真ん中か、一か八かの賭けで手をめいっぱい伸ばして飛んでいく…

ゴールキーパーを見るたびに思い出す、恥ずかしい経験があります。

■ママの休息。文化的で完璧な昼下がりが…

それはある夏の日、たまたまパパが家にいた日曜日の昼下がり。子供を預けて、私は一人で普段なかなかできない文化的な(?)活動をしようと、代官山の某大手レンタルショップに向かいました。普段は娘と一緒に本屋さんに行っても、最近は絵本に夢中になっている子供に声をかけて連れ去る悪者もいるらしいので、絵本コーナーからなかなか離れられません。大人の本を見るときは、せいぜい裏の棚か近くの棚で、それもちらちら娘の姿を確認しながらになります。なのでこの日は喜び勇んで、大人の本をチェックしていました。そしてコーヒーを飲んで、完璧な昼下がりが終わる、はずでした。

レンタルショップの裏に駐車場があります。徒歩なのですが、そちらの出口から出たほうが帰り道が近いので、カンカン照りの真夏の駐車場を歩いていました。スーパーにも寄りたいし、と少し早歩きで。

この「少し早歩き」が忙しいママの悲劇を生みました。

■突然の悲劇!

少し早歩きが小走りになったところで、私は駐車場の車止めにつっかかってしまったのです!

次の瞬間、私はサッカーのゴールキーパーのように右上に向かって飛んでいました…両手を空にむけて(笑)。よく事故にあった瞬間などに「走馬灯のように」人生が駆け巡る、とかスローモーションのように景色が見えた、という話を聞きますが、まさにそれ。円を描くように宙に舞う私。でもここは、アスファルトの駐車場。ヤバイ。そう思った瞬間!

私が落下しそうな場所に、オシャレなグラフィックデザイナー的な男性が! 私は、体ごとその男性に体当たり! 体当たりどころか落下中の重力で体重以上の重さだったと思います。

たまたま大柄な方だったので、その方まで一緒に吹っ飛ぶということはなく、咄嗟に支えていただいたのは不幸中の幸い。私は膝下10センチのあたりをザザザザ―・・・とアスファルトにぶつけ、軽症ですみました。

男性は、あまりにびっくりしたのか、無言で、3秒くらい時が止まったようで「す、すみません!!!」と謝る私から、逃げるように去っていきました。

怪我をした膝下は後から2センチくらい盛り上がるほどの青あざになっていましたので、あの時、もしあの男性がワンクッション作ってくれなかったら、もっと大けがだったかもしれません。もし大柄な男性ではなく小柄なおばあさんや小さいお子さんだったら…危なかった‥。本当に申し訳ありませんでした。

■母はそれでも

そして私は、血だらけの膝をおしりふきシートでふき、立ちあがり、スーパーへと向かったのでした。

ゴールキーパーってすごい。その日からサッカーを見るたびに思います。